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#0040『裏窓』アルフレッド・ヒッチコック監督 1954年アメリカ

裏窓
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監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:コーネル・ウールリッチ
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
撮影:ロバート・バークス
音楽:フランツ・ワックスマン
 
出演:ジェームズ・スチュワート
   グレース・ケリー
   レイモンド・バー
   セルマ・リッター
   ウェンデル・コーリイ


フォト・ジャーナリストのジェフリーズ(ジェームズ・スチュアート)は左足を骨折してアパートから動くことが出来ない。暇つぶしに部屋の窓から向かいのアパートの住人たちを観察していたが、仲の悪い中年夫婦の妻がある日を境に姿を消す・・・。

主人公のジェフは、車椅子に釘付けの状態。物語はこのジェフの目を通してすべてが語られるため、観客もジェフと同じく一歩も部屋から出ることがありません。彼が外の世界と接するための唯一の方法が、裏窓から双眼鏡と望遠レンズでのぞくこと。

中年夫婦の妻が姿を消すまでは、「裏のアパートの世界」はジェフとは全く関係がないわけで、その意味ではテレビを見ているのと同じ。セクシーな美女を眺めてニヤついてみたり、寂しい独身女にちょっと同情してみたり、こちら側も気ままに接していれば済む一方的な関係です。

しかし、妻の失踪をきっかけに徐々にジェフと「裏のアパートの世界」に接点ができ、裏のアパートの世界は一方的な観察の対象から働きかける対象に変化してきます。とはいえ、彼は車椅子から動けないため、「裏のアパートの世界」に働きかけるのは恋人リサと家政婦ステラ。一方的な観察のための道具であった双眼鏡や望遠レンズとは違い、リサやステラは怪しい夫婦の住所氏名を調べたりいわくありげな花壇を調べたり、積極的にアクセスすることが出来ます。

アクセスするたびに、ほうっておけば何も関係がなかったはずの世界とジェフの接点がだんだん大きくなっていきます。でも、そこで起きていることがもし本当ならば、それはジェフの身に大変な危険が及びかねないことなのです。

ああ、あんまりちょっかい出すと恐ろしいことになるかもしれないのに。。。
もし、気づかれたらこちらは逃げることもなにもできないのに。。。

そのあたりのムズムズするような感覚がなんとも言えず良いのです。そして、「裏のアパートの世界」の怪しい夫(レイモンド・バー)がこちらに気づき視線を向ける瞬間。部屋から動かないカメラの閉塞的な映像の中に1時間40分にわたって充満していくムズムズ感がパンパンに盛り上がって、それが一気に具体的な恐怖に姿を変えるこの瞬間。あらためてヒッチコックはすごいなぁと思い知らせてくれます。この映画はこの一瞬を見せるために作られているのだ。レイモンド・バーは、このシチュエーションではこれしかないというくらい悪そうで怖そうな顔で最高でした。
★★★★☆

※この記事は、オールド・ムービー・パラダイス!に掲載した記事を修正転載したものです。

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裏窓
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豆酢さん、こんにちは

クリストファー・リーは決して悪い役者じゃないと思うんですけど、監督・役者を問わずヒッチコック作品のリメイクってうまくないですねぇ。オリジナルが偉大すぎるのでしょうけど。そういえば、『鳥』のリメイク話もありましたが、どうしたんでしょう。やめたのかな?

おおお

ヒッチコックに特に詳しいわけではありませんが(^^ゞ、私もこの「裏窓」は大好きです。
FROSTさんが仰るとおり、レイモンド・バーがこちらを振り返る瞬間にMAXになるドキドキ・ハラハラ感が堪りませんでしたv-12
グレース・ケリーの爽やかなセクシーさも良かったですしね。後年クリストファー・リーヴ主演でリメイクされましたけど、オリジナルとはやはりどこか違うかなあと思ってしまったものです。

Yamaさん、おはようございます。

「欠点が全くない」とは凄い入れ込みようですね・笑。ディープなヒッチコックファンにはたまらない作品であることは間違いないですね。記事には書きませんでしたが、グレース・ケリーだけでも十分です。本人は言わずもがな衣装もよいですねぇ。ヒッチコック作品の中でも勢いを感じる一本だと思います。

昔、友人と生涯の映画ベスト10を互いに選んだことがありました。

ヒッチ大好きなその友人は『裏窓』を挙げていたのですが、少し意外な気もしたので理由を尋ねたところ、「欠点が全くない作品だから」と言っていたのをふと思い出しました。

僕なんかはグレース・ケリーの存在だけでも本作は十分OKという底の浅~いヒッチ・ファンです...。
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