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#0214『クリスティーン』ジョン・カーペンター監督 1983年アメリカ



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モノを偏愛する気持ちっていうのはわかります。

車とか時計とか万年筆とか。
単なる趣味って言われてしまえばそれまでながら、”コレクター”というのとはまた少し違う、
ひとつの”モノ”をひたすら愛する気持ちってのは確かにある。

『クリスティーン』は、車を溺愛する少年アーニー(キース・ゴードン)をめぐる物語ですが、主役は人間ではなくてむしろ”モノ”である車の方。4灯の特徴的な顔と後ろに伸びるテールフィンが美しい58年製プリマス・フューリー、その名を”クリスティーン”と言います。彼女は嫉妬深く残酷な女性人格を持っている。
christine1.jpg
(↓お好きな方はこちらを。赤なら良かったのに。。)


”魔性の車クリスティーンが、惚れた男アーニーと自分にとっての邪魔者を轢き殺し撥ね殺し片付けていく、モノフェチホラー映画。

1950年頃のアメ車ってなんともいえない魅力があって、だからこそこの映画は成り立っている。
たとえ無用なほどに大きくても、バケツでガソリンを撒き散らすガス・ガズラーでも、いわんやうんざりするほど故障が多いできそこないだろうが、それを補ってあまりあるなんともいえない”色気”がある。
どんなモノでも、モノフェチが惚れるのはそういう”モノとしての色気”にあふれているからなんですな。

今の車は、やれ空力だ運動性能だエコだと、機能性や効率性ばかり求めてすっかり色気がなくなってしまいました。この先登場するであろうハイブリットだとか電気自動車だとかを見渡しても、もう車に色気を期待するのは無理なような気がします。

プリウスは確かに”良い車”だけど、果たしてプリウスはクリスティーンになりうるか。ムリ。周囲の期待に応えるためだけに作られた良い子には、とろけるような妖艶な悪女を演ずることなどできないのだ。

この映画はプリマス・”クリスティーン”・フューリーの色気を、実にうまく見せてくれます。赤白ツートンカラーの車体、「あなたのことが大好きよ。だってあなたの気持ちを知ってるから」なんて奏で出してしまうカーラジオ。悪がきどもにめちゃめちゃに叩き壊されても、愛するアーニーの「もう一度一緒にがんばろうな。。」の一言で、グキグキと音を立てながら自己修復してしまう健気さ。

Christine2.jpg

そんな、モノフェチの心をわしづかみにするクリスティーンの色気がこの映画の最大の魅力。そして、その色気と同居するクリスティーンの邪悪さ、そのギャップが見所。これはまさしく、フィルム・ノワールの世界に花咲くファム・ファタールと同質のもの。『深夜の告白』におけるバーバラ・スタンウィックと同じものなのですよ。

こういう映画ってなんか好きなんだなぁ。血が騒ぐんだなぁ。

実は、私は車フェチじゃなくて万年筆フェチなんですが、もし自分のペリカンが意思を持って動き出したら。。。やっぱり、きっと今よりもっとかわいがってしまうw。★★★★☆

<スタッフ&キャスト>
監督:ジョン・カーペンター
製作:リチャード・コブリッツ/ラリー・フランコ
製作総指揮:カービー・マッコレー/マーク・ターロフ
原作:スティーヴン・キング
脚本:ビル・フィリップス
撮影:ドナルド・M・モーガン
音楽:ジョン・カーペンター/アラン・ハワース

出演:キース・ゴードン/アレクサンドラ・ポール/ジョン・ストックウェル/ロバート・プロスキー/ハリー・ディーン・スタントン/クリスティーン・ベルフォード/ロバーツ・ブロッサム/ケリー・プレストン/デヴィッド・スピルバーグ/ウィリアム・オストランダー/マルコム・ダネア

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#0213『エレファント』ガス・ヴァン・サント監督 2003年アメリカ



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カンヌ映画祭でパルムドールと監督賞をダブル受賞したというから観てみました。。。

が。

歯がゆい。なんか言え。高校生が自動小銃や手投げ弾で重武装して、友だちや先生を殺しまくった。悲惨残酷冷酷な犯罪をテーマにしておいて、なにも言わないとは何事か。それを淡々と、あたかも日常と見まごうように描写するとは何事か。怒るか嫌悪するか、それとも擁護するか。とにかくなんか言え!!

取り乱し気味で申し訳ありません。
この作品、常識人な私の心を不快にかき乱してくれます。かのコロンバイン高校事件を目の当たりにしつつこのタッチ。こんな視線でこの事件を見ることができるなんて、ガス・ヴァン・サントは一種の変態に違いありません。

この映画を”青春映画”と言ってしまうallcinemaの解説も相変わらず変。登場する誰が青春してる?登場する高校生たち全員が演ずる役者と同じ名前。監督は、登場人物の誰に対しても、一切の思い入れを注いでいない。だれも主体的なキャラクターとしては描かれていない。ある田舎の高校の日常に突如殺人鬼が飛び込んできて阿鼻叫喚。そのこと自体が、全体として主役なのであって、殺す側も殺される側も個々の人間としての存在意義はない。そんなものが青春映画のはずがないし、作為がちらつく時間軸のオーバーラップはドキュメンタリーとすら感じさせない。結局、この映画で主体性を持っているのは、ただ一人監督のガス・ヴァン・サントだけということなのではなかろうか。

史上最悪の学校乱射事件を題材に、自分のナルシスティック(同性愛ももちろん含まれている)な感性を映像化するためだけに撮ったんじゃないのと、勘繰ってしまう下衆なチンピラは私だけでしょうか?ざわざわと不愉快なものを残してくれた作品でした。★★★☆☆

<スタッフ&キャスト>
監督:ガス・ヴァン・サント
製作:ダニー・ウルフ
製作総指揮:ダイアン・キートン/ビル・ロビンソン
脚本:ガス・ヴァン・サント
撮影:ハリス・サヴィデス
編集:ガス・ヴァン・サント

出演:ジョン・ロビンソン/アレックス・フロスト/エリック・デューレン/イライアス・マッコネル/ジョーダン・テイラー/ティモシー・ボトムズ

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