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#0039『レベッカ』アルフレッド・ヒッチコック監督 1940年アメリカ

Rebecca
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監督: アルフレッド・ヒッチコック
製作: デヴィッド・O・セルズニック
原作: ダフネ・デュ・モーリア
脚本: ロバート・E・シャーウッド/ジョーン・ハリソン
撮影: ジョージ・バーンズ
音楽: フランツ・ワックスマン
出演: ローレンス・オリヴィエ/ジョーン・フォンテイン
    ジョージ・サンダース/ジュディス・アンダーソン
    グラディス・クーパー/レオ・G・キャロル
    ナイジェル・ブルース

モンテカルロでマクシムと知り合ったレベッカは、彼のプロポーズを受け入れて結婚。イギリスのマンダレーにあるマクシムの邸宅で一緒に暮らすことになります。マリアンがはじめて訪れるマンダレーは目を見張るような大邸宅。しかも、いたるところに先妻レベッカの影が。レベッカはすでにボート事故で死亡しているのですが、聡明な彼女に引け目を感じるマリアンは徐々に姿の見えない先妻レベッカに追い詰められていきます。しかも、ことレベッカのこととなるとどうもマクシムの態度がおかしいのですが、彼女の死には意外な真相が・・・。

外の世界からやってきたストレンジャーには多かれ少なかれプレッシャーがあるもので、それが、イギリスの地方荘園主の世界となればその閉鎖性からくるプレッシャーの大きさも推して知るべし。一般庶民(しかもアメリカ人だし)から嫁いだマリアンが萎縮するのも当たり前。なので、マリアンを苦しめるレベッカの影は最初、気の弱いマリアンの過剰反応による思い込みなのかと思わせます。しかし、徐々に悪意を見せ始めるダンヴァース夫人により、それは思い込みなどでなく、マリアンに対する明らかな脅威となりはじめます。このあたりのくだりはダンヴァース夫人の表情の変化とともに、実にサスペンスフルに描かれていきます。

この作品の素晴らしさは、マリアンを苦しめる「レベッカの影」が徹底して視覚的に表現されているところ。車から見えてくるマンダレーの壮大さ、マリアンを出迎える使用人たちの物々しさ、こっそり忍び込んだレベッカの部屋の壮麗さ(と比較してマリアンのシルエットのなんと小さなことか)、食事の場面でマクシミリアンとの間を隔てる大きな食卓。そして何よりも慇懃でありながら頑として新しい女主人を認めないダンヴァース夫人・・。そういうものの総てが気の弱いマリアンを圧倒するレベッカの影として視覚化され、その脅威は仮装パーティーの衣装とその後のダンバース婦人の狂気で頂点を迎えます。

マリアンの不安心理とダンヴァース夫人の悪意がシンクロして「今はすでに存在しない人間の存在感」を鮮明に描き出す事に成功しているこの作品ですが、ヒッチコック自身によると「あれはヒッチコック映画とは言えない」という冷たいコメント。主人公マリアンにいたっては「主人公に名前はない」とまで言われています。ヒッチコック監督にしてみると、ハリウッド移籍第一作として気負いみたいなものがあったのでしょうかね。「あとから振り返ってみるとあんまり上出来とは言えないな」と、そういうことかもしれませんね。

たしかに、いわゆるヒッチコック流サスペンスとは少し違うのかもしれませんが、やはり第一級のサスペンス映画であることは間違いありません。それは、アカデミー賞11部門ノミネート、作品賞・撮影賞受賞という実績が如実に示しています。

ところで、ダンヴァース婦人を演じたジュディス・アンダーソンは、アカデミー助演女優賞にノミネートされながら受賞できなかったのですが、この怪演を抑えて受賞したのはだれかと調べてみると・・"怒りの葡萄”に出演した、ジェーン・ダーウェル。うーん、いまいちイメージがわかないのですが、ジョン・フォード監督の映画に結構出てるんですね。かなりの名脇役に違いないのでチェックしてみることにしましょう。★★★★☆ 

※この記事は、オールド・ムービーパラダイス!に掲載した記事を加筆転載したものです。

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