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#0050『サイコ』アルフレッド・ヒッチコック監督 1960年アメリカ

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#0049『コレクター』ウィリアム・ワイラー監督 1965年アメリカ

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#0048『ファミリー・プロット』アルフレッド・ヒッチコック監督 1976年アメリカ

ファミリープロット

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監督:アルフレッド・ヒッチコック
原作:ヴィクター・カニング
脚本:アーネスト・レーマン/エルモア・レナード
撮影:レナード・J・サウス
特殊効果:アルバート・ホイットロック
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:カレン・ブラック/ブルース・ダーン
    バーバラ・ハリス/ウィリアム・ディヴェイン
    エド・ローター/キャスリーン・ネスビット
    チャールズ・タイナー/キャサリン・ヘルモンド
    エリザベス・ブルックス

   詳しい作品情報はこちら
    ⇒allcinema
    ⇒IMDb(英語)


ネタバレですよ

50作を超える映画を撮ったヒッチコック最後の劇場用長編。監督76歳の作品であり、亡くなる4年前ということになる。

1976年といえば、中学三年生のころ。結構、映画館にも足を運び出していた頃で、この作品はロードショーを観た記憶がある。今から考えると、ヒッチコック監督の作品をひとつでもリアルタイム観れたというのは幸せなことである。だが、内容はというと、中学生に満足に理解できる作品でもなく、シャンデリアに貼り付けたダイヤモンドと黒尽くめのカレン・ブラックが記憶に残っているくらいのもの。

この映画は二組の男女の物語だ。

一組は、インチキ霊媒師ブランチ(バーバラ・ハリス)とその恋人でタクシー運転手ジョージ(ブルース・ダーン)。金持ち相手のインチキ霊媒で小金を稼いでいるチンピラカップルである。 ジョージはインチキのための情報収集役を務めている。

もう一組は、表向きは宝石商ながら裏では誘拐を生業としているアーサー(ウィリアム・ディヴェイン)とその愛人フラン(カレン・ブラック)。 こちらは、筋金入りの大悪党だ。

実はある大富豪の老婆が遺産相続人として、昔手放した息子であるアーサーを探している。ブランチが1万ドルの謝礼目当てに人探しを請け負っているのだ。ところが、アーサーコンビは実業家や司教を誘拐し、身代金として高価な宝石をせしめている真っ最中。 当然、自分たちをかぎまわるジョージとブランチは邪魔であり、危険を感じる。

観客は両方のカップルを同様に見ているが実際に二組が直接関係を持つのは後半、ほとんど映画も終わりにかかる頃。ブランチとアーサーが直接合間見えると、一気にドラマは盛り上がる。このあたり、実にテンポが良い。

この作品、ラストシーンは、かなり変わっている。あれれ?ヒッチコック監督にしては露骨にご都合主義?という感じだし、ブランチがカメラ目線でウィンクまでする。 しかし、このウィンクを見て初めて気がついた・・・

この作品って、コメディ・・・なのね。

「ずいぶんとコメディ”タッチ”の作品だなあ」と思いながら観ていたのだが、”タッチ”ではなくこれはコメディそのものだ。
「ヒッチコックのコメディ」というつながりが頭の中になかったため、ラストシーンを見るまで気がつかなかったとは、先入観は怖い。。。というより単なる大間抜けだ。すみません。(改めて、IMDbみるとちゃんとComedyって書いてあった・泣)

そういえば、コメディ要素がいっぱいじゃないか。

そもそも、インチキ霊媒コンビのチンピラぶりと誘拐犯コンビのシリアスな大悪党ぶりのコントラストがかなりおかしい。たかだか、1万ドルのために必死に追いすがるインチキ霊媒コンビを、誘拐犯コンビが追っ手と勘違いしてこれまた必死で始末しようとするというシチュエーションも抜群。緊迫したカーアクションの最中もしっかりとドタバタアクションで笑わせてくれるし、ブランチとジョージの会話はちょっとセクシーで粋なやり取りが満載だ。

そうすると、ラストカットのウィンクは

「どうだケッサクだっただろ?」

というヒッチコック自身からのメッセージだな。

これが最後と本人が考えていたかどうかは知らないが、ウィンクひとつ残して我々の前から去っていくなんて、いかにもヒッチコックらしくて素敵ではないか。

今夜はスタンディング・オベーションだぜ!★★★★★

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テレンス・スタンプ、新作映画でついにアンジェリーナ・ジョリーと共演

【テレンス・スタンプ、新作映画でついにアンジェリーナ・ジョリーと共演(シネマトゥデイ 6/28)】よりにほんブログ村 映画ブログへ

テレンス・スタンプ、素敵ですね。『私家版』とか『イギリスから来た男』とか、良かったですね。20年後のロールモデルだなぁ。

そして、昨日『コレクター』を観終わって感想執筆中なのですが、若い頃のスタンプがまた良い。(オショさん、『プリシラ』はまだ借りれない)

この記事で、アンジェリーナ・ジョリーと共演するというのはさておき、『Mr.&Mrs.スミス』で、テレンス・スタンプの登場シーンが全部削除されていたってご存知でした?知ってる?有名な話?

私は全然知らなかったのでIMDbのトリビアになんか載ってるかと思って調べてみたところ、

「オリジナル編集では、ジャクリーン・ビセットとテレンス・スタンプが悪役としてエンディングに登場するはずだった。しかし、それがボツになり、代わってアンジェラ・バセットとキース・デイヴィッドが起用されることになった。しかし、ラストシーンの悪役との対決というシーン自体が不要になったため、それもボツになった。」

とあるじゃないですか。

実は記事にしてませんが、『Mr.&Mrs.スミス』は劇場で見てます。かみさんにミサイルぶっぱなすようなおバカ映画のくせに、テレンス・スタンプをボツにしおって・・、しかもジャクリーン・ビセットまで。。納得できん。次の作品では思い知らせてやれ、スタンプ爺!ちょっと悔しかったので記事にしておきました。

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#0047『デストラップ/死の罠』シドニー・ルメット監督 1982年アメリカ

デストラップ
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監督:シドニー・ルメット
製作:バート・ハリス
製作総指揮:ジェイ・プレッソン・アレン
原作:アイラ・レヴィン
脚本:ジェイ・プレッソン・アレン
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
音楽:ジョニー・マンデル
出演:マイケル・ケイン/クリストファー・リーヴ
    ダイアン・キャノン/アイリーン・ワース
    ヘンリー・ジョーンズ/ジョー・シルヴァー

※リンクしていただいている”豆酢館”さんに、素晴らしい記事を発見!トラックバックのため、”カルトでも、インディーズでも、アートでも(C.I.A)”より転載いたしました。

アイラ・レヴィン原作による舞台劇を映画化したスリラー作品。
最近発表する芝居がことごとく失敗に終わり、キャリアの危機を迎えている大物劇作家シドニー(マイケル・ケイン)。今度の新作も案の定観客からも評論家からも評価は散々。自暴自棄になっているところに、彼の講義を聴講した学生クリフ(クリストファー・リーブ)からシナリオが送られてくる。このシナリオが完璧な出来であることから、シドニーはクリフを自宅に呼び寄せて殺し、シナリオを自分のものにしようとする。妻マイラ(ダイアン・キャノン)はなんとかシドニーを思いとどまらせようとするのだ・・。

映画の舞台は、下り坂の大物劇作家シドニー・ブリュールの自宅のみ。場面設定とストーリーはいかにも舞台劇らしいのですが、その視線は間違いなく映画の視線ですねぇ。

特に、シドニーがクリフを電話で呼び寄せるシーンは、電話をかけながらぐるぐると歩き回るシドニーを円の中心から撮影し、心配そうに見守るマイラが時々写ります。シドニーの会話の内容、そこから彼の真意を推し量ろうとするマイラの表情の変化、それに加えてぐるぐる回る画面、のマッチングがとても面白いシーンです。

また、コレクションしている舞台小道具を見せるフリをしてクリフに手錠をかけたシドニーと、危険を察知して「彼女からもうすぐ電話がかかってくるはず」ととっさにシドニーを牽制するクリフ。そして、成り行きを見守るしかないマイラ。クリフ殺害のシーンをこの三人のクローズアップでつないで見せるシーンも実に効果的でサスペンスフル。

ストーリーはその後二転三転しながら思いもかけない展開を見せます。テンポ良く展開し、最後まで中だるむことなく楽しませてくれました。これは間違いなく傑作だと思います。

主演のマイケル・ケインは表情・仕草どれをとっても腹黒さ満々の怪しい様子が好演ですが、ちょっと意外だったのはクリフ役のクリストファー・リーヴ。いわずと知れたスーパーマン役者ですが、かなりいい感じなんですよね。表情の変化が細かくて感情表現豊かで、演技がうまい。

本作の1982年と言う年は『スーパーマン2』(81)と『スーパーマン3』(83)の間の年で、スーパーマン人気は頂点から下降に向かっていたころでしょうか。その後、スーパーマン人気の下降とともにクリストファー・リーブの人気も下がり、脱スーパーマンイメージを模索していましたが、1995年に落馬事故で全身不随に。奇跡的な回復が見込まれた2004年に心臓麻痺で急死。。。。これだけ良い役者だったのにツキがなかったとしか言えませんよね。残念なことです。

ちなみに、マイラ役のダイアン・キャノンは、かの名優ケーリー・グラントの元奥さんでございます。★★★★☆(ラストはいまいち気に入らないんですよ)

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デストラップ 死の罠

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フィルム・ノワールINDEX

フィルム・ノワール作品INDEX

以前、”オールド・ムービー・パラダイス!”でフィルム・ノワールの特集をやりましたが、INDEXだけ名画座に移しておこうと思います。以下、旧ブログ掲載時のまま転載します。にほんブログ村 映画ブログへ

フィルム・ノワールの特集を終えたので、「フィルム・ノワール作品INDEX」なるものを作ってみました。ランク50まではIMDbのFilm-Noir Best50に拠っております。その中に入っていないもの(※印)10本を含めると全部で30本のノワール作品を見たことになります。こうしてみるとまだまだ有名作品を見逃してるなぁ。

しかし、こうして何本か見てみると、一口に『フィルム・ノワール』といってもいろいろなタイプの作品がありますね。もともとジャンルわけの難しい分野でもあるので、人によっても見解はさまざまなようです。

私の場合は、こんなものを感じる作品をフィルム・ノワールとしたいのです。
   ・善悪混沌とした中でだんだん追い詰められて逃げ場が無くなっていく感じ
   ・屈折した登場人物
   ・白と黒の切れ味鋭い映像とカメラワークのこだわり
   ・狂気をはらんだシチュエーション
   ・女→よく言われる”ファム・ファタール”でなくてもいいのです。作品の中にビシッと位置づく女の存在。
   
そういう観点からいくと、30本観た中で特に印象に残ったのはこんな作品。どれも甲乙つけがたいのですが、上の5項目で●◎○つけてみるとこんな感じかな。この7作品は当然5項目全てについて素晴らしい。その中での相対的印象です。●は◎中でも最高!なポイント。

『深夜の告白』 ビリー・ワイルダー監督 ◎◎○○●
『アスファルト・ジャングル』 ジョン・ヒューストン監督 ●◎◎◎○
『暗黒街の弾痕』 フリッツ・ラング監督 ●○◎◎◎
『白熱』 ラオール・ウォルシュ監督 ○●○◎○
『サンセット大通り』 ビリー・ワイルダー監督 ◎◎○●○
『探偵物語』 ウィリアム・ワイラー監督 ◎◎●○○
『黒い罠』 オーソン・ウェルズ監督 ◎◎●◎○

リストにもいくつか見えるヒッチコック作品ですが、IMDbベスト50に入っているものは敬意を表してそのままにしています。ヒッチコックがフィルム・ノワール作家に影響を与えたことは間違いないようですが、ここではその他の作品(『めまい』とか)は含めませんでした。というのも、ヒッチコックは追い詰められた暗さ・狂気見たいなものとちょっと違うと思うんですよね。本人も作品も。本人のイメージが強いんだと思うんですけど、なんかこう余裕があって、センスのいい大人のいたずらを楽しんでいる感じ。。。ちょっとフィルム・ノワールって感じじゃないんだなあ。ということではずしました(完全に個人の好み)。にほんブログ村 映画ブログへ

日本語タイトルのリンクからは、当ブログの記事へ、英語タイトルのリンクからはIMDbの作品ページ(英語)へいけますので是非ご利用下さい。

ランク
邦題 原題(製作年) 監督
1 サンセット大通り Sunset Blvd. (1950) ビリー・ワイルダー
2 M M (1931) フリッツ・ラング
3 第三の男 Third Man, The (1949) キャロル・リード
4 深夜の告白 Double Indemnity (1944) ビリー・ワイルダー
5 マルタの鷹 Maltese Falcon, The (1941) ジョン・ヒューストン
6 黒い罠 Touch of Evil (1958) オーソン・ウェルズ
7 見知らぬ乗客 Strangers on a Train (1951) アルフレッド・ヒッチコック
8 三つ数えろ Big Sleep, The (1946) ハワード・ホークス
9 汚名 Notorious (1946) アルフレッド・ヒッチコック
10 地獄の英雄 Ace in the Hole (1951) ビリー・ワイルダー
11 仮面の米国 I Am a Fugitive from a Chain Gang (1932) マーヴィン・ルロイ
12 現金に体を張れ Killing, The (1956) スタンリー・キューブリック
13 過去を逃れて Out of the Past (1947) ジャック・ターナー
14 成功の甘き香り Sweet Smell of Success (1957) アレクサンダー・マッケンドリック
15 疑惑の影 Shadow of a Doubt (1943) アルフレッド・ヒッチコック
16 失われた週末 Lost Weekend, The (1945) ビリー・ワイルダー
17 狩人の夜 Night of the Hunter, The (1955) チャールズ・ロートン
18 白熱 White Heat (1949) ラオール・ウォルシュ
19 悪魔の往く町 Nightmare Alley (1947) エドマンド・グールディング
20 ローラ殺人事件 Laura (1944) オットー・プレミンジャー
21 Set-Up, The (1949) ロバート・ワイズ
22 キー・ラーゴ Key Largo (1948) ジョン・ヒューストン
23 ボディ・アンド・ソウル Body and Soul (1947) ロベルト・ロッセン
24 街の野獣 Night and the City (1950) ジュールス・ダッシン
25 暗黒街の顔役 Scarface (1932) ハワード・ホークス
26 復讐は俺に任せろ Big Heat, The (1953) フリッツ・ラング
27 拾った女  Pickup on South Street (1953) サミュエル・フラー
28 汚れた顔の天使 Angels with Dirty Faces (1938) マイケル・カーティス
29 殺人者 Killers, The (1946) ロバート・シオドマク
30 郵便配達は二度ベルを鳴らす Ossessione (1943) ルキノ・ヴィスコンティ
31 孤独な場所で In a Lonely Place (1950) ニコラス・レイ
32 その女を殺せ Narrow Margin, The (1952) リチャード・フライシャー
33 アスファルト・ジャングル Asphalt Jungle, The (1950) ジョン・ヒューストン
34 拳銃魔 Deadly Is the Female (1950) ジョセフ・H・ルイス
35 緋色の街 Scarlet Street (1945) フリッツ・ラング
36 上海から来た女 Lady from Shanghai, The (1947) オーソン・ウェルズ
37 飾窓の女 Woman in the Window, The (1944) フリッツ・ラング
38 激怒 Fury (1936) フリッツ・ラング
39 拳銃貸します This Gun for Hire (1942) フランク・タトル
40 大時計 Big Clock, The (1948) ジョン・ファロー
41 ギルダ Gilda (1946) チャールズ・ヴィダー
42 歩道の終わる所 Where the Sidewalk Ends (1950) オットー・プレミンジャー
43 月光の女 Letter, The (1940) ウィリアム・ワイラー
44 死の接吻 Kiss of Death (1947) ヘンリー・ハサウェイ
45 深夜復讐便 Thieves' Highway (1949) ジュールス・ダッシン
46 ブロンドの殺人者 Murder, My Sweet (1944) エドワード・ドミトリク
47 ミルドレッド・ピアース Mildred Pierce (1945) マイケル・カーティス
48 真昼の暴動 Brute Force (1947) ジュールス・ダッシン
49 裸の街 Naked City, The (1948) ジュールス・ダッシン
50 必死の逃亡者 Desperate Hours, The (1955) ウィリアム・ワイラー
暗黒街の弾痕 You only live once (1937) フリッツ・ラング
ストレンジャー The Stranger (1946) オーソン・ウェルズ
ガス燈 Gaslight (1944) ジョージ・キューカー
記憶の代償 Somewhere in the Night (1946) ジョセフ・L・マンキウィッツ
消された証人 Tight Spot(1955) フィル・カールソン
仕組まれた罠 Human Desire (1954) フリッツ・ラング
都会の牙 D.O.A (1950) ルドルフ・マテ
非常の罠 Killer's Kiss (1950) スタンリー・キューブリック
郵便配達は二度ベルを鳴らす The Postman Always Rings Twice (1946) テイ・ガーネット
アメリカ映画以外のフィルム・ノワール作品
フランス いぬ Le Doulos(1963) ジャン=ピエール・メルヴィル
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

スペインで映画館が一斉休館

【スペインで映画館が一斉休館(シネマ・トゥデイ 6/27)】 よりにほんブログ村 映画ブログへ

上映作の4本に一本を強制的にスペイン映画かヨーロッパ映画にする法律に反対して、スペインの映画館が一斉ストライキだそうです。映画館側は、売れないスペイン映画を上映させるなら損失分を補填しろというミもフタもない主張。

そういえば、フランスやイタリアなど素晴らしい映画大国に隣接してスペインの影が薄いのは事実ですね。スペインの監督といえば誰を思い浮かべます?

まずは、カンヌ映画祭でも話題になった『ボルベール<帰郷>』を撮ったペドロ・アルモドバルでしょうね。このブログでも『トーク・トゥ・ハー』を取り上げました。そして、ニコール・キッドマン主演の『アザーズ』や、2005年アカデミー外国映画賞を獲得した『海を飛ぶ夢』のアレハンドロ・アメナバール。他では、『ベル・エポック』のフェルナンド・トルエバ、『あなたになら言える秘密のこと』のイザベル・コイシェ、10年に一本しか映画を撮らないヴィクトル・エリセ(『ミツバチのささやき』『エル・スール』)、古くは怪作『アンダルシアの犬』のルイス・ブニュエル。。。

一生懸命思い出してもやっとこのくらいということは、やはり世界に通用する人材層としては薄い。

今回の法律と同様のものでは、韓国がスクリーンクォータ制度という自国映画保護政策をとっていて、映画館は年間で一定日数以上韓国映画を上演する必要があります。昨年この基準日数が146日から73日に引き下げられた影響から、韓国映画界は大幅な業績悪化に見舞われているんですね。

韓国の事例から見ると、このような保護政策は一定の効果があるものの、それが永続できるものでない限りはどこかで帳尻合わせが起きるということですね。保護されるとあぐらをかくというのは、人間の性。保護している間に競争力を増すことが出来ると考えるのは少し楽観的過ぎるようです。

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#0046『泥棒成金』アルフレッド・ヒッチコック監督 1954年アメリカ

泥棒成金
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監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:デヴィッド・ダッジ
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
撮影:ロバート・バークス
音楽:リン・マーレイ
出演:ケーリー・グラント/グレース・ケリー
    シャルル・ヴァネル/ブリジット・オーベール
    ジェシー・ロイス・ランディス/ジョン・ウィリアムズ

南仏リヴィエラのリゾートホテルで、大胆不敵な宝石泥棒が横行。警察はその手口から往年の大泥棒”キャット”ことジョン・ロビー(ケーリー・グラント)の犯行を疑う。すでに、引退し農園で悠々自適の生活を楽しんでいたロビーは、警察の手を逃れつつ、保険会社と手を組んで真犯人を突き止めようとする。アメリカの石油成金スティーブンス夫人(ジェシー・ロイス・ランディス)とフランセス(グレース・ケリー)母娘が次に狙われる踏んだロビーは、二人に近づき偽キャットの出方を伺う。

すべてのロケを南フランスで行ったおしゃれなおしゃれなサスペンス。50年代のヒッチコック映画は、きれいなカラーのものが多いですね。『知りすぎていた男』とか『北北西に進路を取れ』とか。その昔、トーキーに移行する時も考え抜いた演出で『恐喝(ゆすり)』という優れた作品を生み出したヒッチコック。カラー化にあたってもずいぶん気を使ったんだろうなぁと苦労がしのばれます。この『泥棒成金』は舞台が南フランスの高級リゾートだけに、さらにきれいです。花市場も花火も仮装舞踏会も、まあきれい。カラーの美しさではおそらくヒッチコック作品の中でも一番ではないかと重います(個人的には『ハリーの災難』よりもこちらの華やかさに一票)

撮影のロバート・バークスは、51年の『見知らぬ乗客』からヒッチコックと組んでるんですね。白黒作品の『見知らぬ乗客』でもロバート・ウォーカーの影の使い方とか、落ちためがねに殺人シーンが写るなど凝った映像が記憶に残っていますが、カラー作品でも遺憾なく才能が発揮されています。この作品でアカデミー賞撮影賞(カラー)獲得。納得できます。南仏の風景カタログのような空撮もホントに見事です。64年のマーニーまで、”サイコ”を除くすべてのヒッチコック作品でロバート・バークスが撮影を担当していますね。ヒッチコックの信頼絶大であったようです。

さて、その美しい撮影で繰り広げられるストーリーはテンポの良い軽めのコメディ・タッチ・サスペンスですが、こういう話は難しいこと考えちゃだめですね。心を開けっぴろげにしてすべて前向きに受け入れる姿勢で、とにかくケーリー・グラントとグレース・ケリーが繰り広げるおしゃれな追っかけっこを素直に楽しむだけ楽しんじまうのが一番です。(いつもヒッチコックがこだわっている悪役の造形が今ひとつピシャッとはまっていないような気もしますが、まあそれもまたよし。)

ケーリー・グラントは相変わらずの伊達男ぶりで、男臭くもなく、軟弱でもなく、女心をくすぐる(であろう)絶妙なバランスを維持しています。そして、グレース・ケリー。先にアップした『裏窓』の記事で、グレース・ケリーについてほとんど触れなかったのですが、実はこの作品のグレースが一番お気に入りなのです。まずはその衣装。

裏窓でもすばらしかったイーディス・ヘッドの衣装はこの作品でまさに満開。グレース・ケリーが『裏窓』で着ていた青地に黄色い花柄のワンピースと『泥棒成金』でドライブのときに着ているピンク地に白い模様のツーピース。近寄りがたいくらい美しいグレース・ケリーがちょっと親しみやすく感じられて、ああいいなぁとしみじみ思いますね。イーディス・ヘッドがグレース・ケリーのクールな面に隠された人懐こさのようなものを引き出したいと考えていたんだとしたら、これほどぴったりの衣装はほかになかっただろうと思わせます。いやすごい。

そして、彼女自身の演技でも、カーチェイスでケーリー・グラントに「もっと飛ばせ!」と言われたときに、本当にうれしそうににこっと笑うんですね。この表情が、魂を奪われるくらい素敵。ずっと笑みを浮かべながら海岸の道路を疾走する彼女の姿は最高です。実際には、似たようなシチュエーションで後に命を落としたことを考えると複雑な心境になるのですが、とにかくこのシーンの彼女を観るだけでこの作品を観る価値は十分にあります。

映像とか衣装とか演技とか、あらゆる視覚的な要素を駆使して観客の心を捕らえようとする「映画」というものの魅力が今までよりもすこーしよく理解できたかも、と思った一本でした。おすすめ度★★★★☆

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#0045『バッファロー’66』ヴィンセント・ギャロ監督 1998年アメリカ

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全米映画協会(AFI)歴代ベスト100一覧表(AFI's 100 Greatest Movies of All Time)

さて、先日お伝えした全米映画協会による歴代映画ベスト100(AFI's 100 Greatest Movies of All Time)がアップデートされたニュースですが、ちょいと集計をして見ましたので詳報掲載いたします。下に掲載した一覧表が少し見にくいかも知れませんが、左5列が今年のランキング、右4列が前回(1997年)のランキングです。こちら

2007年(今回ランキング) 1997年(前回ランキング)
順位 年度 タイトル 前回順位 変動 順位 年度 タイトル 落選
1 1941 市民ケーン/ CITIZEN KANE 1 0 1 1941 市民ケーン
2 1972 ゴッド・ファーザー/ THE GODFATHER 3 1 2 1942 カサブランカ
3 1942 カサブランカ/ CASABLANCA 2 -1 3 1972 ゴッドファーザー
4 1980 レイジング・ブル/ RAGING BULL 24 20 4 1939 風と共に去りぬ
5 1952 雨に唄えば/ SINGIN' IN THE RAIN 10 5 5 1962 アラビアのロレンス
6 1939 風と共に去りぬ/ GONE WITH THE WIND 4 -2 6 1939 オズの魔法使
7 1962 アラビアのロレンス/ LAWRENCE OF ARABIA 5 -2 7 1967 卒業
8 1993 シンドラーのリスト/ SCHINDLER'S LIST 9 1 8 1954 波止場
9 1958 めまい/ VERTIGO 61 52 9 1993 シンドラーのリスト
10 1939 オズの魔法使い/THE WIZARD OF OZ 6 -4 10 1952 雨に唄えば
11 1931 街の灯/ CITY LIGHTS 76 65 11 1946 素晴らしき哉、人生!
12 1956 捜索者/ THE SEARCHERS 96 84 12 1950 サンセット大通り
13 1977 スター・ウォーズ/ STAR WARS 15 2 13 1957 戦場にかける橋
14 1960 サイコ/ PSYCHO 18 4 14 1959 お熱いのがお好き
15 1968 2001年 宇宙の旅/ 2001: A SPACE ODYSSEY 22 7 15 1977 スター・ウォーズ
16 1950 サンセット大通り/ SUNSET BLVD. 12 -4 16 1950 イヴの総て
17 1967 卒業/ THE GRADUATE 7 -10 17 1951 アフリカの女王
18 1927 キートンの将軍/ THE GENERAL - New 18 1960 サイコ
19 1954 波止場/ ON THE WATERFRONT 8 -11 19 1974 チャイナタウン
20 1946 素晴らしき哉、人生!/ IT'S A WONDERFUL LIFE 11 -9 20 1975 カッコーの巣の上で
21 1974 チャイナタウン/ CHINATOWN 19 -2 21 1940 怒りの葡萄
22 1959 お熱いのがお好き/ SOME LIKE IT HOT 14 -8 22 1968 2001年宇宙の旅
23 1940 怒りの葡萄/ THE GRAPES OF WRATH 21 -2 23 1941 マルタの鷹
24 1982 ET/ E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL 25 1 24 1980 レイジング・ブル
25 1962 アラバマ物語/ TO KILL A MOCKINGBIRD 34 9 25 1982 E.T.
26 1939 スミス都へ行く/ MR. SMITH GOES TO WASHINGTON 29 3 26 1964 博士の異常な愛情
27 1952 真昼の決闘/ HIGH NOON 33 6 27 1967 俺たちに明日はない
28 1950 イヴの総て/ ALL ABOUT EVE 16 -12 28 1979 地獄の黙示録
29 1944 深夜の告白/ DOUBLE INDEMNITY 38 9 29 1939 スミス都へ行く
30 1979 地獄の黙示録/ APOCALYPSE NOW 28 -2 30 1948 黄金
31 1941 マルタの鷹/ THE MALTESE FALCON 23 -8 31 1977 アニー・ホール
32 1974 ゴッド・ファーザー PARTⅡ/ THE GODFATHER PART II 32 0 32 1974 ゴッドファーザーPART2
33 1975 カッコーの巣の上で/ ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST 20 -13 33 1952 真昼の決闘
34 1937 白雪姫/ SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS 49 15 34 1962 アラバマ物語
35 1977 アニー・ホール/ ANNIE HALL 31 -4 35 1934 或る夜の出来事
36 1957 戦場にかける橋/ THE BRIDGE ON THE RIVER KWAI 13 -23 36 1969 真夜中のカウボーイ
37 1946 我等の生涯の最良の年/ THE BEST YEARS OF OUR LIVES 37 0 37 1946 我等の生涯の最良の年
38 1948 黄金/ THE TREASURE OF THE SIERRA MADRE 30 -8 38 1944 深夜の告白
39 1964 博士の異常な愛情/ DR. STRANGELOVE 26 -13 39 1965 ドクトル・ジバゴ ×
40 1965 サウンド・オブ・ミュージック/THE SOUND OF MUSIC 55 15 40 1959 北北西に進路を取れ
41 1933 キング・コング/ KING KONG 43 2 41 1961 ウェスト・サイド物語
42 1967 俺たちに明日はない/ BONNIE AND CLYDE 27 -15 42 1954 裏窓
43 1969 真夜中のカーボーイ/ MIDNIGHT COWBOY 36 -7 43 1933 キングコング
44 1940 フィラデルフィア物語/ THE PHILADELPHIA STORY 51 7 44 1915 国民の創生 ×
45 1953 シェーン/ SHANE 69 24 45 1951 欲望という名の電車
46 1934 或る夜の出来事/ IT HAPPENED ONE NIGHT 35 -11 46 1971 時計じかけのオレンジ
47 1951 欲望という名の電車/ A STREETCAR NAMED DESIRE 45 -2 47 1976 タクシー・ドライバー
48 1954 裏窓/ REAR WINDOW 42 -6 48 1975 ジョーズ
49 1916 イントレランス/ INTOLERANCE - New 49 1937 白雪姫
50 2001 ロード・オブ・ザ・リング/ THE LORD OF THE RINGS: THE FELLOWSHIP OF THE RING - New 50 1969 明日に向かって撃て!
51 1961 ウエスト・サイド物語/ WEST SIDE STORY 41 -10 51 1940 フィラデルフィア物語
52 1976 タクシードライバー/ TAXI DRIVER 47 -5 52 1953 地上(ここ)より永遠(とわ)に ×
53 1978 ディア・ハンター/ THE DEER HUNTER 79 26 53 1984 アマデウス
54 1970 M*A*S*H/ M*A*S*H 56 2 54 1930 西部戦線異常なし ×
55 1959 北北西に進路を取れ/ NORTH BY NORTHWEST 40 -15 55 1965 サウンド・オブ・ミュージック
56 1975 ジョーズ/ JAWS 48 -8 56 1970 M★A★S★H マッシュ
57 1976 ロッキー/ ROCKY 78 21 57 1949 第三の男 ×
58 1925 黄金狂時代/ THE GOLD RUSH 74 16 58 1940 ファンタジア ×
59 1975 ナッシュビル/ NASHVILLE - New 59 1955 理由なき反抗 ×
60 1933 我輩はカモである/ DUCK SOUP 85 25 60 1981 レイダーズ/失われたアーク
61 1941 サリヴァンの旅/ SULLIVAN'S TRAVELS - New 61 1958 めまい
62 1973 アメリカン・グラフィティ/ AMERICAN GRAFFITI 15 -47 62 1982 トッツィー
63 1972 キャバレー/ CABARET - New 63 1939 駅馬車 ×
64 1976 ネットワーク/ NETWORK 66 2 64 1977 未知との遭遇 ×
65 1951 アフリカの女王/ THE AFRICAN QUEEN 17 -48 65 1991 羊たちの沈黙
66 1981 レイダース 失われたアーク/ RAIDERS OF THE LOST ARK 60 -6 66 1976 ネットワーク ×
67 1966 バージニア・ウルフなんてこわくない/ WHO'S AFRAID OF VIRGINIA WOOLF? - New 67 1962 影なき狙撃者 ×
68 1992 許されざる者/ UNFORGIVEN 98 30 68 1951 巴里のアメリカ人 ×
69 1982 トッツィー/ TOOTSIE 62 -7 69 1953 シェーン
70 1971 時計じかけのオレンジ/ C A LOCKWORK ORANGE 46 -24 70 1971 フレンチ・コネクション
71 1998 プライベート・ライアン/ SAVING PRIVATE RYAN - New 71 1994 フォレスト・ガンプ/一期一会
72 1994 ショーシャンクの空に/ THE SHAWSHANK REDEMPTION - New 72 1959 ベン・ハー
73 1969 明日に向って撃て!/ BUTCH CASSIDY AND THE SU NDANCE KID 50 -23 73 1939 嵐が丘 ×
74 1991 羊たちの沈黙/THE SILENCE OF THE LAMBS 65 -9 74 1925 チャップリンの黄金狂時代
75 1967 夜の大捜査線/ IN THE HEAT OF THE NIGHT - New 75 1990 ダンス・ウィズ・ウルブズ ×
76 1994 フォレスト・ガンプ/ FORREST GUMP 71 -5 76 1931 街の灯
77 1976 大統領の陰謀/ ALL THE PRESIDENT'S MEN - New 77 1973 アメリカン・グラフィティ
78 1936 モダン・タイムス/ MODERN TIMES 81 3 78 1976 ロッキー
79 1969 ワイルド・バンチ/THE WILD BUNCH 80 1 79 1978 ディア・ハンター
80 1960 アパートの鍵貸します/ THE APARTMENT 93 13 80 1969 ワイルドバンチ
81 1976 スパルタカス/ SPARTACUS - New 81 1936 モダン・タイムス
82 1926 サンライズ/ SUNRISE - New 82 1956 ジャイアンツ ×
83 1997 タイタニック/ TITANIC - New 83 1986 プラトーン
84 1969 イージー・ライダー/ EASY RIDER 88 4 84 1996 ファーゴ ×
85 1935 オペラは踊る/A NIGHT AT THE OPERA - New 85 1933 我輩はカモである
86 1986 プラトーン/ PLATOON 83 -3 86 1935 南海征服 ×
87 1957 12人の怒れる男/ 12 ANGRY MEN - New 87 1931 フランケンシュタイン ×
88 1938 赤ちゃん教育/ BRINGING UP BABY 97 9 88 1969 イージー・ライダー
89 1999 シックス・センス/THE S IXTH SENSE - New 89 1970 パットン大戦車軍団 ×
90 1936 有頂天時代/ SWING TIME - New 90 1927 ジャズ・シンガー ×
91 1982 ソフィーの選択/ SOPHIE'S CHOICE - New 91 1964 マイ・フェア・レディ ×
92 1990 グッドフェローズ/ GOODFELLAS 94 2 92 1951 陽のあたる場所 ×
93 1971 フレンチ・コネクション/ THE FRENCH CONNECTION 70 -23 93 1960 アパートの鍵貸します
94 1994 パルプ・フィクション/ PULP FICTION 95 1 94 1990 グッドフェローズ
95 1971 ラスト・ショー/ THE LAST PICTURE SHOW - New 95 1994 パルプ・フィクション
96 1989 ドゥ・ザ・ライト・シング/ DO THE RIGHT THING - New 96 1956 捜索者
97 1982 ブレードランナー/ BLADE RUNNER - New 97 1938 赤ちゃん教育
98 1942 ヤンキー・ドゥードル・ダンディー/ YANKEE DOODLE DANDY 100 2 98 1992 許されざる者
99 1995 トイ・ストーリー/ TOY STORY   - New 99 1967 招かれざる客 ×
100 1959 ベン・ハー/ BEN-HUR 72 -28 100 1942 ヤンキー・ドゥードル・ダンディー
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CGではない? ハリウッド映画の観客はビニール人形!

【CGではない? ハリウッド映画の観客はビニール人形!『スパイダーマン3』や『硫黄島からの手紙』も!(Yahoo!映画ニュース 6/24)】より

はじめ、記事のタイトルを見たときは意味が全然わからなかったのです。エキストラ代わりに人形を使っていると言うことですね、なーるほどね、私もCGだと思ってました。ハイテクの塊りのような現代映画で、こういうローテクが活躍しているとは面白い。

ちなみに、この”The Inflatable Crowd Company”の公式サイト(⇒こちら)はページ一枚きり。こちらもかなりローテク。コピーによると、”Inflatable Crowd manneqines(空気でぷーっと膨らむエキストラ人形)"は、経済的でリアル。作品にあわせていかようにもオーダー承ります。人形だけではなく、セットアップから後片付けまですべてお任せ。なんて事が書いてありますね。

実際の写真も発見しました(⇒こちら)。かなり、ブキミ・笑。(顔はお面なのね)

#0044『フレンジー』アルフレッド・ヒッチコック監督 1972年アメリカ

フレンジー
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監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:アーサー・ラバーン
脚本:アンソニー・シェイファー
撮影:ギル・テイラー
音楽: ロン・グッドウィン
出演:ジョン・フィンチ/バリー・フォスター
    ビリー・ホワイトロー/バーナード・クリビンス
    ジーン・マーシュ/アンナ・マッセイ
    アレック・マッコーエン/バーバラ・リー=ハント

詳しい作品情報はこちら
allcinemaIMDb(英語)(予告編あり)

ネタバレです

「父はこの映画で復活を果たしました。」

DVD特典映像の冒頭でパトリシア・ヒッチコック(娘)が語っている。 間違いなくヒッチコックは復活した。 1963年の「鳥」をピークに下降していたヒッチコック の評価は、この作品で最後の頂点を迎える。

「フレンジー」はヒッチコックの伝家の宝刀、”巻込まれ型”サスペンスである。 前作「トパーズ」で脚本に恵まれなかったヒッチコックはもっとも得意な分野で名誉回復を図ったのだろう。 しかも、1960年の名作「サイコ」を思わせるようなサイコスリラー仕立てでもある。 3年をかけて周到に準備を重ねたヒッチコックは最強のシナリオで今作に臨んだ。

この作品の見所は、なんといっても圧倒的なリアリティで描かれる殺しのシーン。主人公の元妻ブレンダ(バーバラ・リー・ハント)と恋人バーバラ(アンナ・マッセイ)、この二人の殺害シーンは実に対照的で印象に残る。

主人公ブレイニー(ジョン・フィンチ)が”巻き込まれる原因となるブレンダ殺害は実にリアルに描かれている。

1930年代から1960年代のアメリカ映画界には、”ヘイズ・コード”と呼ばれる倫理規定があり、殺人シーンやセックスシーンなどはきびしく制限されていた。 ヘイズ・コード健在の間は、もちろんこのような過激なシーンはご法度だった。 しかし、ヒッチコックはかなり以前から、殺人シーンをリアルに映像化することを望んでいたにちがいない。1968年のヘイズ・コード廃止後、表現の自由を得たヒッチコックは長年切望してきたイメージを大胆に映像化した。積もり積もった欲求をすべてぶつけ、「サイコ」では実現できなかった圧倒的なリアリティで殺人シーンを描き出した。

一方、バーバラ殺害シーンは一切現場を見せない 。

カメラは犯人とバーバラの後を追うように階段上の犯人の部屋に向かう。二人が部屋に入りドアが閉まるとあきらめたように上ってきた階段を戻り始める。そして、カメラがアパートの入り口を出ると、街の生活音が聞こえ始める。 さらにカメラは引き、街角の日常の様子と殺人が行われて いるはずの二階の窓を同じフレームに映し出す。 アパートの小さな入り口が、平穏な日常空間にぽっかりと開いた異常世界への入り口に見えてゾクリとする。

まさに、鳥肌モノのシーンである。

バーバラ殺しのシーンは、観客のイマジネーションを最大限に引っ張りだす。このシーンだけでもすごいのに、きわめてリアルに描かれたブレンダ殺しのシーンの記憶があるため、我々のイマジネーションは爆発寸前まで膨張する。あれだけ完成度の高いブレンダ殺しのシーンが、実はバーバラ殺しのイマジネーションを高めるための”前ふり”だったのかもしれない 。やはりヒッチコック恐るべし。

殺し殺しとばかり書き連ねるといかにもおどろおどろしいが、 この作品はヒッチコック的な洒落っ気にも富んでいる。ゾッとするような体験の中にも、どこかちょっとユーモアがある。 ヒッチコックが目指した映画体験に一番近いのはこの作品なのかもしれない。

ラブリー!★★★★★

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フレンジー
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#0043『めまい』アルフレッド・ヒッチコック監督 1958年アメリカ

めまい
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監督・製作: アルフレッド・ヒッチコック
原作:ピエール・ボワロー/トーマス・ナルスジャック
脚本:アレック・コッペル/ サミュエル・テイラー
撮影:ロバート・バークス
音楽:バーナード・ハーマン
タイトルデザイン: ソウル・バス
出演:ジェームズ・スチュワート/キム・ノヴァク
    バーバラ・ベル・ゲデス/トム・ヘルモア
    ヘンリー・ジョーンズ/エレン・コービイ
    レイモンド・ベイリー/リー・パトリック

ネタバレですね。

旧ブログ”オールド・ムービー・パラダイス!”から転載します。昨夜の記事で、AFI100(全米映画協会ベスト100)の改定のご紹介をしましたが、52位アップで9位にランクインしたのがこの『めまい』。再評価された理由を知りたいところですが、もともと61位というのは評価が低すぎましたね。ちなみにヒッチコック監督の作品中で最高位でした。(次は『サイコ』の14位)。

犯人追跡中に同僚を墜落死させてしまった刑事スコッティ(ジェームズ・スチュワート)は、その罪悪感から極度の高所恐怖症になる。警察を退官した彼に、友人エルスター(トム・ヘルモア)は妻マデリーン(キム・ノヴァク)の監視を依頼する。彼女は死者にとり憑かれて挙動不審であり、自殺を図る心配があるという。

前半、キム・ノヴァク演じるマデリーンは実に美しい。立居振舞いがなんともいえない。上品なコート姿もすばらしいし、スコッティの部屋で気がついたときの表情も魅力的。主人公のスコッティとともに彼女の行動を追ううちに、同じく彼女の魅力に引き込まれていく自分に気がついてしまいました。もともと女優への入れ込み具合が映画評に大きく関わる私としてはこれはやばい。

後半、ジュディ・バートンとして登場するキム・ノヴァクは、いかにも都会に出てきた田舎娘な感じ。眉毛なんか恐ろしくたくましいし、野暮な髪型と生え際のほつれた感じがいただけない。それに比べて、マデリーンは美しかったなあ。清楚だった。なんといっても上品だったのだ。

前半でノヴァク/マデリーンに恋してしまっている私としては、ノヴァク/ジュディに物足りなさを感じるのである。だって、あんなに魅力的だったのに、もったいないじゃないか。

そう思いつつ悶々していると、ジェームズ・”スコッティ”・スチュワートが、ジュディを徐々にマデリーンに変え始める。マデリーンと同じ服を着せ、靴を履かせ、髪を染める。(眉毛もちょっと細くなる。)。

マデリーンを失ってから、極度の鬱病になるほど思いつめた男が、姿かたちの似ている女を”過去の恋人”に作り変えようとする姿は見ていて実に怖い。女の方も抵抗がありながらも、愛されたくて彼の気持ちにこたえようとする。これもまた実に怖い。ヒッチコック作品の中でも、ジュディ改造のくだりは飛びぬけてアブノーマルで恐ろしいシーンだと思う(ジェームズ・スチュワートの目がいっちゃってるしね。)それはまさに切実な狂気の沙汰である。

だが、同じくマデリーンに恋してしまっている自分にはスコッティの気持ちがよくわかる・・・、ということに気がついた。ああ、自分にもそういうアブノーマルな狂気にシンクロする部分があるのだなあと愕然とする。実はこの発見が一番怖かったりするのだ。

この物語、絶対観客がこういう感情移入をすることを狙って作っているにちがいない。前半のマデリーンの見せ方も、スコッティにとって絶望的な喪失感をもたらすための、高所恐怖症という小細工も。後半の野暮なジュディとその変身も。主人公の切実な狂気を疑似体験するために構成されたのだ。ヒッチコックの思う壺に、自分は狙い通りにはまったのだ。★★★★★

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#0042 エッサネイ時代のチャップリン短編映画-2(1915年)

失恋
『チャップリンの失恋』のエドナ・パーヴィアンスとチャップリン

作品一つ一つをじっくりと作り上げ、ストーリー・ギャグのどれをとってもかなりの完成度を感じるこの頃の作品。『チャップリンの失恋』という記念すべき作品も生まれました。個人的には、ようやく見ていて素直に笑えるようになってきました。

『チャップリンの駆け落ち』THE JITNEY ELOPEMENT 1915年4月1日 チャールズ・チャップリン監督
富豪の娘エドナ(エドナ・パーヴィアンス)と恋仲のチャップリン。エドナに伯爵との結婚話が持ち上がり、チャップリンは彼女と結婚したさに伯爵になりすましてエドナの父に会う。うまくことは運んでいたが、途中で本物の伯爵が現れチャップリンは追い出されてしまう。傷心を抱えてやってきた公園で見合い中の伯爵とエドナに遭遇。警官も交えたドタバタの末、チャップリンとエドナは車で駆け落ちし、伯爵たちも警官の車で追いかける。最後は伯爵たちの車を海に落としてハッピーエンド。

公園のドタバタシーンが、キーストンコメディぽくて良いのですが、なんといっても見せ場は中盤以降のカーチェイス。この頃のチャップリン短編喜劇は自動車レースをモチーフにした作品が多いのですが、チェイスはこれが初めて。走る車の横からカメラを併走させて撮影するシーンがありますが、かなりのスピード感です。彼女と結ばれてハッピーエンドの作品もこの頃には結構あります。チャップリンの帽子芸が増えている!。

『チャップリンの失恋』THE TRAMP 1915年4月11日 チャールズ・チャップリン監督
これは、後のチャップリン映画の原型となる貴重な作品。。キーストン時代の『チャップリンの画工』で、少しそれらしい役をやっていましたが、この作品では失恋し本格的に一本道を去っていくチャップリンが初めて登場します。途中まではトボトボと、そして元気を取り直して足早に去っていくところも後の作品と同じですね。
強盗に襲われたエドナ(エドナ・パーヴィアンス)を助けたことがきっかけでエドナの家に居候することになったチャップリン。すっかりエドナと相思相愛。と思っていたのはチャップリンだけで、実は彼女には婚約者がいた。すべてを知ったチャップリンは、急用が出来たと家を出て行こうとする。選別も断り、エドナと握手して出て行くのだが、エドナはチャップリンの置手紙で彼の気持ちを知る。

浮浪者”スタイル”と言っているのでうっかりしていましたが、本格的な浮浪者を演じるのもこの作品が初めてなのだそうです(衣装も普段よりボロボロ)。音声担当の永井一郎氏が、”ペーソス”と言う言葉を使っていますが、まさにペーソスに溢れたホロリとくる名作。興行的にも成功し、チャップリンの道を決めたと言われています。

余談ですが、これまでの作品ではいくら派手な銃乱射でも人に当たることはなかったのですが、この作品ではチャップリンが撃たれましたね。ちょっと驚きでした。

『アルコール先生海水浴の巻』BY THE SEA 1915年4月29日 チャールズ・チャップリン監督
ストーリー、キャラ、ギャグともに1年前から見るとかなりスマートになっていますが、この作品ではまたまた美人にちょっかいをだしてドタバタに発展するパターンに逆戻り。『チャップリンの失恋』のような人情派の作品はまだまだ定着していないようです。
海辺で過ごす夫婦。妻が用足しに出かけた間に、つまらないことから夫とチャップリンが大喧嘩になり、チャップリンは夫をノックアウトしてナンパに出かけます。出会ったのはエドナ・パーヴィアンスですが、彼女には大男の夫がいて、図らずも二組の夫婦と関わったチャップリンは海辺でドタバタの末、最後は全員すわったベンチが後ろにすっころんで幕。また、帽子の芸が増えてますね。

『チャップリンのお仕事』THE WORK 1915年6月21日 チャールズ・チャップリン監督
チャップリンはペンキ屋の丁稚。馬の代わりに馬車を引きながら登場。坂道や踏み切りなどのシチュエーションで、馬車をフルに使いこなして笑わせてくれます。その後、壁紙の張替えに向かった家で、ペンキ道具を使って恒例のドタバタ騒ぎになりますが、道具の使いこなしや動作の一つ一つまで計算されつくしたすごみを感じますな。

『チャップリンの女装』A WOMAN 1915年7月12日 チャールズ・チャップリン監督
いつものごとく公園を散歩中のチャップリン。エドナ一家の父親と美人の取り合いでひとモメしたあと、首尾よくオヤジを池に叩き込んで、そうとは知らずエドナと懇意になります。家まで上がりこんだチャップリンは、帰ってきたオヤジと遭遇し、乱闘中にズボンを取られて逃げるに逃げれなくなる。進退窮まってエドナの部屋に逃げ込んだチャップリンは見事に女装。これにイチコロになたオヤジと三回戦。最後は家からたたき出されて幕。
チャップリンの女装は、キーストン時代にも『多忙な一日』という作品がありました、まあ、もとが美男子ですから良く似合います。今回は着替えシーンもあり。

(参考文献:「チャップリンのために」 大野裕之編集 とっても便利出版部発行より)

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テーマ : ■■□ サイレント映画 □■■
ジャンル : 映画

スクリーンで蘇る名優80人64作品:国立近代美術館フィルムセンター

【スクリーンで蘇る名優80人64作品(Yahoo!映画ニュース 6/23)より

7月27日から京橋のフィルムセンターで『逝ける映画人を偲(しの)んで 2004―2006』と言う特集が始まりますね。岸田京子さん、丹波哲郎さん等の俳優だけでなく、野村芳太郎さん、石井輝男さんなどの監督作品も上映されるそうです。3年間で80人も亡くなってるんだなぁ。

フィルム・センターは、古い映画ファンにとっては、とてもありがたい存在(500円だし)。いつも斬新な企画で昔の貴重な作品を見せてくれます。去年は何回か足を運んだのですが、今年になってから映画館に行ってないなぁ。このところちょっと忙しいと言うこともありますが、昨年秋ごろから邦画を中心に上映していることも理由の一つ。現在は、川島雄三監督特集。

東京国立近代美術館フィルムセンター ⇒ 公式サイトはこちら
(当企画のコーナーは、6/23現在制作中のようです)

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米俳優のジョン・トラボルタさん、A380を絶賛

【米俳優のジョン・トラボルタさん、A380を絶賛(Yahoo!映画ニュース 6/22)】
A380ってなに?大型旅客機?へぇ、何でそんなものをトラボルタが絶賛?

>19歳で操縦資格を獲得、操縦時間5000時間のプロ並みの腕前。---ほう。

>今回もプライベート機のボーイング707型機を自ら操縦してル・ブルジェ空港に到着した。---はぁ?

>大型旅客機ボーイング747型機など計8機を所有し、米フロリダの自宅には滑走路もある。---・・・・沈黙

My ジャンボですか。。。燃費悪そ。。。


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ウッディ・アレンがオペラ監督に

【ウッディ・アレンがオペラ監督に(AFP BB News (6/22)より】

先日、バルセロナの大学から名誉博士号授与のニュースがあったウディ・アレンですが、今度はオペラの演出をするという話題です。記事によると、プッチーニの一幕オペラを三部作で上演するうちの一つをアレン監督が演出するということです。他にウィリアム・フリードキンの名前も見えますね。

で、目がとまったのが

>これまで多くの映画監督をオペラに誘ってきました

という、プラシド・ドミンゴ氏の言葉。ジョン・シュレシンジャーの名前が挙がっていますが、他にもかなり多くの監督がオペラの演出を手がけているらしい。そこで少し調べてみました。

今回ウディ・アレン監督が演出を行うのはロサンゼルス・オペラにおいてですが、前出のプラシド・ドミンゴはその設立に深く関わっており、現在は総裁の地位にあります。ハリウッドと同じLAということもあり、オペラの観客層を増やすため、映画監督のオペラ演出をに向けてかなり積極的に働きかけているとのこと。

映画監督のオペラ演出の歴史は1950年のジョセフ・L・マンキーウィッツ監督までさかのぼることが出来るそうです。オペラの名作『ラ・ボエーム』の演出に新しい映画の手法を取り入れ、オペラに動きをくわえたのだとか。その他にも、これまで数多くの監督がオペラを手がけており、ざっと見ただけでもマキシミリアン・シェルやジョセフ・ロージー、ヴェルナー・ヘルツォーク、アトム・エゴヤン、チャン・イーモウなどなど。フランシス・フォード・コッポラやロバート・アルトマンも。日本人も吉田喜重の名前などがあります。

ウディ・アレン監督にはドミンゴ氏からかなり熱烈なラブコールがあったようですが、きっとアレン流の斬新な演出を見せてくれるでしょうね。オペラファンにウディ・アレンの実力をじっくりと見ていただきたいところです。

【参考にさせていただいたサイト】
keyakiのメモ、メモ... ”映画監督とオペラの演出:一覧表 [オペラの演出]  ”
HOLLEYWOODやぶにらみ ”映画監督オペラの世界へ”

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#0041『殺し』ベルナルド・ベルトルッチ監督 1962年イタリア

殺し
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監督:ベルナルド・ベルトルッチ
製作:アントニオ・チェルヴィ
原案:ピエル・パオロ・パゾリーニ
脚本:ベルナルド・ベルトルッチ/セルジオ・チッティ
撮影:ジャンニ・ナルツィージ
音楽:ピエロ・ピッチオーニ
出演:フランチェスコ・ルイウ/ジャンカルロ・デ・ローザ
   アルフレード・レッジ/アレン・ミジェット

   作品情報はこちら
    ⇒allcinema
    ⇒IMDb(英語)

ラスト・エンペラーなどで知られるベルトルッチ監督、21歳の時のデビュー作品。もともとはパゾリーニが監督するはずだった作品らしい。

21日のeiga.comニュースで、ベルトルッチ監督が今年のヴェネチア映画祭で栄誉金獅子賞を受賞すると言うニュースがありましたので、急遽オールド・ムービー・パラダイス!の記事を転載しました。大幅加筆修正になっています。

テーベレ河沿いの公園にかかる自動車道路を見上げる映像で映画は始まる。自動車のエンジン音が聞こえてきて、車は見えないが橋の上を通過したと思しきときにパッと新聞をちぎった紙ふぶきが橋から舞う。ひらひらと新聞紙が舞い落ちたところに娼婦の死体がある。同時に拍子抜けするほど穏やかなギターのメロディが流れ出し、オープニングクレジットが始まる。このオープニングは一見の価値あり。

舞台は娼婦殺しの容疑者を尋問する取調室ですが、ほとんどは尋問される者たちの回想シーン。フラッシュバックが黒澤明監督の『羅生門』の影響を受けていますが、全員の証言が食い違い真実があいまいになっていく『羅生門』とは異なり、全員の証言から娼婦殺害の瞬間が明らかになっていき、全てが真犯人に収斂していきます。公園のアベックの荷物を置き引きするチンピラや、金貸し女のヒモ、休暇中の兵士、木のサンダルで夜毎歩き回る男などが、それぞれに娼婦が殺されたと思しき時間に現場にめぐり合わせた経緯を語る。どれも普通の市民の普通の日常なのですが、それぞれの場面の終わりに雨のシーンがあり、それをきっかけに殺された娼婦が身支度をして公園に向かうまでの映像が時系列に挟み込まれています。(図参照:クリックで拡大します)

殺しのプロット

それぞれのストーリーの終わり近くですべての回想は殺しのおきる夜の公園にたどり着きます。この夜の公園の描写が初監督とは思えないくらい秀逸。容疑者たちはそれぞれ公園にいて、どの回想場面にも共通して殺された女が小さく写っている。それぞれの男たちが他の容疑者たちを目撃しており、その証言内容に沿って同じ場面が違うアングルで再現されます。

ちょっとゾクゾクするほど映像的な魅力に溢れていますねぇ。この作品は、そもそもある夜の公園で娼婦が殺され、容疑者たちが尋問され、いずれ真犯人が逮捕されるという単純なストーリー。また、殺された娼婦も容疑者たちも感情移入できるほどキャラクタとして描きこまれてていないので、純粋にプロットと映像がかもし出すラビリンスのような雰囲気を堪能する映画だととらえました。繰り返し登場する雨のシーンや、公園のシーンがデジャヴのようでもあり、ばらばらに語られるストーリーが徐々に統一されていく様は、まさに映画にしか出来ない表現。

ラストはダンスホールで犯人が逮捕されるシーンで終わりますが、ダンスのリズムに合わせて犯人が明らかになるシーンもそのアイデアが冴えており(ここでのポイントは音!)、21歳の処女作とはとても思えない秀作でした。★★★★☆

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ヒッチコック作品INDEX

ヒッチコック全長編作品と感想記事のインデックスを作成しましたのでぜひご覧ください。現在35作品の感想記事をアップしています。作品タイトルのリンクからどうぞ。

製作年 タイトル 出 演 おすすめ度
1925 快楽の園 ヴァージニア・ヴァリ カルメリータ・ジェラティ
1926 山鷲 ベルンハルト・ゲッケ
1926 下宿人(未) アイヴァー・ノヴェロ マリー・オールト
1927 ダウンヒル アイヴァー・ノヴェロ ベン・ウェブスター
1927 ふしだらな女(未) イザベル・ジーンズ ロビン・アービン
1927 リング(未) カール・ブリッソン リリアン・ホール=デイヴィス
1928 農夫の妻(未) ジェームソン・トーマス リリアン・ホール=デイヴィス
1928 シャンパーニュ(未) パティ・ボルファー ゴードン・ハーカー
1929 マンクスマン(未) カール・ブリッソン マルコム・キーン
1929 ジュノーと孔雀(1929) バリー・フィッツジェラルド メイア・オニール
1929 恐喝(ゆすり)(未) アニー・オンドラ サラ・オールグッド ★★★☆☆
1930 殺人! ハーバート・マーシャル ノラ・ベアリング
1931 リッチ・アンド・ストレンジ(未) ヘンリー・ケンドール ジョーン・バリー
1931 スキン・ゲーム(未) エドマンド・グウェン ジル・エズモンド
1932 第十七番(未) レオン・M・ライオン アン・グレイ
1933 ウィーンからのワルツ ジェシー・マシューズ
1934 暗殺者の家 レスリー・バンクス エドナ・ベスト ★★★★★
1935 三十九夜 ロバート・ドーナット マデリーン・キャロル ★★★★☆
1936 間諜最後の日 ジョン・ギールグッド パーシー・マーモント ★★★☆☆
1936 サボタージュ(未) シルヴィア・シドニー オスカー・ホモルカ ★★★☆☆
1937 第3逃亡者 デリック・デ・マーニイ ノヴァ・ピルブーム ★★★★☆
1938 バルカン超特急 マーガレット・ロックウッド マイケル・レッドグレーヴ ★★★★★
1939 巌窟の野獣 チャールズ・ロートン モーリン・オハラ
1940 レベッカ ローレンス・オリヴィエ ジョーン・フォンテイン ★★★★★
1940 海外特派員 ジョエル・マクリー ラレイン・デイ ★★★☆☆
1941 断崖 ジョーン・フォンテイン ケイリー・グラント ★★★☆☆
1941 スミス夫妻 キャロル・ロンバード ロバート・モンゴメリー
1942 逃走迷路 ロバート・カミングス プリシラ・レイン ★★★★☆
1942 疑惑の影 テレサ・ライト ジョセフ・コットン ★★★★☆
1944 救命艇(未) タルーラ・バンクヘッド ウィリアム・ベンディックス ★★★★☆
1945 白い恐怖 イングリッド・バーグマン グレゴリー・ペック ★★★★☆
1946 汚名 ケイリー・グラント イングリッド・バーグマン ★★★★★
1947 パラダイン夫人の恋 グレゴリー・ペック アリダ・ヴァリ ★★★★☆
1948 ロープ ジェームズ・スチュワート ファーリー・グレンジャー ★★★★☆
1949 山羊座のもとに(未) イングリッド・バーグマン ジョセフ・コットン ★★★☆☆
1950 舞台恐怖症(未) マレーネ・ディートリッヒ ジェーン・ワイマン ★★★☆☆
1951 見知らぬ乗客 ファーリー・グレンジャー ロバート・ウォーカー ★★★★★
1953 私は告白する モンゴメリー・クリフト アン・バクスター ★★★★☆
1954 ダイヤルMを廻せ! レイ・ミランド グレイス・ケリー ★★★★☆
1954 裏窓 ジェームズ・スチュワート グレイス・ケリー ★★★★☆
1955 泥棒成金 ケイリー・グラント グレイス・ケリー ★★★★☆
1955 ハリーの災難 エドマンド・グウェン ジョン・フォーサイス ★★★☆☆
1956 間違えられた男 ヘンリー・フォンダ ヴェラ・マイルズ
1956 知りすぎていた男 ジェームズ・スチュワート ドリス・デイ ★★★★★
1958 めまい ジェームズ・スチュワート キム・ノヴァク ★★★★★
1959 北北西に進路を取れ ケイリー・グラント エヴァ・マリー・セイント ★★★★★
1960 サイコ アンソニー・パーキンス ジャネット・リー ★★★★☆
1963 ティッピー・ヘドレン ロッド・テイラー ★★★★★
1964 マーニー ショーン・コネリー ティッピー・ヘドレン ★★★★☆
1966 引き裂かれたカーテン ポール・ニューマン ジュリー・アンドリュース ★★★★☆
1969 トパーズ フレデリック・スタフォード ダニー・ロバン ★★★☆☆
1972 フレンジー ジョン・フィンチ バリー・フォスター ★★★★★
1976 ファミリー・プロット カレン・ブラック ブルース・ダーン ★★★★★
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#0040『裏窓』アルフレッド・ヒッチコック監督 1954年アメリカ

裏窓
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監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:コーネル・ウールリッチ
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
撮影:ロバート・バークス
音楽:フランツ・ワックスマン
 
出演:ジェームズ・スチュワート
   グレース・ケリー
   レイモンド・バー
   セルマ・リッター
   ウェンデル・コーリイ


フォト・ジャーナリストのジェフリーズ(ジェームズ・スチュアート)は左足を骨折してアパートから動くことが出来ない。暇つぶしに部屋の窓から向かいのアパートの住人たちを観察していたが、仲の悪い中年夫婦の妻がある日を境に姿を消す・・・。

主人公のジェフは、車椅子に釘付けの状態。物語はこのジェフの目を通してすべてが語られるため、観客もジェフと同じく一歩も部屋から出ることがありません。彼が外の世界と接するための唯一の方法が、裏窓から双眼鏡と望遠レンズでのぞくこと。

中年夫婦の妻が姿を消すまでは、「裏のアパートの世界」はジェフとは全く関係がないわけで、その意味ではテレビを見ているのと同じ。セクシーな美女を眺めてニヤついてみたり、寂しい独身女にちょっと同情してみたり、こちら側も気ままに接していれば済む一方的な関係です。

しかし、妻の失踪をきっかけに徐々にジェフと「裏のアパートの世界」に接点ができ、裏のアパートの世界は一方的な観察の対象から働きかける対象に変化してきます。とはいえ、彼は車椅子から動けないため、「裏のアパートの世界」に働きかけるのは恋人リサと家政婦ステラ。一方的な観察のための道具であった双眼鏡や望遠レンズとは違い、リサやステラは怪しい夫婦の住所氏名を調べたりいわくありげな花壇を調べたり、積極的にアクセスすることが出来ます。

アクセスするたびに、ほうっておけば何も関係がなかったはずの世界とジェフの接点がだんだん大きくなっていきます。でも、そこで起きていることがもし本当ならば、それはジェフの身に大変な危険が及びかねないことなのです。

ああ、あんまりちょっかい出すと恐ろしいことになるかもしれないのに。。。
もし、気づかれたらこちらは逃げることもなにもできないのに。。。

そのあたりのムズムズするような感覚がなんとも言えず良いのです。そして、「裏のアパートの世界」の怪しい夫(レイモンド・バー)がこちらに気づき視線を向ける瞬間。部屋から動かないカメラの閉塞的な映像の中に1時間40分にわたって充満していくムズムズ感がパンパンに盛り上がって、それが一気に具体的な恐怖に姿を変えるこの瞬間。あらためてヒッチコックはすごいなぁと思い知らせてくれます。この映画はこの一瞬を見せるために作られているのだ。レイモンド・バーは、このシチュエーションではこれしかないというくらい悪そうで怖そうな顔で最高でした。
★★★★☆

※この記事は、オールド・ムービー・パラダイス!に掲載した記事を修正転載したものです。

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#0039『レベッカ』アルフレッド・ヒッチコック監督 1940年アメリカ

Rebecca
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監督: アルフレッド・ヒッチコック
製作: デヴィッド・O・セルズニック
原作: ダフネ・デュ・モーリア
脚本: ロバート・E・シャーウッド/ジョーン・ハリソン
撮影: ジョージ・バーンズ
音楽: フランツ・ワックスマン
出演: ローレンス・オリヴィエ/ジョーン・フォンテイン
    ジョージ・サンダース/ジュディス・アンダーソン
    グラディス・クーパー/レオ・G・キャロル
    ナイジェル・ブルース

モンテカルロでマクシムと知り合ったレベッカは、彼のプロポーズを受け入れて結婚。イギリスのマンダレーにあるマクシムの邸宅で一緒に暮らすことになります。マリアンがはじめて訪れるマンダレーは目を見張るような大邸宅。しかも、いたるところに先妻レベッカの影が。レベッカはすでにボート事故で死亡しているのですが、聡明な彼女に引け目を感じるマリアンは徐々に姿の見えない先妻レベッカに追い詰められていきます。しかも、ことレベッカのこととなるとどうもマクシムの態度がおかしいのですが、彼女の死には意外な真相が・・・。

外の世界からやってきたストレンジャーには多かれ少なかれプレッシャーがあるもので、それが、イギリスの地方荘園主の世界となればその閉鎖性からくるプレッシャーの大きさも推して知るべし。一般庶民(しかもアメリカ人だし)から嫁いだマリアンが萎縮するのも当たり前。なので、マリアンを苦しめるレベッカの影は最初、気の弱いマリアンの過剰反応による思い込みなのかと思わせます。しかし、徐々に悪意を見せ始めるダンヴァース夫人により、それは思い込みなどでなく、マリアンに対する明らかな脅威となりはじめます。このあたりのくだりはダンヴァース夫人の表情の変化とともに、実にサスペンスフルに描かれていきます。

この作品の素晴らしさは、マリアンを苦しめる「レベッカの影」が徹底して視覚的に表現されているところ。車から見えてくるマンダレーの壮大さ、マリアンを出迎える使用人たちの物々しさ、こっそり忍び込んだレベッカの部屋の壮麗さ(と比較してマリアンのシルエットのなんと小さなことか)、食事の場面でマクシミリアンとの間を隔てる大きな食卓。そして何よりも慇懃でありながら頑として新しい女主人を認めないダンヴァース夫人・・。そういうものの総てが気の弱いマリアンを圧倒するレベッカの影として視覚化され、その脅威は仮装パーティーの衣装とその後のダンバース婦人の狂気で頂点を迎えます。

マリアンの不安心理とダンヴァース夫人の悪意がシンクロして「今はすでに存在しない人間の存在感」を鮮明に描き出す事に成功しているこの作品ですが、ヒッチコック自身によると「あれはヒッチコック映画とは言えない」という冷たいコメント。主人公マリアンにいたっては「主人公に名前はない」とまで言われています。ヒッチコック監督にしてみると、ハリウッド移籍第一作として気負いみたいなものがあったのでしょうかね。「あとから振り返ってみるとあんまり上出来とは言えないな」と、そういうことかもしれませんね。

たしかに、いわゆるヒッチコック流サスペンスとは少し違うのかもしれませんが、やはり第一級のサスペンス映画であることは間違いありません。それは、アカデミー賞11部門ノミネート、作品賞・撮影賞受賞という実績が如実に示しています。

ところで、ダンヴァース婦人を演じたジュディス・アンダーソンは、アカデミー助演女優賞にノミネートされながら受賞できなかったのですが、この怪演を抑えて受賞したのはだれかと調べてみると・・"怒りの葡萄”に出演した、ジェーン・ダーウェル。うーん、いまいちイメージがわかないのですが、ジョン・フォード監督の映画に結構出てるんですね。かなりの名脇役に違いないのでチェックしてみることにしましょう。★★★★☆ 

※この記事は、オールド・ムービーパラダイス!に掲載した記事を加筆転載したものです。

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菊池凛子活躍中!

『バベル』でアカデミー助演女優賞にノミネートされた菊池凛子さんは、その後引っ張りだこですね。『時効警察』の三上聡監督によるコメディ『図鑑に載ってない虫』では、臨死体験ができるといううアイテム”死にもどき”を探し求める自殺願望の元SM嬢を演じ、宮崎作品でもおなじみのStudio4℃によるアニメ『Genius Party』では柳樂優彌とともに声優に挑戦。

『図鑑に載ってない虫』公式サイトは ⇒ こちら(6月23日公開)
『Genius Party』公式サイトは ⇒ こちら (7月7日公開)

そして、ライアン・ジョンソン監督の新作『The Brothers Bloom』では女詐欺師役を熱演中なのだそうです(6月2日現在ステータスがポストプロダクションになっていますので、熱演はもう終わってますね・・・)。『戦場のピアニスト』でアカデミー賞及びセザール賞主演男優賞を獲得したエイドリアン・ブロディと、『ナイロビの蜂』でアカデミー助演女優賞を獲得したレイチェル・ワイズとの競演。監督からも共演者からも非常に高く評価されているというニュースが入っています。いくつか掲載されたインタビュー記事で、芯の強さが感じられて好感が持てます。良い作品に仕上がるといいですね。(しかし、この写真はなんか変だぞ・・)

【菊地凛子をセルビアでキャッチ!ハリウッド映画第2弾を撮影(eiga.com)6/19より】

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#0038『鳥』アルフレッド・ヒッチコック監督 1963年アメリカ

鳥
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監督・製作: アルフレッド・ヒッチコック
原作: ダフネ・デュ・モーリア
脚本: エヴァン・ハンター
撮影: ロバート・バークス
音楽: バーナード・ハーマン
出演: ティッピー・ヘドレン/ ロッド・テイラー
    スザンヌ・プレシェット/ジェシカ・タンディ
    ヴェロニカ・カートライト/ドリーン・ラング
    エリザベス・ウィルソン

やっぱりそうだった。 この映画の”居心地の悪さ”は天下一品なのだ。

鳥が人間を襲撃する。 その原因は全くわからない。 人間は鳥の襲撃にどう対応すべきなのかも示されない。 知恵を集めてみても、何の解決にもならず事態は収拾しない。 ただ、人間は鳥を怒らせないように、そっと逃げ出すだけである。徹底振りがまったくすばらしい。 この作品にはBGMすらない。

二流のパニック映画やホラー映画では、こうはいかない。 何も示されない居心地の悪さに、どうしても耐え切れないのである。 だから、少しでも居心地良くしようといろいろなことをする。公害だの核汚染だのという子供だましの理由付けをして見たり、 敵の中に人間に味方する都合のいいキャラを設定してみたり、 核爆弾などで一気に安易な解決を図ってみたり、すべて、理不尽な状況を少しでも居心地よくするためのくだらない小細工なのである。こうした小細工を弄するほどにそのパニックやホラーは、ご都合主義の安っぽいものになってしまうのだ。

最高の叡智たる人類を襲う未曾有の恐怖であるはずなのに、監督や脚本家が小賢しい知恵を絞るほどに、彼らの手の中に納まるチープな作り事になってしまう。そして、それがチープな作り事であることは必ず観客に透けて見えてしまう。悪いことに最近の映画はそれをリアルに見せるための技術だけは格段の進歩を遂げているため、結果として実に壮大な猿芝居を見せられることになるのだ。悪夢だね。

『鳥』では、何も説明されず、何も解決しない。 すばらしい。主人公たちに救いはない。 当然、見ている我々にも救いはない。理由も決着も何も示されないからこそ、見ているこちらの頭の中には無限のイメージが膨らんでいく。そのイメージは、膨らんで渦巻いて、 結局どこにも行き場がないまま取り残される。 ああ、居心地悪いなぁ。 最高だけど。

ヒッチコックがこの映画に関して「自然は復讐する」と言ったという話をある評論本で見かけた。本当なのかしらん? もし本当に言ったとしたら、きっとインタビューがめんどくさかったりしていい加減なことを言ったに違いない。さすがヒッチコック。ブラックだ。 もし、本当にそれがヒッチコックの意図だったとしたら、、、 勝手な思い入れと勘違いでごめんなさい・笑 ★★★★★ に決まってます。

※この記事は、オールド・ムービー・パラダイス!に掲載した記事を修正転載したものです。

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鳥アルフレッド・ヒッチコック ティッピ・ヘドレン ロッド・テイラー

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#0037『暗殺者の家』アルフレッド・ヒッチコック監督 1934年イギリス

暗殺者の家
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監督: アルフレッド・ヒッチコック
脚本: エドウィン・グリーンウッド/A・R・ローリン/D・B・ウィンダム
出演: レスリー・バンクス/エドナ・ベスト
    ピーター・ローレ/ノヴァ・ピルブーム

スイス・サンモリッツで休暇を楽しむローレンス夫妻(レスリー・バンクス/エドナ・ベスト)と一人娘のベティ(ノヴァ・ピルブーム)。友人ルイ・ベルナールとホテルのダンスパーティに出席するが、突然ルイは何者かに射殺されてしまう。実は英国情報局員であったルイは、死ぬ間際に大物政治家暗殺の情報をローレンスに託す。しかし、それはすぐにに暗殺者集団の知るところとなり、ローレンス夫妻の口を封じるためにベティが誘拐されてしまう。情報を当局に伝えることも助けを求めることもできないローレンス夫妻は自分たちの手で娘を取り返そうとするが・・・・

1934年、イギリス時代のヒッチコック最大のヒット作となったサスペンスの傑作。

情報局員ルイ・ベルナールの死から、娘を誘拐されたローレンスの追跡劇、アルバート・ホールの暗殺劇、その後の暗殺者集団と警官隊の銃撃戦と80分弱の短かい時間の中で見所満載の本作。ヒッチコックは特に最後の銃撃戦を撮りたかったようですね。実際にあった「シドニー街の銃撃戦」をモチーフに作られたシーンですが、ロンドンの警察隊は銃を携行していないため警察と犯人の銃撃戦が検閲で認められず、わざわざ犯人から撃たれた後にトラックでライフルを調達して応戦するというストーリーでしのいだというエピソードが残っています。

「良いサスペンス映画の条件は良い悪役がいること」とヒッチコックは語っていますが、本作の悪役、暗殺者集団のボス・アボットを演じているピーター・ローレはまことに素晴らしい悪役ぶりです。良く知られているところではハンフリー・ボガート主演の名作”カサブランカ”と”マルタの鷹”に出演しており、このニ作では、主役のボギーにからむ小悪党的な役柄でしたが、本作では堂々のボスキャラ。

ヒッチコックもピーター・ローレを痛く気に入っていたようで、エッセイなどで彼に関する記述をよく見かけます。ピーター・ローレはちょうどこの作品の最中に結婚したらしく、撮影の合間を縫って30分で撮影現場と式場を往復したという逸話があります。しかも、右眉の上にある傷口の特殊メークを取る暇もなく、前髪で隠してそのまま式を挙げたということです。

そこまで、仕事熱心なピーター・ローレの悪役ぶりはすばらしく、妙に丁寧な物腰と目に愛嬌があるくせにふてぶてしい笑い顔が印象的(目と眉が下がってるところが怖いんですよね)。個人的には、”良い悪役”とは、存在感がある悪役。そして、悪役の存在感とは”狂気”だと思っているのですが、普段見せる慇懃さと最後の戦闘シーンで見せる激しい気性のコントラストもばっちり効いており、まさに狂気の悪役の存在感十分でした。最後の死にっぷりも、悪党らしくて良い。

「定本・映画術」によるとヒチコックの悪役ベスト3は、ジョセフ・コットン『疑惑の影』、クロード・レインズ『汚名』、ロバート・ウォーカー『見知らぬ乗客』ということですが、個人的には本作のピーター・ローレも含めて悪役四天王としたいところですね。

この作品は、後年ヒッチコックのセルフリメイクで『知りすぎていた男』となりました。ジェームズ・スチュアートとドリス・デイが主演したリメイク版も傑作ですが、私は悪役の出来の比較一本で『暗殺者の家』に軍配を上げます。★★★★★

※この記事は、オールド・ムービー・パラダイス!に掲載したものを加筆修正の上転載しました。

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#0036『バルカン超特急』アルフレッド・ヒッチコック監督 1938年イギリス

バルカン超特急
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監督: アルフレッド・ヒッチコック
製作: エドワード・ブラック
原作: エセル・リナ・ホワイト
脚本: シドニー・ギリアット
撮影: ジャック・コックス
音楽: ルイス・レヴィ
 
出演: マーガレット・ロックウッド/マイケル・レッドグレーヴ
    ポール・ルーカス/グーギー・ウィザース
    リンデン・トラヴァース/メイ・ウィッティ

バルカンのリゾート地からロンドンに向かう特急列車のコンパートメント。乗車前に頭をぶつけたため気分がすぐれず、仮眠をとった主人公アイリス(マーガレット・ロックウッド)が目覚めると、昨晩ホテルで知り合い一緒に列車に乗ったはずの老婦人フロイが忽然と姿を消してしまう。

乗り合わせた乗客や車掌に尋ねてもだれも老婦人のことを覚えていない。一緒にお茶を飲んだはずの食堂車に残されている注文伝票も一人分だけ。でも、自分はフロイの着ていたものまで詳しく覚えているのに・・。

やがて、戻ってきた老婦人は着ているものだけが同じの全くの別人。この列車では何かとんでもないことが起きている。やがて明かされるその真相とは・・・・。

さて、自分の記憶を周囲の人間すべてに否定されてしまったら・・・。自分の記憶は本当に正しいのだろうか。ひょっとしたら自分が間違っているのだろうか。観客はアイリスの不安を体感しつつ、かたや起こっていることの裏側にはどんな真相が隠れているのだろうか、”うーんどうなってるんだよ”と思い悩んでしまいます。そして、一見平凡きわまりない映像の中に、ひょっとすると何かが潜んでいるんじゃないか、それが重大な鍵になっているんじゃないか、と目を見開きながら映像を凝視することになります。

  ・繰り返されるセレナーデの調べ
  ・オートミール色のツイードジャケットと青いリボン
  ・笑顔を絶やさないイタリア人の夫とにこりとも笑わないその妻
  ・人目を避ける不倫の弁護士
  ・クリケットに夢中のイギリス紳士
  ・メキシコで人気のハリマン・ハーブティの包み紙
  ・包帯でぐるぐる巻きの重症患者と脳外科の権威
  ・ハイヒールを履いた尼僧
  ・少し大きなブランデーグラス
  ・角砂糖、警笛、窓に指で書いた名前・・・・


すべての鍵が、絶妙に配置され、これぞサスペンス!これぞヒッチコック映画!90フィートというから27メートル、学校のプールくらいのセットですべての列車内のシーンは撮られたそうです。そこで後のヒッチコック映画でも頻繁に使われたキーアイテムのクローズアップ手法など数々の実験が行われました。

しかし、1938年と言えば70年近く前の映画です。なのに、プロットの秀逸さをとっても、サスペンスのワクワク感をとっても、最近の映画に勝るとも劣りません。ヒッチコック映画の中でもすぐれた一本といえます。★★★★★

※この記事は、オールド・ムービー・パラダイスよりの修正転載しました。

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#0035 エッサネイ時代のチャップリン短編映画-1(1915年)

アルコール先生公園の巻
『アルコール先生公園の巻』のエドナ・パーヴィアンスとチャップリン

キーストン社社長のマック・セネットに社長以上のサラリーを要求して会社をやめたチャップリン。結局、8倍以上の1250ドルの週給を獲得してエッサネイ社に移籍します。キーストン時代よりもかなり恵まれた環境で映画作りが出来たのではないかと思うのですが、よく出来たストーリーの秀作が続きます。
しかし、なんといってもこの時代のトピックは、エドナ・パーヴィアンスのデビュー。エドナは、チャップリンの映画にしか出演しなかった女優で、一時チャップリンと恋仲にありましたが結局結婚することはありませんでした。しかし、1923年の『巴里の女性』でチャップリン映画を引退した後も、かたくなに他社からのオファーを断るエドナを、チャップリンは生涯面倒を見ていたと言います。

『チャップリンの役者』HIS NEW JOB 1915年2月1日 チャールズ・チャップリン監督
第一作の『チャップリンの役者』はキーストン社を皮肉った作品と言われているそうです。
この作品のチャップリンは、売れない役者。映画会社の面接にむかうものの、プロデューサーはかわいい女優にしか興味がなく、いきがかりで小道具係に。しかし撮影中の映画の現場でうろうろしているところを、監督に適当に抜擢されて役者として出演することになります。ここで、衣装のないチャップリンはスター俳優の楽屋に入り込み、勝手に衣装を拝借してしまうわけですが、これは1年前の『ヴェニスにおける子供自動車競走』で、チャップリンが実際にやったことですね。結局、チャップリンは役に立つはずもなく、監督や衣装を取られた大スターも加わって大騒ぎになって幕となります。
また、この作品では驚くべきことが一つ。カメラが移動している!。この時期のチャップリン短編映画はほとんど固定カメラによる全景撮影ですが、この作品の1シーンでわずかながらチャップリンの動きにあわせてカメラが前後するんですね。特に目立った撮影効果が出ているわけでもなく、いかにもためらいがちな移動撮影ですが、妙に感動してしまいました。
グロリア・スワンソンが端役で登場しており、参考文献によると役はステノグラファー(速記者)と言うことになっています。このフィルムで文章を作成している女性はプロデューサー事務所の隅でタイプを打っている女性しかいません。別に秘書という役がありアグネス・エアーズという女優が演じているのですが、グロリア・スワンソンがこのタイピングしている女性かどうか不明です(見た目違うような気もするのですが・・・)。スワンソンが、チャップリンのスクリーンテストで落とされたことは有名ですが、ほんの端役ながら共演もしていたんですね。

『酔いどれ2人組』(アルコール夜通し転宅)A NIGHT OUT
 1915年2月15日 チャールズ・チャップリン監督
エドナ・パーヴィアンスが初登場する記念すべき作品。彼女はこの作品以降、1923年の『巴里の女性』で引退するまでチャップリン映画一筋。他の映画には一度も出演しませんでした。
チャップリンと相棒ベン・タービンは、洒落た金持紳士が気に入らずちょっかいを出すが、警官ににらまれて酒場に退避。ついつい飲みすぎて、泥酔状態でとなりの高級レストランに迷い込みます。そこで、もう一度金持紳士に遭遇して、大騒ぎを起こし給仕長にたたき出された二人はホテルの部屋に戻りますが、その向かいは怖い給仕長と妻(エドナ・パーヴィアンス)の部屋。再び給仕長に追い出されたチャップリンは別のホテルにお引越し。しかし、給仕長夫婦もホテルが気に入らず、よりによってチャップリンの引越し先の向かいの部屋に移ってくる。取り残されたベン・タービンは公園で散歩中のチャップリンに再会し、諸々文句を言うがレンガで殴り倒される。ホテルに戻ったチャップリンはお休みの準備中。しかし、向かいの部屋で犬と遊んでいたエドナが逃げた犬を追いかけて部屋に迷い込んできて・・。戻った給仕長と意識を取り戻したタービンも参加して大騒動で幕。
後半のドタバタはキーストン時代の『メーベルの奇妙な苦境』とそっくりですが、ギャグのキレははるかに上達していますね。相棒のベン・タービンは、このフィルムのナレーションの永井一郎氏が”かわうそ”と呼んでいるとおり、見た目も演技もチャップリンに引けをとらない面白さ。扮装にはチャップリンの影響が見られるかもしれません。エドナ・パーヴィアンスは、例のグロリア・スワンソンが落とされたスクリーンテストで合格しての初登場ですが、なかなかの好演。パジャマ姿でベッドの下からちょこっと顔を出すシーンが良かったですねぇ。

『チャップリンの拳闘』THE CHAMPION 1915年3月11日 チャールズ・チャップリン監督
犬を散歩中にスパーリング相手募集の張り紙を見かけたチャップリンは、ボクシングジムに乗り込みます。いかにも強そうな連中が次々とノックアウトされる中、チャップリンはグローブに仕込んだ蹄鉄でジムの強豪ボクサーをノックアウト。チャンピオンへの挑戦者となります。八百長の誘いもきっぱりと断り、試合を向かえたチャップリンは大男のチャンピオンを相手に大健闘、最後は愛犬の助けを借りてついにチャンピオンをノックアウトします。
チャップリンのボクシングシーンは、キーストン時代の『ノックアウト』でロスコー・アーバックルの試合の審判で登場しただけ。選手としてはこの作品が初めてですね。しかし、相変わらずロープを使った切れのよいギャグを見せてくれます。大男相手に一歩も引かないところが人気のポイント。散々パンチを食らってへろへろになりながらも勝利を収めます。試合シーンのチャップリンの体術は見ものであります。
観客の一人としてエッサネイ社の創立者G.M.アンダーソンが出演しているらしいのですが判別できず。彼は、『ブロンコ・ビリー』シリーズの大ヒットで、初の西部劇役者として有名になりました。

『アルコール先生 公園の巻』IN THE PARK 1915年3月18日 チャールズ・チャップリン監督
キーストン時代のチャップリン初監督作品『恋の20分間』のリメイク版。全体の感じもキーストン映画に良くあるドタバタ調。公園のカップルを狙うスリのチャップリン。かわいいこと見るとちょっかいを出します。そこに一人、本(何故結婚したのか?)を読みながらニタニタと楽しそうなエドナ・パーヴィアンス。チャップリンとエドナ、洒落者フランス人カップル、エドナの恋人、公園警備の警官などが入り乱れてスリとナンパを繰り返し、最後は池にドボンして幕。
やはり会社を変わっても急激に作風が変わるわけではありませんね。お得意のレンガ投げも入って、"良くある”どたばたコメディ。エドナのアップが何度か入りますが、これは映像としては新しいかもしれません。しかもエドナの笑顔が屈託なくてよい。ドタバタコメディ作品としては、『恋の20分間』の方が面白かったかな。
エッサネイ社に移ってから作品の間隔が長くなっているのですが、この作品は前作(『チャップリンの拳闘』)の1週間後。内容がリメイクであり、出来もそう良くないので何かの都合で早撮りの必要があったのかもしれません。

(参考文献:「チャップリンのために」 大野裕之編集 とっても便利出版部発行より)

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ペドロ・アルモドバル監督 イタリア共和国功労勲章、コメンダトーレの称号を受勲

【ペドロ・アルモドバル監督 イタリア共和国功労勲章、コメンダトーレの称号を受勲(AFP BB News 6/17)より】

アルモドバル監督受勲のニュース。イタリア共和国功労勲章には、
グラン・コルドン
ガヴァリエーレ・ディ・グラン・クローチェ
グランデ・ウッフィチャーレ
コメンダトーレ
ウッフィチャーレ
ガヴァリエーレ
の6階級があり、アルモドバル監督が受勲した”コメンダトーレ”は4つ目ですね。

ちなみに、過去日本人の受勲者もおり、映画関係では黒澤明監督、その他「ローマ人の物語」の著者塩野七生氏や元サッカー選手の中田英寿氏などの名前があります。黒澤明監督は通常外国人には授けられないとされている”ガヴァリエーレ・ディ・グラン・クローチェ”。

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製作年別INDEX1950年代~2000年代

製作年 タイトル 監督 出演 おすすめ度
1950年代 にほんブログ村 映画ブログへ
1950年 アスファルト・ジャングル ジョン・ヒューストン スターリング・ヘイドン
ルイス・カルハーン
★★★★★
イブの総て ジョセフ・L・マンキーウィッツ ベティ・デイヴィス
アン・バクスター
★★★★☆
孤独な場所で ニコラス・レイ グロリア・グレアム
ハンフリー・ボガート
★★★★☆
サンセット大通り ビリー・ワイルダー グロリア・スワンスン
ウィリアム・ホールデン
★★★★★
都会の牙 ルドルフ・マテ エドモンド・オブライエン
パメラ・ブリットン
★★★☆☆
舞台恐怖症 アルフレッド・ヒッチコック マレーネ・ディートリヒ
ジェーン・ワイマン
★★★☆☆
羅生門 黒澤明 三船敏郎
京マチ子
★★★★★
1951年 アフリカの女王 ジョン・ヒューストン ハンフリー・ボガート
キャサリン・ヘップバーン
★★★★☆
禁じられた遊び ルネ・クレマン ブリジット・フォッセー
ジョルジュ・プージュリー
★★★★☆
探偵物語 ウィリアム・ワイラー カーク・ダグラス
エリノア・パーカー
★★★★☆
麦秋 小津安二郎 原節子
笠智衆
★★★★★
復讐の谷 リチャード・ソープ バート・ランカスター
ロバート・ウォーカー
★★★★☆
見知らぬ乗客 アルフレッド・ヒッチコック ファーリー・グレンジャー
ロバート・ウォーカー
★★★★★
欲望という名の電車 エリア・カザン ヴィヴィアン・リー
マーロン・ブランド
★★★★★
1952年 雨に唄えば ジーン・ケリー
スタンリー・ドーネン
ジーン・ケリー
デビー・レイノルズ
★★★★★
アンリエットの巴里祭 ジュリアン・デュヴィヴィエ ダニー・ロバン
ミッシェル・オークレール
★★★★☆
生きる 黒澤明 志村喬
小田切みき
★★★★★
お茶漬けの味 小津安二郎 佐分利信
木暮実千代
★★★★★
真昼の決闘 フレッド・ジンネマン ゲーリー・クーパー
グレース・ケリー
★★★★★
1953年 イタリア旅行 ロベルト・ロッセリーニ イングリッド・バーグマン
ジョージ・三ダース
★★★☆☆
雨月物語 溝口健二 京マチ子
森雅之
★★★★★
恐怖の報酬 アンリ・ジョルジュ・クルーゾー イヴ・モンタン
シャルル・ヴァネル
★★★★★
東京物語 小津安二郎 笠智衆
東山千栄子
★★★★★
ナイアガラ ヘンリー・ハサウェイ マリリン・モンロー
ジョセフ・コットン
★★★★☆
復讐は俺に任せろ フリッツ・ラング グレン・フォード
グロリア・グレアム
★★★☆☆
ローマの休日 ウィリアム・ワイラー オードリー・ヘップバーン
グレゴリー・ペック
★★★★★
私は告白する アルフレッド・ヒッチコック モンゴメリー・クリフト
アン・バクスター
★★★★☆
1954年 裏窓 アルフレッド・ヒッチコック ジェームズ・スチュアート
グレース・ケリー
★★★★☆
奇跡 カール・テオドール・ドライヤー ヘンリク・マルベルイ
エミル・ハス・クリステンセン
★★★★★
仕組まれた罠 フリッツ・ラング グレン・フォード
グロリア・グレアム
★★★☆☆
ダイヤルMを廻せ! アルフレッド・ヒッチコック レイ・ミランド
グレース・ケリー
★★★★☆
1955年 悪魔のような女 アンリ・ジョルジュ・クルーゾー シモーヌ・シニョレ
ヴェラ・クルーゾー
★★★★★
消された証人 フィル・カールソン ジンジャー・ロジャース
エドワード・G・ロビンソン
★★☆☆☆
泥棒成金 アルフレッド・ヒッチコック ケーリー・グラント
グレース・ケリー
★★★★☆
ナポレオン サッシャ・ギトリ ダニエル・ジェラン
レイモン・ベルグラン
★★★☆☆
非情の罠 スタンリー・キューブリック フランク・シルヴェラ
ジャミー・スミス
★★★★☆
必死の逃亡者 ウィリアム・ワイラー ハンフリー・ボガート
フレデリック・マーチ
★★★★☆
1956年 居酒屋(二回目) ルネ・クレマン マリア・シェル
フランソワ・ぺリエ
★★★★☆
居酒屋
狂った果実 中平康 石原裕次郎
北原三枝
★★★★☆
知りすぎていた男 アルフレッド・ヒッチコック ジェームズ・スチュアート
ドリス・デイ
★★★★★
太陽の季節 古川卓巳 長門裕之
南田洋子
★★★★★
ハリーの災難 アルフレッド・ヒッチコック エドマンド・グウェン
シャーリー・マクレーン
★★★☆☆
1957年 蜘蛛巣城 黒澤明 三船敏郎
山田五十鈴
★★★★★
情婦 ビリー・ワイルダー タイロン・パワー
マレーネ・ディートリッヒ
★★★★☆
昼下りの情事 ビリー・ワイルダー オードリー・ヘップバーン
ゲイリー・クーパー
★★★★★
1958年 大いなる西部 ウィリアム・ワイラー グレゴリー・ペック
ジーン・シモンズ
★★★★☆
悲しみよこんにちは オットー・プレミンジャー ジーン・セバーグ
デボラ・カー
★★★☆☆
黒い罠 オーソン・ウェルズ オーソン・ウェルズ
チャールトン・へストン
★★★★☆
錆びたナイフ 舛田利雄 石原裕次郎
北原三枝
★★★★☆
彼岸花 小津安二郎 佐分利信
田中絹代
★★★★☆
めまい アルフレッド・ヒッチコック ジェームズ・スチュワート
キム・ノヴァク
★★★★★
1959年 甘い生活
フェデリコ・フェリーニ マルチェロ・マストロヤンニ
アニタ・エクバーグ
★★★★☆
女吸血鬼 中川信夫 和田桂之助
三原葉子
★★★★☆
東海道四谷怪談 中川信夫 天知茂
若杉嘉津子
★★★★★
二十四時間の情事
アラン・レネ エマニュエル・リヴァ
岡田英次
★★★★☆
北北西に進路を取れ アルフレッド・ヒッチコック ジェームズ・スチュアート
エヴァ・マリー・セイント
★★★★★
リオ・ブラボー ハワード・ホークス ジョン・ウェイン
ディーン・マーティン
★★★★★
1960年代 にほんブログ村 映画ブログへ
1960年 アパートの鍵貸します ビリー・ワイルダー ジャック・レモン
シャーリー・マクレーン
★★★★☆
拳銃無頼帖
抜き射ちの竜
野口博志 赤木圭一郎
宍戸錠
★★★★☆
荒野の七人 ジョン・スタージェス ユル・ブリンナー
スティーブ・マックィーン
★★★★★
誤発弾 ユ・ヒョンモク キム・ジンギュ
チェ・ムリョン
★★★★★
サイコ アルフレッド・ヒッチコック アンソニー・パーキンス
ジャネット・リー
★★★★☆
1961年 用心棒 黒澤明 三船敏郎
仲代達也
★★★★★
1962年 アラバマ物語 ロバート・マリガン グレゴリー・ペック
メアリー・バダム
★★★★☆
殺し ベルナルド・ベルトルッチ フランチェスコ・ルイウ
ジャンカルロ・デ・ローザ
★★★★☆
西部開拓史 ヘンリー・ハサウェイ
ジョン・フォード
ジョージ・マーシャル
カール・マルデン
キャロル・ベイカー
★★★☆☆
椿三十郎 黒澤明 三船敏郎
仲代達也
★★★★★
何がジェーンに起ったか? ロバート・アルドリッチ ベティ・デイヴィス
ジョーン・クロフォード
★★★★★
1963年 いぬ ジャン=ピエール・メルヴィル ジャン=ポール・ベルモンド
セルジュ・レジアニ
★★★★★
大脱走 ジョン・スタージェス スティーブ・マックィーン
リチャード・アッテンボロー
★★★★★
天国と地獄 黒澤明 三船敏郎
仲代達也
★★★★☆
アルフレッド・ヒッチコック ティッピ・ヘドレン
ロッド・テイラー
★★★★★
1964年 河内ぞろ どけち虫 舛田利雄 宍戸錠
南田洋子
★★★★☆
日曜日には鼠を殺せ フレッド・ジンネマン グレゴリー・ペック
オマー・シャリフ
★★★★★
マーニー アルフレッド・ヒッチコック ショーン・コネリー
ティッピ・ヘドレン
★★★★☆
1965年 コレクター ウィリアム・ワイラー テレンス・スタンプ
サマンサ・エッガー
★★★★★
戦争と平和(4部作) セルゲイ・ボンダルチュク セルゲイ・ボンダルチュク
リュドミラ・サベリーエワ
★★★★★
1966年 帰らざる波止場 江崎実生 石原裕次郎
浅丘ルリ子
★★★★★
引き裂かれたカーテン アルフレッド・ヒッチコック ポール・ニューマン
ジュリー・アンドリュース
★★★★☆
1969年 トパーズ アルフレッド・ヒッチコック フレデリック・スタフォード
ダニー・ロバン
★★★☆☆
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1970年 ガラスの墓標 ピエール・コラルニック セルジュ・ゲンズブール
ジェーン・バーキン
★★★★☆
1971年 時計じかけのオレンジ スタンリー・キューブリック マルコム・マクダウェル
パトリック・マギー
★★★★☆
1972年 フレンジー アルフレッド・ヒッチコック ジョン・フィンチ
バリー・フォスター
★★★★★
1973年 ソイレント・グリーン リチャード・フライシャー チャールトン・ヘストン
エドワード・G・ロビンソン
★★★☆☆
パピヨン フランクリン・J・シャフナー スティーブ・マックイーン
ダスティン・ホフマン
★★★★★
ファンタスティック・プラネット ルネ・ラルー - ★★★★☆
1976年 キャリー ブライアン・デ・パルマ シシー・スペイセク
ウィリアム・カッツ
★★★★☆
ファミリー・プロット アルフレッド・ヒッチコック カレン・ブラック
ブルース・ダーン
★★★★★
1977年 アニー・ホール ウディ・アレン ウディ・アレン
ダイアン・キートン
★★★★★
1978年 ゾンビ(米国劇場公開版) ジョージ・A・ロメロ デヴィッド・エムゲ
ケン・フォリー
★★★★★
1979年 4番目の男 ポール・ヴァーホーヴェン ジェローン・クラッベ
レネ・ソーテンダイク
★★★☆☆
1980年代 にほんブログ村 映画ブログへ
1980年 殺しのドレス ブライアン・デ・パルマ マイケル・ケイン
アンジー・ディキンソン
★★★★☆
ハンター バズ・キューリック スティーブ・マックィーン
キャスリン・ハロルド
★★★★★
1981年 ディーバ ジャン・ジャック・ベネックス ウィルヘルメニア・フェルナンデス
フレデリック・アンドレイ
★★★★★
1982年 デストラップ/死の罠 シドニー・ルメット マイケル・ケイン
クリストファー・リーヴ
★★★★☆
1983年 ギャルソン! クロード・ソーテ イブ・モンタン
ニコール・ガルシア
★★★★☆
クリスティーン ジョン・カーペンター キース・ゴードン
アレクサンドラ・ポール
★★★★☆
ローカル・ヒーロー/夢に生きた男 ビル・フォーサイス バート・ランカスター
ピーター・リーガート
★★★★★
1984年 レポマン アレックス・コックス エミリオ・エステベス
ハリー・ディーン・スタントン
★★★☆☆
1985年 カラマリ・ユニオン アキ・カウリスマキ マッティ・ペロンパー
ブンティ・バルトネン
★★★★☆
蜘蛛女のキス ヘクトール・バベンコ ウィリアム・ハート
ラウル・ジュリア
★★★★★
1987年 ラジオ・デイズ ウディ・アレン ミア・ファロー
ダイアン・ウィースト
★★★★☆
1988年 嵐が丘 吉田喜重 松田優作
田中裕子
★★★☆☆
私の中のもうひとりの私 ウディ・アレン ジーナ・ローランズ
ミア・ファロー
★★★★☆
1989年 バックトラック デニス・ホッパー デニス・ホッパー
ジョディ・フォスター
★★☆☆☆
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1994年 階段通りの人々
マノエル・デ・オリヴェイラ ルイス・ミゲル・シントラ
ベアトリス・バタルダ
★★★☆☆
1995年 301/302 パク・チョルス パン・ウンジン
ファン・シネ
★★★★☆
1996年 カルラの歌 ケン・ローチ ロバート・カーライル
オヤンカ・カベサス
★★☆☆☆
私家版 ベルナール・ラップ テレンス・スタンプ
ダニエル・メズギッシュ
★★★★☆
ハードエイト P.T.アンダーソン フィリップ・ベイカー・ホール
ジョン・C・ライリー
★★★★☆
フェティッシュ レブ・ブラドック アンジェラ・ジョーンズ
ウィリアム・ボールドウィン
★★★★★
1997年 ガッジョ・ディーロ
トニー・ガトリフ ロマン・デュリス
ローナ・ハートナー
★★★★★
スリー・ビジネスメン アレックス・コックス アレックス・コックス
ミゲル・サンドヴァル
★★★★☆
π ダーレン・アロノフスキー ショーン・ガレット
マーク・マーゴリス
★★☆☆☆
ブエノスアイレス ウォン・カーウァイ レスリー・チャン
トニー・レオン
★★★★★
1998年 桜桃の味 イラン アッバス・キアロスタミ ホマユン・エルシャディ
アブドルホセイン・バゲリ
★★★☆☆
ダークシティ アレックス・プロヤス ルーファス・シーウェル
ジェニファー・コネリー
★★★★☆
バッファロー’66 ヴィンセント・ギャロ ヴィンセント・ギャロ
クリスティナ・リッチ
★★★★★
ビッグ・リボウスキ ジョエル・コーエン ジェフ・ブリッジス
ジョン・グッドマン
★★★★☆
フォロウィング クリストファー・ノーラン ジェレミー・セオボルド
アレックス・ハウ
★★★★☆
1999年 イギリスから来た男 スティーブン・ソダーバーグ テレンス・スタンプ
ピーター・フォンダ
★★★★☆
橋の上の娘 パトリス・ルコント ヴァネッサ・パラディ
ダニエル・オートゥイユ
★★★★★
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ ヴィム・ヴェンダース ライ・クーダー
イブラヒム・フェレール
★★★★★
真夜中まで 和田誠 真田広之
ミッシェル・リー
★★★☆☆
ルナ・パパ
バフティヤル・フドイナザーロフ チュルパン・ハマートヴァ
モーリッツ・ブライブトロイ
★★★★☆
2000年代 にほんブログ村 映画ブログへ
2000年 花様年華 ウォン・カーウァイ監督 マギー・チャン
トニー・レオン
★★★★☆
キャラバン
エリック・ヴァリ ツェリン・ロンドゥップ
カルマ・ワンギャル
★★★★★
趣味の問題 ベルナール・ラップ ベルナール・ジロドー
ジャン・ピエール・ロリ
★★★★☆
2001年 ノー・マンズ・ランド
ダニス・タノヴィッチ ブランコ・ジュリッチ
レネ・ビトラヤツ
★★★★★
ブロウ テッド・デミ ジョニー・デップ
ペネロペ・クルス
★★★★★
ブロンドと柩の謎 ピーター・ボグダノヴィッチ キルステン・ダンスト
エドワード・ハーマン
★★☆☆☆
2002年 堕天使のパスポート スティーブン・フリアーズ キウェテル・イジョフォー
オドレイ・トトゥ
★★★☆☆
トーク・トゥ・ハー 西 ペドロ・アルモドバル ハビエル・カマラ
ダリオ・グランディネッティ
★★★★☆
2003年 アメリカン・スプレンダー シャリ・スプリンガー・バーマン ポール・ジアマッティ
ホープ・デイヴィス
★★★★☆
2004年 今夜、列車は走る アル ニコラス・トゥオッツォ ダリオ・グランディネッティ
メルセデス・モラーン
★★★★★
親密すぎるうちあけ話 パトリス・ルコント サンドリーヌ・ボネール
ファブリス・ルキーニ
★★★★☆
ブレイキング・ニュース
ジョニー・トー ケリー・チャン
リッチー・レン
★★★★☆
隣人13号 井上靖雄 中村獅童
小栗旬
★★★☆☆
2005年 ストーリー・オブ・バイオレンス デヴィッド・クローネンバーグ ヴィゴ・モーテンセン
マリア・ベロ
★★★★☆
2005年 ナイロビの蜂 フェルナンド・メイレレス レイチェル・ワイズ
レイフ・ファインズ
★★★★☆
バットマン・ビギンズ クリストファー・ノーラン クリスチャン・ベイル
マイケル・ケイン
★★★☆☆
2006年 ダ・ヴィンチ・コード ロン・ハワード トム・ハンクス
オドレイ・トトゥ
★★★☆☆
2007年 アメリカン・ギャングスター リドリー・スコット デンゼル・ワシントン
ラッセル・クロウ
★★★☆☆
どろろ 塩田明彦 妻夫木聡
柴咲コウ
★★★☆☆
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テーマ : 映画感想
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製作年別INDEX1910年代~1940年代

製作年別のインデックスを作りました。各作品のレビューにはタイトルのリンクからどうぞ^^
製作年 タイトル 監督 出演 おすすめ度
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1914年 チャップリン短編喜劇集 キーストン時代-1 ヘンリー・レアマン、ジョージ・ニコルズなど チャールズ・チャップリン
メーベル・ノーマンド 他
チャップリン短編喜劇集 キーストン時代-2 チャールズ・チャップリン、マック・セネットなど チャールズ・チャップリン
メーベル・ノーマンド 他
チャップリン短編喜劇集 キーストン時代-3 チャールズ・チャップリン、マック・セネットなど チャールズ・チャップリン
メーベル・ノーマンド 他
チャップリン短編喜劇集 キーストン時代-4 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
チェスター・コンクリン 他
チャップリン短編喜劇集 キーストン時代-5 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
マック・スウェイン 他
醜女の深情 マック・セネット チャールズ・チャップリン
マリー・ドレスラー
★★★☆☆
1915年 國民の創生 D.W.グリフィス リリアン・ギッシュ
メエ・マーシュ
★★★★☆
チート セシル・B・デミル 早川雪洲
ファニー・ウォード
★★★★☆
チャップリン短編喜劇集 エッサネイ時代-1 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス 他
チャップリン短編喜劇集 エッサネイ時代-2 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス 他
1915年-
1916年
チャップリン短編喜劇集 エッサネイ時代-3 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス 他
1916年 チャップリン短編喜劇集 ミューチュアル時代-1 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス 他
1917年 チャップリン短編喜劇集 ミューチュアル時代-2 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス 他
1918年 犬の生活 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★★☆
担え銃 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
エドナ・パーヴィアンス
★★★★☆
1919年 散り行く花 D.W.グリフィス リリアン・ギッシュ
リチャード・バーセルメス
★★★★★
1920年代 にほんブログ村 映画ブログへ
1920年 カリガリ博士 ロベルト・ヴィーネ ヴェルナー・クラウス
コンラート・ファイト
★★★★☆
狂へる悪魔 ジョン・S・ロバートソン ジョン・バリモア
ニタ・ナルディ
★★★★☆
1922年 吸血鬼ノスフェラトゥ F・W・ムルナウ マックス・シュレック
アレクサンダー・グラナック
★★★★☆
1923年 荒武者キートン バスター・キートン バスター・キートン
ナタリー・タルマッジ
★★★★★
ノートルダムのせむし男 ウォーレス・ワースリー ロン・チェイニー
パッツィ・ルース・ミラー
★★★★☆
巴里の女性 チャールズ・チャップリン エドナ・パーヴィアンス
アドルフ・マンジュー
★★★★☆
1925年 黄金狂時代 チャールズ・チャップリン チャールズ・チャップリン
ジョージア・ヘイル
(星保留)
オペラ座の怪人 ルパート・ジュリアン ロン・チェイニー
メアリー・フィルビン
★★★★☆
雄呂血 二川文太郎 坂東妻三郎
環歌子
★★★★☆
戦艦ポチョムキン セルゲイ・エイゼンシュテイン アレクサンドル・アントノーフ
グリゴリー・アレクサンドロフ
★★★★★
1926年 聖山 アーノルド・ファンク レニ・リーフェンシュタール
ルイズ・トレンカー
★★☆☆☆
肉体と悪魔 クラレンス・ブラウン グレタ・ガルボ
ジョン・ギルバート
★★★★★
メトロポリス フリッツ・ラング ブリギッテ・ヘルム
アルフレート・アーベル
★★★★☆
1927年 あれ クレアランス・バジャー クララ・ボウ
アントニオ・モレノ
★★★★☆
サンライズ F・W・ムルナウ ジャネット・ゲイナー
ジョージ・オブライエン
★★★★★
つばさ ウィリアム・A・ウェルマン クララ・ボウ
チャールズ・“バディ”・ロジャース
★★★★☆
1928年 裁かるゝジャンヌ カール・テオドール・ドライヤー ルネ・ファルコネッティ
ウジェーヌ・シルバン
★★★★★
1929年 パンドラの箱 G.W.パブスト ルイーズ・ブルックス
カール・ゲーツ
★★★★★
恐喝(ゆすり) アルフレッド・ヒッチコック アニー・オンドラ
サラ・オールグッド
★★★☆☆
1930年代 にほんブログ村 映画ブログへ
1930年 西部戦線異状なし ルイス・マイルストン リュー・エアーズ
ルイス・ウォルハイム
★★★★★
巴里の屋根の下 ルネ・クレール アルペール・プレジャン
ポーラ・イルリ
★★★★☆
モロッコ ジョセフ・F・スタンバーグ マレーネ・ディートリヒ
ゲーリー・クーパー
★★★★☆
1931年 間諜X27 ジョセフ・F・スタンバーグ マレーネ・ディートリヒ
グスタフ・フォン・セイファーティッツ
★★★★☆
激斗の河(戦ふ隊商) オットー・ブローワー
デヴィッド・バートン
ゲーリー・クーパー
リリー・ダミタ
★★★☆☆
フランケンシュタイン ジェームズ・ホエール ボリス・カーロフ
メエ・クラーク
★★★☆☆
魔人ドラキュラ トッド・ブラウニング ベラ・ルゴシ
ヘレン・チャンドラー
★★★★☆
1932年 素晴しき放浪者 ジャン・ルノワール ミシェル・シモン
シャルル・グランバル
★★★★★
にんじん ジュリアン・デュヴィヴィエ ロベール・リナン
アリ・ボール
★★★★☆
1934年 暗殺者の家 アルフレッド・ヒッチコック レスリー・バンクス
エドナ・ベスト
★★★★★
1935年 三十九夜 アルフレッド・ヒッチコック ロバート・ドーナット
マデリーン・キャロル
★★★★☆
1936年 間諜最後の日 アルフレッド・ヒッチコック ジョン・ギールグッド
パーシー・マーモント
★★★★☆
サボタージュ アルフレッド・ヒッチコック シルヴィア・シドニー
オスカー・ホモルカ
★★★☆☆
1937年 暗黒街の弾痕 フリッツ・ラング ヘンリー・フォンダ
シルヴィア・シドニー
★★★★★
大いなる幻影 ジャン・ルノワール ジャン・ギャバン
エリッヒ・フォン・シュトロハイム
★★★★☆
第3逃亡者 アルフレッド・ヒッチコック デリック・デ・マーニイ
ノヴァ・ピルビーム
★★★★☆
舞踏会の手帖 ジュリアン・デュヴィヴィエ マリー・ベル
フランソワーズ・ロゼー
★★★★★
望郷 ジュリアン・デュヴィヴィエ ジャン・ギャバン
ミレーユ・バラン
★★★★★
1938年 赤ちゃん教育 ハワード・ホークス ケーリー・グラント
キャサリン・ヘップバーン
★★★★☆
女の顔 グスタフ・モランデル イングリッド・バーグマン
トーレ・スベンベルイ
★★★☆☆
霧の波止場 マルセル・カルネ ジャン・ギャバン
ミシェル・モルガン
★★★★☆
バルカン超特急 アルフレッド・ヒッチコック マーガレット・ロックウッド
マイケル・レッドグレーヴ
★★★★★
1939年 嵐が丘 ウィリアム・ワイラー ローレンス・オリヴィエ
マール・オベロン
★★★☆☆
ゲームの規則 ジャン・ルノワール マルセル・ダリオ
ジャン・ルノワール
★★★★★
コンドル ハワード・ホークス ケーリー・グラント
ジーン・アーサー
★★★★☆
1940年代 にほんブログ村 映画ブログへ
1940年 哀愁 マーヴィン・ルロイ ヴィヴィアン・リー
ロバート・テイラー
★★★★★
海外特派員 アルフレッド・ヒッチコック ジョエル・マクリー
ラレイン・デイ
★★★☆☆
レベッカ アルフレッド・ヒッチコック ローレンス・オリヴィエ
ジョーン・フォンテイン
★★★★★
1941年 群衆 フランク・キャプラ ゲーリー・クーパー
バーバラ・スタンウィック
★★★★★
市民ケーン オーソン・ウェルズ オーソン・ウェルズ
ジョセフ・コットン
★★★★★
断崖 アルフレッド・ヒッチコック ジョーン・フォンテイン
ケイリー・グラント
★★★☆☆
美女ありき アレクサンダー・コルダ ローレンス・オリヴィエ
ヴィヴィアン・リー
★★★★☆
マルタの鷹 ジョン・ヒューストン ハンフリー・ボガート
メアリー・アスター
★★★★★
1942年 カサブランカ マイケル・カーティス ハンフリー・ボガート
イングリッド・バーグマン
★★★★★
疑惑の影 アルフレッド・ヒッチコック ジョセフ・コットン
テレサ・ライト
★★★★☆
父ありき 小津安二郎 笠智衆
佐野周二
★★★★★
逃走迷路 アルフレッド・ヒッチコック ロバート・カミングス
プリシラ・レイン
★★★★☆
パームビーチ・ストーリー プレストン・スタージェス クローデット・コルベール
ジョエル・マクリー
★★★☆☆
1943年 郵便配達は二度ベルを鳴らす ルキノ・ヴィスコンティ マッシモ・ジロッティ
クララ・カラマーイ
★★★★☆
1944年 ガス燈 ジョージ・キューカー シャルル・ボワイエ
イングリッド・バーグマン
★★★★★
救命艇 アルフレッド・ヒッチコック タルーラ・バンクヘッド
ウィリアム・ベンディックス
★★★★☆
ローラ殺人事件 オットー・プレミンジャー ジーン・ティアニー
ダナ・アンドリュース
★★★★☆
深夜の告白 ビリー・ワイルダー フレッド・マクマレイ
バーバラ・スタンウィック
★★★★★
1945年 失われた週末 ビリー・ワイルダー レイ・ミランド
ジェーン・ワイマン
★★★★★
白い恐怖 アルフレッド・ヒッチコック イングリッド・バーグマン
グレゴリー・ペック
★★★★☆
そして誰もいなくなった ルネ・クレール バリー・フィッツジェラルド
ウォルター・ヒューストン
★★☆☆☆
1946年 オーソン・ウェルズINストレンジャー オーソン・ウェルズ オーソン・ウェルズ
エドワード・G・ロビンソン
★★★☆☆
汚名 アルフレッド・ヒッチコック ケーリー・グラント
イングリッド・バーグマン
★★★★★
枯葉~夜の門~ マルセル・カルネ イブ・モンタン
ナタリー・ナティエ
★★★★☆
記憶の代償 ジョセフ・L・マンキーウィッツ ジョン・ホディアク
ナンシー・ギルド
★★★☆☆
ギルダ チャールズ・ヴィダー リタ・ヘイワース
グレン・フォード
★★★☆☆
白昼の決闘 キング・ヴィダー グレゴリー・ペック
ジェニファー・ジョーンズ
★★★★☆
美女と野獣 ジャン・コクトー ジャン・マレー
ジョゼット・デイ
★★★★☆
三つ数えろ ハワード・ホークス ハンフリー・ボガート
ローレン・バコール
★★★★☆
郵便配達は二度ベルを鳴らす テイ・ガーネット ラナ・ターナー
ジョン・ガーフィールド
★★★☆☆
1947年 上海から来た女 オーソン・ウェルズ オーソン・ウェルズ
リタ・ヘイワース
★★★★☆
紳士協定 エリア・カザン グレゴリー・ペック
ドロシー・マクガイア
★★★☆☆
パラダイン夫人の恋 アルフレッド・ヒッチコック グレゴリー・ペック
アリダ・ヴァリ
★★★★☆
犯罪河岸 アンリ・ジョルジュ・クルーゾー シュジー・ドレール
ルイ・ジューヴェ
★★★★☆
1948年 赤い河 ハワード・ホークス ジョン・ウェイン
モンゴメリー・クリフト
★★★★☆
アンナ・カレニナ ジュリアン・デュヴィヴィエ ヴィヴィアン・リー
ラルフ・リチャードソン
★★★★☆
黄金 ジョン・ヒューストン ハンフリー・ボガート
ウォルター・ヒューストン
★★★★☆
キー・ラーゴ ジョン・ヒューストン ハンフリー・ボガート
ローレン・バコール
★★★☆☆
自転車泥棒 ヴィットリオ・デ・シーカ ランベルト・マジョラーニ
エンツォ・スタヨーラ
★★★★☆
ロープ アルフレッド・ヒッチコック ジェームズ・スチュアート
ファーリー・グレンジャー
★★★★☆
1949年 オール・ザ・キングスメン ロバート・ロッセン ブロデリック・クロフォード
ジョン・アイアランド
★★★★☆
深夜復讐便 ジュールズ・ダッシン リチャード・コンテ
ヴァレンティナ・コルテーゼ
★★★★☆
第三の男 キャロル・リード オーソン・ウェルズ
ジョセフ・コットン
★★★★★
白熱 ラオール・ウォルシュ ジェームズ・キャグニー
ヴァージニア・メイヨ
★★★★☆
山羊座のもとに アルフレッド・ヒッチコック イングリッド・バーグマン
ジョセフ・コットン
★★★☆☆
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テーマ : クラシック映画
ジャンル : 映画

#0034 キーストン時代のチャップリン短編映画-5(1914年)

原始時代
『アルコール先生 原始時代の巻』

いよいよ、キーストン時代はこれで終わり。終盤の作品はどれもストーリー展開が特に面白くて、ギャグの切れも格段に良くなっています。なにより、初期の悪辣さが影を潜めつつあるため安心して笑えるコメディになってきました。キーストンとは週給150ドルで契約していたチャップリンですが、人気もうなぎのぼりだったのでしょうね、給与のことでもめたらしくエッサネイ社に移ることになります。エッサネイ社とは週給1250ドルの契約だったそうです。

『恋の痛手 』(髭のあと)THOSE LOVE PANGS 1914年10月10日 チャールズ・チャップリン監督
女主人を争う女たらしの下宿人チャップリンとチェスター・コンクリン(この人もよく出ますね)。一時休戦して公園に出かけますが、チャップリンは途中でかわいい娘に目移りします。しかし、娘の恋人が現れ、チャップリンは公園に逃げますが、そこには下宿の女主人と仲睦まじくいちゃつくコンクリンの姿が・・・。二組のカップルにちょっかいをだすチャップリンと、コンクリンたちのドタバタ劇。見ていてへぇっと思ったのが、女主人と話すチャップリンを狙って、コンクリンがカーテンの向こうからフォークで突こうとチャップリンを狙うシーン。コンクリンが狙っているのを知っていて、女主人と立居地を変わるチャップリンが、思い直してもう一度自分が突かれる位置に変わるシーン。はっきりと人に対する思いやりを示すシーンは今までほとんどありませんでした。

『チャップリンのパン屋』DOUGH AND DYNAMITE 1914年10月26日 チャールズ・チャップリン監督
キーストン時代の代表作品。1年間で13万ドル稼いだそうです。『恋の痛手』と一本の映画だったのが、後半の企画が膨らみ別の作品に。パン屋の職人たちはストライキ中。それでもウェイターのチャップリンたちが四苦八苦しながらお店を開けています。いらだった職人たちは食パンにダイナマイトを仕掛けて店のパンに紛れ込ませますが、チャップリンたちがそうと知らずにダイナマイトに火をつけてしまいます。宿敵コンクリンとのケンカやぐにゃぐにゃのパン生地を使ったドタバタがとにかく面白い。この頃の作品は素直に面白いと感じるようになってきました。

『アルコール先生 自動車競争の巻』GENTLEMEN OF NERVE 1914年10月29日 チャールズ・チャップリン監督
”アルコール先生”って何のことだろうと不思議でしたが、淀川長治氏の何かの本でチャップリンが「日本に紹介された頃、"チャップリン”と発音できずにアルコール先生という呼び名になったと書かれていました。内容は、久々にメーベル・ノーマンドとの競演。これも良く見かける自動車レース場でのメーベルをめぐるチャップリン、チェスター・コンクリン、マック・スウェイン三人の争い。チャップリンの演技には余裕のようなものが見えますが、展開もスウェインとコンクリンが警官に捕まって連れて行かれ、チャップリンとノーマンドの二人がハッピーエンド。チャップリンのステータスも上がってきてるんですねぇ。

『逢いびきの場所』(他人の外套)HIS TRYSTING PLACE 1914年11月9日 チャールズ・チャップリン監督
チャップリンとマック・スウェインが酒場でお互いのコートを取り違えたことから起きるドタバタコメディ。当時は台本もなく即興でギャグをつないで映画を作っていたと解説されていますが、なかなかどうして短いながらも良く出来たシナリオです。 この時代の脚本がどうなっていたのか詳しく知りたいところだなぁ。
ギャグの切れもよく、公園のゴミ箱から頭を出すチャップリンをメーベルが殴りまくるシーンは大いに笑えます。最後は誤解が解け、赤ん坊を含めて家族三人で楽しそうに笑う家族のショットで終わりますが、そういえばこの頃のチャップリン映画では、彼に幸せな家族がいるものも結構ありますね。このあたりも後々の作品と違うところです。

『メーベルとチャップリン』(夫婦交換騒動)GETTING ACQUAINTED 1914年12月5日 チャールズ・チャップリン監督
公園ものの一本。この作品も『逢いびきの場所』と同じく、話の展開がとてもよく出来ている。チャップリン/フィリス・アレン夫婦とマック・スウェイン/メーベル・ノーマンド夫婦。それぞれの亭主が互いの妻をナンパするという状況になり、公園警備の警官を含めてのハイテンション・コメディ。これまでの作品よりカット切り替えがずいぶん早く、めまぐるしいほどの展開です。チャップリンの露骨なナンパぶりが笑えますが、最後にズボンのベルトを奥さんにひっつかまれて退場するチャップリンの姿が最高。

『アルコール先生 原始時代の巻』HIS PREHISTORIC PAST 1914年12月7日 チャールズ・チャップリン監督
キーストン映画最後の出演作品。グリフィスの『Men's Genesis』のパロディなのだそうです。原始時代の王様マックス・スウェインの妻にちょっかいを出すチャップリン。獣の皮こそ着ているものの、山高帽にステッキはここでも健在。女たらしも変わりません。マック・スウェインを崖から突き落として王となり、かわいこちゃんも独占と思いきや、這い上がってきたスウェインに石で殴られ・・・、目を覚ますと公園で警官にたたき起こされているところでした。この時代に夢オチがあったとは驚き。マック・スウェインがチャップリンの敵役としてよく登場しますが、チャップリンよりもはるかに大柄なスウェイン相手の喧嘩だと初期の頃のような弱いものいじめの様相になりません。良いコンビだったと思います。


(参考文献:「チャップリンのために」 大野裕之編集 とっても便利出版部発行より)

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ウッディ・アレン、スペインの大学から名誉博士号を授与される

【ウッディ・アレン、スペインの大学から名誉博士号を授与される(AFP BB NEWS 6/15)より】

6月14日にバルセロナのPompeu Fabra大学から授与されたということです。ちょっと調べてみましたが、詳細がわかりませんねぇ。またニュースがあれば掲載します

ウディ・アレンは現在スペインで新作の準備中(⇒Midnight in Barcelona(Woody Allen Spanish Profect))。お気に入りのスカーレット・ヨハンソンを初め、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデムなどなどが出演。7月から撮影開始ということです。

前作『Scoop』の全米BOX OFFICEが振るわなかったため、新作『Cassandra's Dream』の配給が心配されたウディ・アレン。無事ワインスタイン・カンパニーによる配給が決定し、今回の名誉博士号受賞。次回作もぜひ頑張ってほしいと思います。

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『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』 クランクアップ!

【三池崇史が挑んだ和製ウェスタン「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」クエンティン・タランティーノも駆けつけた会見は大盛り上がり!(Moviewalker)】

舞台は根端(ねばだ)の寒村、湯田(ゆた)の村。
平家と源氏のウェスタン。
鳥居から首吊りがぶらさがってる~。

記事にするつもりはなかったのに・・・・、なんか惹かれるんだよお。

公式サイトは ⇒ こちら

『ブリッジ』 6月16日公開

自殺ドキュメンタリー映画「ブリッジ」その製作意図は?(Yahoo!映画ニュース)6/15】

明日、ちょっとショッキングな映画が封切りになります。

エリック・スティール監督の『ブリッジ』

米国有数の自殺名所、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジに一年間カメラを据えて定点観測し、自殺者の姿をドキュメンタリーにおさめた作品。

エリック・スティール監督のインタビューなどを読むと、決して興味本位で作られた作品ではないということがひしひしと伝わってくるのですが、それでも人が自殺するシーンによって一本の映画が成立しているという事実とその映画の意義をうまく受け止めることが出来ないのです。

エリック・スティール監督は、それが映像になることによって、今までまったく進展しなかった自殺防護柵取り付けの議論が進み始めたと言っている。スタッフが発見することによって6人の自殺志願者の命を救うことが出来たのも素晴らしいことだと思います。「このプロジェクトは人の命を救うと信じていた」という彼の言葉も正しいと思います。

しかし、目的が正しいかどうかとか何かに影響することができたかどうかとか、そういうことの前に、人が命を絶つ瞬間の映像を何かの目的のために用いて本当に良いのだろうか。そのために、待ち受けて撮影する行為は正しいのだろうか。

結局、考えても良くわからないので、久しぶりに映画館に出かけて直に自分の目で確かめてみたいと思います。感想はまた後ほど。

関連記事
“自殺の瞬間”を捉えた映画をあなたは許せる? 許せない?(Yahoo!映画 6/15より)
インタビュー:エリック・スティール 僕たちを取り巻く世界をより正確に捉えていると思う(シネマぴあ より)
公式サイトは ⇒ こちら

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#0033『ローカル・ヒーロー/夢に生きた男』ビル・フォーサイス監督 1983年イギリス

ローカルヒーロー
”LOCAL HERO”

監督・脚本:ビル・フォーサイス
製作:デヴィッド・パットナム
撮影:クリス・メンゲス
音楽:マーク・ノップラー
出演:バート・ランカスター/ピーター・リーガート
   デニス・ローソン/フルトン・マッケイ
   ジェニー・シーグローヴ/ノーマン・チャンサー
   ピーター・キャパルディ

不思議と気持ちの良い波長の映画。物語は米国石油資本が石油精製工場建設のために、スコットランドの小さな漁村を地上げしようというストーリー。ビジネスのロジックで作ると結構ドライでシビアな映画になりそうなテーマである。

この映画ではそういうテーマを実に面白く取り扱っている。地上げというと、「利益のために住民も自然も踏みにじる企業側と抵抗する住民たち」のような構図がうかぶ。

しかし、地上げするノックス社社長ハッパー(バート・ランカスター)はビジネスより天体観測の方に興味があるらしい。バート・ランカスターのとぼけた社長ぶりは一見の価値ありで、ののしることが治療という妙ちくりんなカウンセラーにかかっているところを見るとストレスも結構あるらしい。経営会議では居眠りして大いびき、社長室にはスイッチ一つで登場するプラネタリウムを備え、主人公マッキンタイア(ピーター・リーガート)がスコットランドに向かうときも、買収のことは全然頭になく、スコットランドの星空の様子をレポートするように嬉々として命じる。地上げする側にはシビアでビジネスライクな感じが微妙に、ない。

一方の、地上げされる側の漁村の住民たちもまたおかしい。抵抗するかと思えばさにあらず、マッキンタイアが現れた瞬間から金の話で持ちきりになる。素朴な漁村の老人がロールスロイスを買うかマセラッティを買うか議論している姿がおかしい。企業と村人の仲介役のホテル主人兼会計士のゴードンもいかに高く吹っかけようかと虎視眈々。漁村に大金をもたらすマッキンタイアはまさに突然現れたヒーローである。要は買収する側される側の様子がそれぞれ逆転してしまっている。

この作品のほのぼのと気持ちの良い波長は、地上げというエゴがむき出しになりそうテーマを選んでおきながら、善悪や正しい正しくないというような判断がどこにもされていないことが原因なのかもしれない。ビジネスマインドのない社長もOK、金持ち願望丸出しの住民もOK、ピンはねを画策する会計士も全然OK。悪意を振りまく人間も、正義を叫ぶ人間も出てこない。

そんなドラマの中心人物マッキンタイアは飄々と淡々と仕事を進めていくが、徐々に村の風情になじんでいく。スーツ姿がノーネクタイになり、村人たちと同じようなセーター姿に変わっていく。ヒューストン本社の会議時間に変なアラームを鳴らす腕時計は海岸の岩場に忘れ去られて海の中に。ホテルの入り口でなぜか必ず轢かれそうになるオートバイをよけるタイミングもつかんできた頃、マッキンタイアはゴードンに一度だけ「このまま村に残りたい」と伝える。

唯一、買収に応じない老人ベンと漁村に自らやってきたハッパーが星の話で意気投合し、買収計画は予想外の方向に変更。役目を終えたマッキンタイアは、やはり最後まで淡々と、特に執着することなく村を去っていく。

ラストの2カットはスコットランドの漁村での出来事を猛烈に懐かしく感じさせる素敵なシーンで締めくくられる。

続けて2回観た後に、ジワーと素晴らしさが伝わってくる、とっても気持ちのよい作品であった。★★★★★にほんブログ村 映画ブログへ

(※この記事は”カルトでも、インディーズでも、アートでも(C.I.A)”からの転載記事です。)

ローカル・ヒーロー 夢に生きた男(1983) - goo 映画
ローカル・ヒーロー~夢に生きた男~@映画生活

ローカル・ヒーロー 夢に生きた男

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#0032『イギリスから来た男』スティーブン・ソダーバーグ監督 1999年アメリカ

イギリスから来た男
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監督:スティーヴン・ソダーバーグ
製作:ジョン・ハーディ/スコット・クレイマー
脚本:レム・ドブス
撮影:エドワード・ラックマン
音楽:クリフ・マルティネス
 
出演:テレンス・スタンプ/ピーター・フォンダ
    ルイス・ガスマン/バリー・ニューマン
    レスリー・アン・ウォーレン/ジョー・ダレッサンドロ
    ニッキー・カット/アメリア・ハインル
    メリッサ・ジョージ

<作品関連情報>
    ⇒IMDb(英語)

完全ネタバレ!ストーリーを知りたくない方は読まないでください。

お昼にアップした『私家版』は、この作品記事の前フリでありました。テレンス・スタンプ@復讐者つながりということで。

9年ぶりに刑務所を出てきたウィルソン(テレンス・スタンプ)は一人娘ジェニーの事故死を知らされる。不審を抱いた彼は、真相を追ってアメリカへ。死の当時娘が交際していたロック・ミュージック界の大物テリー・ヴァレンタインをターゲットに定め、執拗な追跡を開始する。

主役のテレンス・スタンプも敵役のピーター・フォンダも1939年生まれで、この映画の時は60歳。もう一人、いい味を出しているセキュリティ・コンサルタントを演じたバリー・ニューマンが1938年生まれで61歳の還暦。渋い爺さんたちのアクション映画ですが、とにかくキャラが立っててかっこいい。

無表情な上にちょっとわざとらしいイギリスなまりのテレンス・スタンプは、いきなり敵のアジトに乗り込み、無茶やり放題のキレキャラが素敵。方や白い歯と笑顔が素敵にいかがわしく、滑稽なほどの小心者ぶりがなぜか魅力的なピーター・フォンダ。この二人の対決は60年代カルチャーの対決でもあるわけですな。特にテレンス・スタンプは復讐の暗い炎をメラメラさせながら目的に向かっていくキャラクタが世界一似合う。 #0031の『私家版』もまさにそういう役でした。『私家版』の方はもっと沈着冷静な頭脳犯で、個人的な好みはそういうクールなほうに軍配が上がりますが、この作品のテレンス・スタンプもかなりの好演。やはり表情を変えない奴は怖い。

さらに、この作品の見物は冒頭に状況説明がされる14分間の凝りまくった映像。ジェニーの死を知らせてきたエド(ルイス・ガスマン)を訪れ、事故死の様子を聞き、テリー・ヴァレンタインを追って彼を知るギャングのアジトに乗り込むまでが、フラッシュバックとフラッシュフォワードを駆使して語られます。この映像感覚はちょっと他では見たことがありません。映像は反復横とびのごとく時間軸を行ったりきたりするくせに、音声はずっとシーケンシャルに続いている。当然ある場面では映っている二人としゃべっている二人が別の時制にいたりして(要するに画面上登場人物が無言でにらみ合っているのに音声だけは会話している)、まことに見ている側は混乱させられるのですが、その分スクリーンへの集中度は100%アップ。緊迫感は200%アップ。これは参った。これは麻薬だ。

最初から良すぎて、当然「もっとくれ!」ということになってしまうのがこの映画の唯一痛いところか。冒頭の演出テクニックにしびれてしまってもっともっととおねだり状態になってしまうのですが、その後は意外なほどオーソドックス。特にクライマックスの別荘のシーン。3つどもえの戦いがストーリー的には面白くもあるのですが、映像的には極めてシンプル。最期のフラッシュフォワード ”Tell me about Jenny・・・”に全てを集約して、ラストシーンにつなげるという意図は良くわかるのですが、冒頭シーンで薬中状態になってしまっているので、物足りないのですよ。お預け食ったみたいなんですよ。この手の震えをどうしてくれるのだソダーバーグよ!

はい、理不尽な要求でした。そんなに全編凝りまくったら大変だ。でも、なんか、物足りないのも事実なんですよね・・・。それほど、冒頭シーンのインパクトが大きかったということで。

しかし、映像面はさておいてラストシーンのウィルソンは哀しい。父としてこんな悲しみはないでしょう。ジェニーは幼い頃、父親が悪事を働いていることに子どもながら勘づいて、受話器を片手に「悪いことしたらおまわりさんに言いつけるから!」と、精一杯の制止を試みた。それでもついに強盗の再犯で刑務所にぶち込まれた父に対して、彼女は失望し落胆していた。彼女の失望をウィルソンも人づてに聞いていた。

大人になった彼女とテリーは心から愛し合っていた。しかし、テリーが金に困り麻薬取引に手を染めたことを知ったジェニーは、やはり子どものときと同じように受話器を握り、「そんなことをするなら警察に訴える!」とテリーに迫った。もう取引は終わり今さら引き返すことは出来ないのに彼女はそうせざるを得なかった。父親に失望しながらも、止めることが出来なかった自分を責めていたのか。もう二度と愛する人を悪の道に走らせないと必死になった。一歩も引かない彼女の剣幕にテリーはたじろぎ、思わず彼女の首に手をかけてしまった。

夜の海岸で真相を聞いたウィルソンの表情は哀れです。最初からずっとテリーを追い、復讐者として存在してきたウィルソン。実は自分がジェニー殺しの共犯者だったことを悟った。若い頃の自分の愚かさと、娘ジェニーの父に対する思いと、そしてそれこそがジェニーの命を奪ってしまったという現実を知ることになったウィルソン。それまでの精悍な表情から一気に年相応の老人の顔になってしまいました。

ちなみに、この映画、英語と米語の違いがわかるとおそらく面白さ倍増。ウィルソンの”英語”が意外に通じなかったりしているようで、そのあたりから彼の異邦人としての存在感が漂っているんじゃないかと思うんですがね。そのあたりのニュアンスをキャッチできないのが残念です。★★★★☆

日本初公開時の記者会見録を発見しましたのでリンクしておきます。 → こちらを

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三代目座頭市に綾瀬はるか?!

【な、な、なんと女が3代目・座頭市襲名 - goo 映画】にほんブログ村 映画ブログへ

ちょっと目を疑いましたが、そういうことなのだそうです。

勝新太郎 ⇒ ビートたけし ⇒ 綾瀬はるか

・・・・もう一回確認してみましょう、

勝新太郎    ⇒  ビートたけし    ⇒  綾瀬はるか
かつしん たけし はるか
うーーむ、勝算はあるのか中沢敏明・・。

「座頭市や時代劇ファンをがっかりさせないように一生懸命頑張ります」

という彼女のコメントが泣かせる。がんばっていただきたいものです。

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#0031『私家版』ベルナール・ラップ監督 1996年フランス

tireapart.jpg
私家版
私家版

”TIRE A PART”

監督:ベルナール・ラップ
製作:ジョエル・フロン /ブジェマ・ダマーヌ
原作:ジャン=ジャック・フィシュテル
脚本:ベルナール・ラップ
撮影:ロマン・ウィンディング
出演:テレンス・スタンプ/ダニエル・メズギッシュ/マリア・デ・メディロス

以前、”カルトでも、インディーズでも、アートでも(C.I.A)に掲載した記事から、テレンス・スタンプの魅力炸裂『私家版』を若干修正転載します。

ネタバレです

30年前、恋人の自殺をきっかけに作家への道を自ら断念したエドワード・ラム卿(テレンス・スタンプ)。編集者として生きるエドワードのもとに、古くからの友人ニコラ・ファブリ(ダニエル・メズギッシュ)が、自らの体験を下にした新しい小説を携えてやってくる。”並みの作家”と評されるニコラの新作は驚くべき傑作。その原稿を読んだエドワードは、そこに恋人の自殺の真相が描かれていることを発見する。彼女の死の原因はニコラにあったのだ。エドワードは静かに復讐を開始する・・・。

フランス映画が描く人間と人間の関係って、クセがあって好きなんです。ヨーロッパの中で他民族とひしめき合ってきた国民性なんでしょうね、愛や憎しみなどドロドロしたところが複雑に絡みあうドラマの描き方はフランス人ならではの発想と切り口だと思います。

今回の『私家版』も愛憎渦巻く実に周到な復讐劇ですが、演じるテレンス・スタンプがほとんど感情の変化を見せないため一見平板なドラマに見えます。加えてラップの脚本・演出が、ニコラによる恋人のレイプや自殺、ニコラの初版本の発行、ゴンクール賞(フランスの権威ある文学賞)受賞、エドワードが仕掛けたスキャンダルに対する世の中の反応などドラマ進行上のポイントともなる部分をほとんど省略してしまっているため気がつくとストーリーが次の展開になっていたりするのですが、その分エドワード卿の復讐のプロセスだけに集中して描かれているため、きわめてドラマの密度は高い。スローテンポだという映画評をよく見かけますが、逆にかなりテンポは早いと感じました。実際、90分弱と言う短時間でエドワードがニコラを破滅させるプロセスを描ききっている腕前は評価できると思います。

”究極の詐欺はだまされた本人もだまされた事に気づかない・・・」。”白昼の死角”にそういう話がありました。その時だけじゃなくて、後々までずーっと気づかないということですよねぇ。エドワードの仕掛けた復讐の細工はまさにこれ。ニコラは追い詰められ、ボロボロになっても最後までエドワードだけは理解者だと信じて疑わなかった。正直なところ復讐の筋立てはかなり早い段階から先が見えていて、エドワードが復讐者だということをニコラに明かして、すったもんだして・・・、みたいな安直な結末かと不安になっていたのですが、さすがにベルナール・ラップ、もう一枚奥の手を隠していました。

本作の魅力は、この復讐プロセスの完璧さと主役のテレンス・スタンプの魅力。この二つに集約されますね。主人公のエドワードは、知的でユーモアもあり、本に関するプロフェッショナルな技術も魅力的。一切の感情を抑えて黙々と精密機械のように復讐のプロセスを踏んでいく怖さを演じるテレンス・スタンプはすごいの一言。彼にしか出来ない役だとまで思い始めます。ベルナール・ラップはもう一つの監督作『趣味の問題』でも化粧品会社の経営者フレデリック(ベルナール・ジロドー)を実に魅力的に描きましたが、オヤジをかっこよく描くのがうまい。

そのベルナール・ラップはもともとフランス国営放送のジャーナリストで、テレビや雑誌のニュースで素晴らしい実績を残しています。TV用のドキュメンタリーフィルムを何本か製作したあとに商業用長編映画に進出しデビュー作として本作、4年後に第二作『趣味の問題』を撮りました。以前『趣味の問題』を観て以来、個人的にはかなりお気に入りの監督なのですが、2006年8月に癌で亡くなってしまいました。残念なことです。★★★★☆にほんブログ村 映画ブログへ

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カンヌ・グランプリの河瀬監督、インディペンデント映画普及に奮闘

【カンヌ・グランプリの河瀬監督、インディペンデント映画普及に奮闘(AFP BB NEWS 6/13】にほんブログ村 映画ブログへ

「映画では食べていけない」と発言した河瀬監督ですが、インディペンデント映画の普及に向けて本気のようです。

記事中で監督も語っているように、最近邦画が好調とはいえ、資金力や発信力のある大手テレビ局の力によるところが大きく、それが本当に良い映画を創造する環境として適しているのかというのは気になるところです。

一映画ファンとしては、心に残る映画をたくさん見たいということに尽きるのですが、河瀬監督の活動が身を結ぶよう、せめてブログで応援したいと思います。

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#0030『醜女の深情』マック・セネット監督 1914年アメリカ

醜女の深情
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監督:マック・セネット
出演:チャールズ・チャップリン
    マリー・ドレスラー
    メイベル・ノーマンド
    ミルトン・バール
    チェスター・コンクリン

<作品関連情報>
    ⇒IMDb(英語)

マリー・ドレスラー主演の人気芝居を映画化した喜劇作品。この当時チャップリン映画をはじめコメディ作品は1巻、2巻が中心(時間的には10分から20分)でしたが、この作品は喜劇映画史上初の6巻大長編となりました。

主役は舞台と同じくマリー・ドレスラー。田舎の農園主の娘で、伯父は大銀行の頭取という令嬢ですが、見てくれが少しばかりよろしくない。チャップリンはその彼女に魔の手を伸ばす都会の洒落た結婚詐欺師。いつもの浮浪者スタイルとは違い、こざっぱりと格好いい。チャップリンは郊外を散歩中に、ティリーが投げたレンガ(笑!)にあたって昏倒し彼女の家に担ぎ込まれる。ティリーの家が金持ちだということに勘付いたチャップリンは、早々にアタック開始。彼女はのぼせ上がり、父の金を盗んでチャップリンとともに都会へと向かう。チャップリンは女友達(メーベル・ノーマンド)と結託して酒場でディリーを酔わせ金を騙し取り姿を消す。ところがその直後、ティリーの伯父である銀行家が山で遭難し彼女に巨額の遺産が転がり込んだことを知る。、メーベルを捨て、あわててティリーの元に戻り強引に結婚式を挙げてしまうチャップリンだが、実は九死に一生を得た銀行家が戻ってきてチャップリンの企みは全て無駄に終わる。最期にティリーとメーベルが女同士心通じ合い、チャップリンだけが悪者となり退場する。

1914年の後半、チャップリンは自ら台本を書き監督をしており、初期に良く見られた底意地の悪いキャラクターが変化してきている時期でした。チャップリンの短編を時系列に見ていくとよくわかるのですが、彼が監督をするようになってから徐々に悪辣な趣向が影を潜め、人生の哀愁を噛み締める男や、要領が悪いために失業してしまう男などが登場してきます。おそらく、観客の嗜好を確認しながらキャラクターの性格を模索していたのだと思います。

しかし、喜劇映画の草分けでありキーストンコメディの総帥でもあるマック・セネットは従来どおりの喜劇を踏襲していたようで、この作品におけるチャップリンの役柄も以前に戻って徹底した悪党となっており、これがチャップリンにとっては耐えがたかったのではないかと思います。

それでもチャップリンが、この作品で演じた結婚詐欺師はキャラクタとしてとてもよく出来ていて、細かい表情・仕草やチャップリン独特の"笑わせる"アクションをふんだんに盛り込み、大変丁寧に役作りされています。このあたりは納得が出来なくても全力を尽くすプロ根性のなせる技。しかし、やはりこの作品についての不満は大きかったようで、チャップリンは自分を映画監督の道に導いてくれた恩人マック・セネットに文句をつけたそうです。公開二ヵ月後にはチャップリンはキーストン社を去り、8倍のサラリーでエッサネイ社に移ります。タイミング的にもこの作品が移籍の大きなきっかけになったのは間違いありません。

もともとマリー・ドレスラーの映画ということで、確かに彼女の存在感はすごい(メーベルが初めてチャップリンと一緒にいるティリーを見たときに、「象を引っ張ってきたみたい・・」とつぶやくのがツボ)のですが、それでもやはりチャップリンの素晴らしさが際立ちます。今となっては見紛うことなきチャップリン映画。作品時間が長くなっても間延びせず、観客を笑わせ続ける演技のキレには改めて脱帽いたしました。

★★★☆☆(やっぱりこういう役はあまり見たくないなぁ・・)

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チャップリンの醜女の深情チャップリンの醜女の深情
チャールズ・チャップリン マック・セネット マリー・ドレスラー

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コミック原作映画カウントダウン

最近、コミックを原作とする映画を多数見かけますが、良くできているなぁと感心するものつまらないもののレベル差が大きい。アメリカの大手オンライン映画レビューサイト”Rotten Tomato”にて、コミック原作映画カウントダウン(1位~94位)を見つけました。こんな作品が評価されているのかと再発見しましたのでリンクします。→ Comix Worst to Best:Rotten Tomate

ちなみにTOP10は↓。どれもなるほどって感じですな。
1.スパイダーマン2(2004) 
2.アメリカンスプレンダー(2003) 
3.ゴースト・ワールド(2001) 
4.スパイダーマン(2002) 
5.X-MEN2(2003) 
6.ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005) 
7.メン・イン・ブラック(1997) 
8.バットマン・ビギンズ(2005) 
9.スーパーマン(1978) 
10.メトロポリス(2002) 

さらにちなみに最下位は・・・『マスク2』だそうです。ラジー賞7部門ノミネートは伊達じゃない。

ということで、ヒーロー物圧勝かと思えば微妙にそうでもなく、結構渋い作品も入ってますねぇ。10位の『メトロポリス』は手塚治虫原作の日本のアニメ作品。ベスト10に邦画が入っているのはうれしい。

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カンヌを二度受賞しても、映画では食べていけません:河瀬監督語る

カンヌ受賞の河瀬監督、「映画では食べていけません」(オーマイニュース)

『殯(もがり)の森』で、先の第60回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬監督のインタビュー記事ですが、日本の映画界の現状に寂しさを感じますね。こういう環境で、資金力のあるTV局に映画の主導権を握られていくのはいかがなものでしょう。
監督が言う”映画という文化が経済として成り立つ仕組み”の早期実現を望みます。

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第4のスクリーン?ポケット・フィルム・フェスティバル

【動画】「携帯映画監督」誕生? ポケット・フィルム・フェスティバル

前の記事で、”携帯画面は映画には小さすぎる”と言いましたが、世の中すでにこういうことになってきているようです。携帯画面に向く作品が研究されていくんでしょうね。微妙だなぁ。

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ウォン・カーウァイに女中虐待疑惑?!

女中が涙の訴え!香港の巨匠カーウァイ監督に虐待疑惑―香港(Yahooニュース)

なんか、とんでもないニュースが入ってきましたね。あのウォン・カーウァイ監督のインド人女中が虐待されて裸足で逃げ出したと訴え出たそうです。

事の真相はわかりませんが、つい最近『花様年華』を見たばかりなので、あのメロウな映画を作れる人が虐待とはにわかに信じられない(信じたくない)。

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Apple、オンライン映画レンタルに向け交渉

Apple、オンライン映画レンタルに向け交渉(Wall Street Jounal)】
4月にMGM映画のオンライン配信を発表したAppleですが、iTune Store経由での新作映画オンラインレンタルを目論んでいるそうです。一本2.99USDでレンタルして、PCで見てiPODにも転送できるということならば借りる人はいるでしょうね。ただし、私も携帯の2.9インチ画面でテレビ録画などを見ていますが、やはり小さすぎる!。これが映画となれば、やはり最低7インチ以上で極力軽いビデオ用iPODなど欲しくなるところ。電車の中でノートPCを開いてDVDを見ることがありますが、周囲の目がかなり気になります(過激なベッドシーンがあるような映画は見れないし・・)。スマートにすっと出して目立たず見れるようなデバイスが欲しいものですな。しかし、その前に、まだまだ新作オンラインレンタル実現は問題山積の様子。また、日本のiTunesでは映画のオンライン配信(販売)もまだされていないようですので、電車の中でレンタル見放題には、まだまだ時間がかかりそうです。

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#0029 キーストン時代のチャップリン短編映画-4(1914年)

画工
『チャップリンの画工』~幸せな元恋人の姿を見つめる・・・~

1914年8月の『チャップリンの小道具係』を最後に、ひどい仕打ちで人を笑わせるキャラクタは徐々に影をひそめ、『チャップリンの画工』における、昔の恋が忘れられない落ちぶれた画家や『新米雑役夫』のドジでクビになってしまう雑用係など、哀愁の漂う主人公が登場し始めました。自伝などでもこの時期、いろいろな新境地に挑んでいた記述があるそうですが、いよいよ”人生の哀しみの中におかしさがある”チャップリンらしい世界が開けてきます。

『チャップリンの小道具係』The Property Man 1914年8月1日 チャールズ・チャップリン監督
この頃のチャップリン(チャスという愛称だったんですね)は弱いものいじめも平気ですが、この作品では特に顕著。ミュージック・ホールの道具係のチャップリンは雑用係の爺さんに重い荷物を持たせ、倒れて荷物の下敷きになった爺さん相手に、荷物の上に載るわ顔を蹴るわ・・・・。デビューしたての頃と違って、見かけは後の心優しい”チャーリー”・チャップリンと同じですから、よけいに見るのがつらい。まあ、そういうところにあまり真面目に反応することもないのかもしれませんけどね。ちなみに、チャップリンの短編には”ミュージック・ホールもの”というジャンルがあるそうです。

『チャップリンの画工』The Face on the Bar・Room Floor 1914年8月10日 チャールズ・チャップリン監督
この作品は、この頃の作品の中ではかなり趣が違います。チャップリンは恋に破れて落ちぶれた画家。今は、バーで思い出話を聞かせては酒を恵んでもらっています。1巻ものの短い話ですが、落ちぶれた人生の悲しさが描かれており、得意のケンカやドタバタも出てきません。ラストシーンでは、振られた恋人が幸せな家庭を気づいているのを見かけ、一人ぼっちで去っていくというパターンを初めて観ることができます。当時のキーストン映画の環境ではかなり挑戦的な作品だったでしょうね。人気も出てきて本来やりたかった映画を撮れるようになってきたのか、たまたま試してみただけなのかわかりませんが、間違いなく後々のチャップリン映画を思わせる作品となっています。

『レクリエーション』Recreation 1914年8月18日 チャールズ・チャップリン監督
へぇぇ、面白い作品ですね。と言うのは、チャップリンの初監督作品『恋の20分間』のフィルムを7割方使っています。スリ取った時計をめぐるドタバタの部分をすっかり削除して、代わりに水兵とのレンガ投げやすったもんだを加え、オチの全員池にはまるシーンはそのまま。チャップリンだけ彼女を掻っ攫っていくラストも同じ。月に何本も新作を公開していた時代ですから、こういう再利用もあったのでしょう。ドタバタぶりが話題になったらしいので、観客もろくに覚えていなかったのかも・笑。

『男か女か』 THE MASQUARADER 1914年8月27日 チャールズ・チャップリン監督
キーストン映画の舞台裏をテーマにした作品。売れない三流役者のチャップリンが、監督からクビを言い渡され、翌日女装して戻ってくる。チャップリンの女装は、『多忙な一日』に続き二作目。前もそう思ったんですが、女装が似合うんですよね。きれいです。内容はいつものドタバタ大喧嘩のパターンですが、当時の撮影風景や楽屋風景を見ることが出来て興味深い作品でした。でぶ君ロスコー・アーバックルもちょい役で登場。

『チャップリンの看護人』HIS NEW PROFESSION 1914年8月31日
足を骨折して車椅子生活の叔父の看護に嫌気がさした男が、チャップリンを雇って看病をさせ、自分はデートに出かける。チャップリンの役どころは、悪気はないのだけれどもドジばっかりの男で、キャラに維持の悪さがない。やはり、少しチャップリンのキャラクターが変わってきている様子。オチの桟橋でのドタバタはキーストン・コップスも加わっていつもどおりだが、海に落ちる警官は今までになく豪快なダイブを見せる。また、叔父の車椅子が桟橋すれすれまで突き飛ばされるシーンも今までにないスリリングな演出で面白かった。

『二組の夫婦』(両夫婦)THE ROUNDERS 1914年9月7日 チャールズ・チャップリン監督
ホテルの向かいの部屋にするチャップリンとアーバックルは二人揃ってのんだくれのダメ亭主。それぞれの恐妻の隙を突いてこりもせず飲みに出かけるが、妻たちも手を結び二人を追いかける。ホテルからはじまって、酒場、公園とキーストンコメディおなじみの舞台が次々と登場。最後は穴の開いたボートの中で眠り込み池に沈んでいくという新しいパターンのラストシーンが観れます。ロスコー・アーバックルとチャップリンの息のあった二人芸が見ものです。

『新米雑役夫』THE NEW JANITOR 1914年9月24日 チャールズ・チャップリン監督
サスペンス・コメディと紹介されていますが、珍しくシリアスな悪役が登場。ある会社の雑役夫チャップリンは、ドジがたたってクビに。この会社の課長は借金取りに追われて会社の金庫から金を盗もうとしているところを社長秘書に見つかり、あわや秘書は殺されそうになりますが、駆けつけたチャップリンに取り押さえられます。自伝の中で「単なるお笑いだけに終わらせず、いま一つ別の面を加えたいと思うようになったきかっけ」と書いているそうですが、その前の『チャップリンの画工』などでも明らかに新境地を模索している風が見えます。

(参考文献:「チャップリンのために」 大野裕之編集 とっても便利出版部発行より)

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#0028『花様年華』ウォン・カーウァイ監督 2000年香港

花様年華
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監督・製作・脚本:ウォン・カーウァイ
撮影:クリストファー・ドイル/リー・ピンビン
出演:トニー・レオン/マギー・チャン
    スー・ピンラン/レベッカ・パン
    ライ・チン

<作品関連情報>
    ⇒IMDb(英語)

果たして夢か幻か?

漂泊感が独特の魅力を感じさせてくれる作品。ラストシーンの台詞でなるほどと思いましたが、この映画はチャウ(トニー・レオン)の昔の恋の記憶を”そのまま”映像にしようとしていると考えても面白そうですよね。何年も後になって彼の心の中にしまいこまれている忘れられない想いと、懐かしさと、後悔の念と、記憶の輪郭すらぼやけてきている、そんなものを”そのまま”映像化しようとしているのではと。ラストで木にほった穴に密かな想いを告白する、その数分間にチャウの頭の中にめぐった映像。

チャン夫人(マギー・チャン)自身のことと彼女と一緒に過ごした思い出以外はほとんどがはっきりと描かれない。二人以外の登場人物にこれといった主体性はないし、二人の妻や夫にいたっては姿すらほとんど見せない。たびたび登場するスローモーションやミラーイメージ、物の影から覗く限られたイメージを多用して、明確な映像感を与えない。ストーリーもジャンプを重ねて、時間感覚や前後のつながりがあいまいになる。屋台に続く路地の階段でのすれ違い、雨宿り、タクシー、お互いの部屋のドアの前での会話など、同じようなシチュエーションが繰り返し映し出され、その繰り返しの中で二人の関係が少しずつ変わっていく。やはり何度も出てくる食事のシーン(皿に残るチマキの皮やジャーからずるずる出てくる麺など)がいくらかの現実感を残している。そしてあの音楽ですねぇ。

全ては、いまや定かでなくなった昔の記憶を覗き込むような、幻のような感覚を観客に与えるために作られている。もとより、大人同士のはかないラブストーリーも素敵だと思いますが、それも含めて雰囲気を味わうヴィジュアル系の映画。まさに、Im the mood for love.にほんブログ村 映画ブログへ


チャン夫人のイメージは、知的で、美しくて、エロティックで・・・。チャイナドレスは彼女のためにあると言っても過言ではないでしょう(過言ですか?)。シーンごとに違うドレスで登場して全部で46着になったそうです。引越しが終わって、マージャンをする夫にキャメルを届け、椅子の肘掛に腰掛けるシーンが。。。。。多分一生忘れないですわ。その直後に邪魔な女が場面に入り込んでくるなと思ったら、これはチャウの奥さんなんですね(どうでもいいですが)。

チャン夫人を演じているマギー・チャンはジャッキー・チェンの『ポリス・ストーリー』("85)のヒロインを演じていた。確か、黄色っぽいジャケットに白いパンツ姿で悪役に蹴り飛ばされて階段から転げ落ちてませんでしたっけ?あの、きゃーきゃーうるさかった小娘(失礼!)が、15年を経てこんなに情感溢れる女優さんになるとは・・・。やはり正しく時間を積み重ねることは大切(かつ偉大)ですね。

ウォン・カーウァイ監督とクリストファー・ドイルが仕掛けてくるこの雰囲気はかなり確信犯的な胡散臭さを感じなくもないので、そこら辺に敏感な人にとっては嫌な作品でしょうね。私は好きです。

★★★★☆

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in the Mood for Love ~花様年華in the Mood for Love ~花様年華
トニー・レオン ウォン・カーウァイ マギー・チャン

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#0027『アンダルシアの犬』ルイス・ブニュエル監督 1928年フランス

アンダルシアの犬
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監督・製作:ルイス・ブニュエル
脚本:ルイス・ブニュエル/サルバドール・ダリ
撮影:アルベール・デュベルジャン
出演:ピエール・バチェフ/シモーヌ・マルイユ
   ハイメ・ミラビエス/サルバドール・ダリ
   ルイス・ブニュエル

<作品関連情報>
    ⇒IMDb(英語)

おそらくディープな映画ファンなら一度は観ている有名作品ですが、ちょいとやっかいな映画を観てしまったなぁ。

このブログで書いているのは作品の感想で、ストーリーや演出、演技、撮影、作品背景などからピンとくるとっかかりを探して自分の考えや思いに引っ掛けて文章にしているわけです。と言うことは作品になんらかのとっかかりがないと書けんわけです。

ところがこの作品、つかまるところがない!ということは、私の手には負えない作品・・・。しかし、そう言ってしまうと全て事は終わってしまうので、四苦八苦することを覚悟で書いてみることにしました。

このところ1920年代以前の映画を観てきているわけですが、この時期、映画は”物語のための道具”としてどんどん進歩してきました。最初は、ただモノを映すだけだったものが、シナリオで語るようになり、演技で語るようになり、カメラワークで語るようになり、編集で語るようになってきました。この発展ぶりを作品を追いかけながら観ていくのがものすごく楽しいんですね。この『アンダルシアの犬』が作られた1928年頃には、それらが映画作法としてかなりしっかりと体系化されてくるのです。まず、そういう映画の見方をしている私にとって本作は少し酷。

物事が体系化してくるとやはり”そうじゃないョ!”と異を唱える人たちもおり、延長線から外れたところで方法論を模索するという動きが出てきます。初期の映画の歴史でも、グリフィスの「Continuity」を基本とする映画作法に対してエイゼンシュテインが「衝突のモンタージュ」を唱えて『戦艦ポチョムキン』のような作品を作りました。

それでも、モンタージュ理論の発展は、「物語を語る」ということの範疇内で、思想や手法の革新を求めた結果なのではないかと思います。『カリガリ博士』における表現主義の適用でさえ完成した映画から”物語”すなわち作者の意図を探り出すことが出来ます。しかし、『アンダルシアの犬』で、ブニュエルとダリが挑戦したことは、映画が30年かけて磨き上げてきたストーリーテラーとしての機能をまったく考慮してないじゃないですか。映画が映像を映すことによって物語を語ろうと努力してきたのに、”映画は映像を映す・・・”というところまでしか利用していない。単に映像を映すだけの機能として映画を扱った作品にはこれまで触れたことがない。

解説によると、ブニュエルとダリの見た夢(女の目を切り裂くのがブニュエルの夢、手からアリが出てくるのがダリの夢)をもとに映像のアイデアを出しあい、合理性・説明性のあるものから排除していった・・・とありますから、物語どころの話ではない。そもそも観客の理解すら求めていません。そういう映像が目の前にゴロリンと投げだされたときに、いったいどのように対応すればいいのでしょうか?シュールレアリズムを追求している人たちにとっては「なにをトンチンカンなことを言っているのだ」というレベルだと思いますが、ごく一般的映画好きの私にとって、この映画につかまるところがない理由はここにあるのです。

そもそも、シュールレアリスムはある突き抜けた価値観に基づいた表現であって、日常を形作る見せ掛けのものに価値はない、人生の核心には説明不能の理解を超えた重要なものがあって、それを形にして見せる方法を模索している。そして、そのために視覚的なインパクトに頼る表現方法を編み出した。だから、こういう脈絡のないキレた映像をこれでもかと放り投げてくるわけですね。

しかしですよ、その価値観を共有していない人間に対してこの映像はどんな意味があるのでしょう。彼らは人生なんて論理やストーリーが通用するものなどではなく、人間が云々できるものではないといっているわけですね。そう思っていない人間、例えば人生は念じたとおりに変えられると思っている人にとっては、この映像は観たとおりの気味の悪い映像以外のなにものでもないのではなかろうか。

私自身は、実はそれほど楽観的な人間ではなく、シュールレアリズムにしても表現主義にしてもその背景となっている考え方には共感する部分も多いのです。それよりも自分はそんなに明確な人生のビジョンを持ちあわせていないといった方が正しい。今の世の中はそういう人の方が多いかもしれません。では、そういうグレー(って言うのも変ですが)な人間に、この映画はどうアピールするのでしょうか。剃刀で眼球を切り裂かれる女の映像を観てなにかを悟ることが出来るのでしょうか。

物語の機能も同じようなところにあって、直接は見たり触ったりすることのできない大切なこと、価値のあることを親近感を持って悟ることができるように物語に託して語りかけるわけで、うすうす感づいているくらいのグレーな人たちをハッと気づかせる大きな役割を果たしているわけです。映画は物語のためのツールとしてよく出来ている。映画におけるシュールレアリスムの手法はその辺がどうも良くわからん。彼らの繰り出す映像は、純粋に見つめるしか手はない。人によってはトラウマになるかもしれない映像(目玉焼きを食べれなくなった人もいるに違いない)を見る。当然、気味が悪くなったり、不安になったりします。そこまでは確かに彼らの狙い通り。そこからどうするんだよと。そこから、シュールな人生の価値を見極めるまでの道のりは、魅力的な物語に託して語られるものに納得するまでの距離よりもはるかに遠い。おまけに絵画などと違って、映画は写実的過ぎるというか、ナマすぎる。見たものが全てになってしまって、結局ナマの映像が記憶に残るだけになりかねない。もちろんどれだけ背後にあるものを感じ取れるかは個人の能力ですから、この作品を見て人生の真理を探り当てる人もいるかもしれませんが、私には無理でした。

四苦八苦どころか七転八倒してしまいました。この作品を面白いといえる人はすごい(決して嫌味ではない)。はい、大変失礼いたしました^^;

★★★☆☆

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アンダルシアの犬アンダルシアの犬
シモーヌ・マルイユ ピエール・パチョフ ルイス・ブニュエル

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#0026 キーストン時代のチャップリン短編映画-3(1914年)

笑ひガス
『笑ひガス』

監督も始めたチャップリンですが、最初の頃は以前の作品に似たプロットのものも散見されるようです。またメーベル・ノーマンドの作品では徹底した悪役を演ずる彼が、自作ではそこまでワルに徹しきっていないところも興味深い。まだまだ作品スタイルは試行錯誤ながら、今までの悪役イメージを脱皮したいと思っていたのでしょうか。監督8作目の『笑ひのガス』あたりになると演出の冴えが見え始めます。

『にわか雨』(とんだ災難)Caught in the Rain 1914年5月4日 チャールズ・チャップリン監督
チャップリンが人妻にちょっかいを出すおなじみのパターン。ストーリー自体は可もなく不可もなく、最後のドタバタも派手ではありません。他の出演者とのカラミよりも、ホテルの階段で滑って転んでや寝る前の服を脱ぐシーンなど、チャップリンの一人芸が面白い。チャップリンの例の衣装はどうなっているのか知ることが出来ます。チャップリンの作品では警官が良く登場しますが、5人組みの『キーストン・コップス』は初めてかな?。ストーリーは、ヘンリー・レアマンが書いた『メーベルの奇妙な苦境』に良く似ています。

『忙しい一日』A Busy Day 1914年5月7日 チャールズ・チャップリン監督
チャップリンの初女装作品。なりきってますね。浮気者の夫(マック・スウェイン)、警官との乱闘が見もの。途中チャップリンが報道カメラに写りたがるシーンがありますが、これは出演第二作の『ヴェニスにおける子供自動車競走』(ヘンリー・レアマン台本)にそっくり。監督やり始めのチャップリン、ちょっとこの時期以前の作品をパクリ気味?

『ノックアウト』The Knockout 1914年6月11日 チャールズ・アヴェリー監督
もともとロスコー・アーバックル主役の作品なので、チャップリン監督ではありません。賞金目当てでボクシングの草試合に出る力自慢のでぶ君。相手は、昼飯食いたさにチャンピオンの名を語って出場したチンピラ。でぶ君の怪力ぶりを恐れて八百長を申し入れる。楽勝ムードのでぶ君だが、いつの間にか相手は本物のチャンピオンと入れ替わり・・・・。そして、チャップリンは、試合のレフェリーとして三分間だけ登場。アーバックルあの巨体で見せるアクションはかなりハイレベルだと思うのですが、チャップリンが絡みだしたとたんにアーバックル含めて他の役者はすべて食われてしまいました。ボクサーとの絶妙のカラミも体術の差を見せ付けていますが、ボクサーの前に出て勝手に演技するところもあり、ここでもチャップリンの”何が何でも目立つ”という姿勢が見られます。

『メーベルの忙しい一日』Mabel's Busy Day 1914年6月13日 メーベル・ノーマンド監督
メーベル監督作品では、やはりチャップリンは札付きの悪党役になるようです。自動車レース(このシチュエーションも多い)会場でホットドックを売るメーベルとホットドックをかっぱらうチャップリン。おなじみの警官もからんで大乱闘になります。チャップリンとメーベルの蹴りがどんどん達者になってきていますね・笑

『メーベルの結婚生活』Mabel's Married Life 1914年6月20日 チャールズ・チャップリン監督
新婚さんのチャップリンとメーベル。女たらしのマック・スウェインにちょっかいを出され四苦八苦したメーベルは、チャップリンを鍛えるべくトレーニング用のノックアウト人形(倒れても戻ってくるやつね)を購入してホテルの部屋で彼の帰りを待ちます。一方のチャップリンは、バーで酔っ払ってマック・スウェインたちと大乱闘。全員張り倒して、泥酔状態でホテルに戻ってきます。で、後はご想像の通りノックアウト人形を相手にチャップリンの一人舞台。メーベルも絡んで大いに笑わせてくれます。この頃のチャップリンの体術はもう絶品の域ですが、メーベル・ノーマンドも全く負けてませんね。見所です。

『笑ひのガス』Laughing Gas 1914年7月9日 チャールズ・チャップリン監督
今回の舞台は歯科医院。チャップリンは歯医者のフリをしたがる雑用係。ひとしきり来院患者や歯科技工士とドタバタを繰り広げたころ、歯科医が麻酔ガスと間違えて笑いガスを吸わせてしまい、患者の目が覚めなくなってしまう。薬を買いに出たチャップリンは外でも揉め事を起こし、その相手もみんなは医者にやってきて最後のドタバタとなります。同じような展開ばかりのキーストンコメディですが、登場人物の絡み方とテンポの良さで、この作品はかなり良く出来ていますね。。チャップリンが薬を買いに行くシーンでは、歯医者・歯医者の奥さん・チャップリンと3つに場面が分かれますが、そこからすべてが歯科医院に集約されてくるくだりが見ていて大変面白い。チャップリンの演出の才能を感じることが出来る作品でした。

(参考文献:「チャップリンのために」 大野裕之編集 とっても便利出版部発行より)

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#0025 キーストン時代のチャップリン短編映画-2(1914年)

タンゴのもつれ
『タンゴのもつれ』

さあ、まだまだたくさんあるキーストンコメディ。今回は1914年3月から4月にかけての作品。チャップリンは相変わらずなんとか目立ってのし上がりたいとやる気満々。弱いものいじめ、女たらし、酔っ払い、大乱闘と身体を張った悪役が続きます。しかし、この時期徐々に自分のスタイルを確立してきたチャップリンは、ついに自分の出演作を自ら監督するチャンスをつかみました。監督・脚本・主演の三役をこなすチャップリン映画はこの頃スタートしました。にほんブログ村 映画ブログへ

『タンゴのもつれ』Tango Tangles 1914年3月9日 マック・セネット監督
『ベニスにおける子供自動車競走』で登場したチャップリンの浮浪者スタイルは完全定着していないようで、この作品では、普通の三つ揃い、髭なし、メイクなしで登場。競演はロスコー・アーバックルとフォード・スターリング。クロークの女の子を巡る、バンドマスター(フォード・スターリング)、クラリネット奏者(ロスコー・アーバックル)と酔っ払いチャップリンの乱闘。チャップリンは主役ではありませんね。フォード・スターリングが一番目立っているようです。ケンカのドタバタは毎度のキーストンパターンですが、チャップリンの作品としてはあまり面白くありません。

『彼の好みの気晴らし』His Favorite Pastime 1914年3月16日 ジョージ・ニコルズ監督
おなじみの浮浪者スタイルに戻りました。やっぱりこのスタイルのチャップリンは良い。見慣れてると言うことは別にしても、なにか惹かれるものがありますね、この恰好には。何だろう? 内容は泥酔して美人にちょっかいを出し、その亭主と大喧嘩になるというゴールデンパターン。酒・女・喧嘩が当時の労働者を中心とした映画ファンに受ける定番要素ということですね。バーが舞台のチャップリンは特に面白く感じるのですが、この作品でもスウィングドア相手の一人相撲など酔っ払い芸が見事です。


『幻燈会』THE STAR BOARDER 1914年4月4日 ジョージ・ニコルズ監督
作品内容云々の前に、登場人物の頭が画面に収まっていないシーンが多く興ざめすることはなはだしい。このDVD-BOX収録各作品多かれ少なかれそうなのですが、ちょっとこれは残念。
気を取り直して・・・。下宿屋の女主人と下宿人チャップリンの浮気話。浮気の現場をカメラ好きの少年が激写し、パーティの場で上映してしまったから大変。例のごとく亭主との大乱闘が始まります。”この作品のチャップリンは珍しく悪役ではない”ということでしたが、役柄的には、まあ大差ない。相変わらずの女・酒・喧嘩でした。大体キーストンのパターンがわかってきました。にほんブログ村 映画ブログへ

『メーベルの身替り運転』Mabel at the Wheel 1914年4月18日 マック・セネット/メーベル・ノーマンド監督
この作品のチャップリンは徹底した悪役。メーベルの恋人でカーレーサーのハリーに嫉妬したチャップリンは、手下を使ってハリーを拉致。行方不明の恋人の代わりにレースに出たメーベルに対しても発煙弾や放水で邪魔をするが、チャップリンの妨害をかいくぐりメーベルは優勝する。久々のフロックコートにシルクハット姿で、表情も憎々しいチャップリンが相変わらずの体術で笑わせてくれますが、舞台裏ではメーベルとチャップリンの諍いがあったそうです。メーベルにクビにされかけたチャップリンですが、彼の作品の人気は高く、マック・セネットが間に入り逆にチャップリンを監督にも起用することになったらしい。監督チャップリンが生まれるきっかけとなった貴重な作品でした。

『恋の20分間』Twenty Minute of Love 1914年4月20日 チャールズ・チャップリン監督
諸説あるようですが、チャップリンの初監督作品はこの『恋の20分間』と言うことになっています。2週間前にもめたメーベル・ノーマンドは出演していません。半日で撮った作品ということですが、チャップリンを中心に公園のあちこちでトラブルが起こって、それがやがて一箇所に集約され、最後に全員が池に落ちる演出はかなり面白く感じましたね。ヘンリー・レアマンやメーベル・ノーマンドなど、これまでの監督とはぶつかることが多かったようですが、ようやく自分のやりたいように出来たという”のびのび感”は出ていると思います。

『チャップリンの総理大臣』Caught in a Cabarant
 1914年4月27日 チャールズ・チャップリン/メーベル・ノーマンド監督

チャップリンとメーベルの関係はつかず離れず微妙だったようで、この作品は二人の共同監督。上流階級令嬢メーベルを強盗から救ったチャーリーは、総理大臣の名刺を出して彼女を信用させるが、本当は安キャバレーのしがないバーテン。メーベルと仲良くなったチャップリンの正体を彼女の婚約者が暴露して、最後はキャバレーを舞台に大騒動になる。最近のコメディでも定番のパイ投げは、この作品で初登場かな。メーベルの顔面に見事命中。その他、恒例のレンガ投げ、ピストル乱射など。チャップリンが監督し始めてから、あからさまな悪役は少なくなりましたね。

チャップリンが見せる偽の名刺は、公開版によって二種類あったらしく、オリジナルは”グリーンランド総理大臣ドゥーバックル男爵”再公開版では”ギリシア大使O.T.アスクル”。しかし、このプリントではフランス語(このDVD-BOXの収録作品はほとんどがフランス語バージョン)で”LE COMTE(男爵)”としか書かれていません。

(参考文献:「チャップリンのために」 大野裕之編集 とっても便利出版部発行より)

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