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#0047『デストラップ/死の罠』シドニー・ルメット監督 1982年アメリカ

デストラップ
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監督:シドニー・ルメット
製作:バート・ハリス
製作総指揮:ジェイ・プレッソン・アレン
原作:アイラ・レヴィン
脚本:ジェイ・プレッソン・アレン
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
音楽:ジョニー・マンデル
出演:マイケル・ケイン/クリストファー・リーヴ
    ダイアン・キャノン/アイリーン・ワース
    ヘンリー・ジョーンズ/ジョー・シルヴァー

※リンクしていただいている”豆酢館”さんに、素晴らしい記事を発見!トラックバックのため、”カルトでも、インディーズでも、アートでも(C.I.A)”より転載いたしました。

アイラ・レヴィン原作による舞台劇を映画化したスリラー作品。
最近発表する芝居がことごとく失敗に終わり、キャリアの危機を迎えている大物劇作家シドニー(マイケル・ケイン)。今度の新作も案の定観客からも評論家からも評価は散々。自暴自棄になっているところに、彼の講義を聴講した学生クリフ(クリストファー・リーブ)からシナリオが送られてくる。このシナリオが完璧な出来であることから、シドニーはクリフを自宅に呼び寄せて殺し、シナリオを自分のものにしようとする。妻マイラ(ダイアン・キャノン)はなんとかシドニーを思いとどまらせようとするのだ・・。

映画の舞台は、下り坂の大物劇作家シドニー・ブリュールの自宅のみ。場面設定とストーリーはいかにも舞台劇らしいのですが、その視線は間違いなく映画の視線ですねぇ。

特に、シドニーがクリフを電話で呼び寄せるシーンは、電話をかけながらぐるぐると歩き回るシドニーを円の中心から撮影し、心配そうに見守るマイラが時々写ります。シドニーの会話の内容、そこから彼の真意を推し量ろうとするマイラの表情の変化、それに加えてぐるぐる回る画面、のマッチングがとても面白いシーンです。

また、コレクションしている舞台小道具を見せるフリをしてクリフに手錠をかけたシドニーと、危険を察知して「彼女からもうすぐ電話がかかってくるはず」ととっさにシドニーを牽制するクリフ。そして、成り行きを見守るしかないマイラ。クリフ殺害のシーンをこの三人のクローズアップでつないで見せるシーンも実に効果的でサスペンスフル。

ストーリーはその後二転三転しながら思いもかけない展開を見せます。テンポ良く展開し、最後まで中だるむことなく楽しませてくれました。これは間違いなく傑作だと思います。

主演のマイケル・ケインは表情・仕草どれをとっても腹黒さ満々の怪しい様子が好演ですが、ちょっと意外だったのはクリフ役のクリストファー・リーヴ。いわずと知れたスーパーマン役者ですが、かなりいい感じなんですよね。表情の変化が細かくて感情表現豊かで、演技がうまい。

本作の1982年と言う年は『スーパーマン2』(81)と『スーパーマン3』(83)の間の年で、スーパーマン人気は頂点から下降に向かっていたころでしょうか。その後、スーパーマン人気の下降とともにクリストファー・リーブの人気も下がり、脱スーパーマンイメージを模索していましたが、1995年に落馬事故で全身不随に。奇跡的な回復が見込まれた2004年に心臓麻痺で急死。。。。これだけ良い役者だったのにツキがなかったとしか言えませんよね。残念なことです。

ちなみに、マイラ役のダイアン・キャノンは、かの名優ケーリー・グラントの元奥さんでございます。★★★★☆(ラストはいまいち気に入らないんですよ)

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デストラップ 死の罠

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入間さん、ありがとうございます。

プロフィールを拝見して入間にお住まいなのは知っていましたが、年も近いですねぇ。ぜひいろいろご教示ください。
会社おやめになったんですね。いろいろ生活リズムが変わって大変でしょう。ひょっとして映画の道で独立??、もしそうだとしたらうらやましい限りです^^。
また、是非コメントお願いします。こちらからもお邪魔します。今後ともよろしくお願いします。

訪問有難うございました

当方のホームページへのご訪問有難うございました。ブログは流行りなのでやってみたところまでは良かったのですが、ホームページと区別がつかなくなり両立できず、途中で力尽きて現在ではビジターのコメント記入帳のようなものになってしまいました。従って当然ながらあまり訪問する人もいない状態です。とはいえコメントが記入されているか否かは確認していますので、何かあればブログの方へご記入下さい。

因みに私めは入間市在住であり(従って入間洋という名前を使用していますが苗字の方は本名ではありません)、生まれは1960年10月です。ということは、左のプロフィールから判断すると住んでいる場所も年齢も近いようですね。それ故というわけでもありませんが、これからもよろしくお願いします。時々覗きにきます。またコメントがあれば書きこまさせて頂ます。何せ、無謀にも先月20年以上勤めていた会社を退社しプー太になったので暇はうなる程ありますので・・・。

入間さん、こんばんは。

>私のホームページでもアクセスが急に増えて原因は何かなと思ってもよく分からないというようなことが何度かありました。
そうなんですか。原因がわからないとなんか気持ち悪いですけど・笑。

それはともかく、HP拝見いたしました。見事な『デストラップ』評で、大変勉強させていただきました。私は実はこの作品、舞台劇のフリをした巧妙な映画作品だなと感じて、マイラ殺しの件は例の『悪魔のような女』を連想して楽しんでました。それと、記事にも書いたショットに関する部分ですね。しかし、そうすると入間さんがラストシーンについておっしゃっているパターンの後者の立場になってしまうのですが、クライマックスのケインとリーヴの絡みが非常にテンポ良く面白いので、あまりのラストシーンとの落差に呆然となってしまうのですよ・笑。まあ、ケイン扮するシドニー・ブリュールが望んで得られなかった大ヒットを素人のヘルガが簡単に手にしてしまったとすると、それまでのドタバタぶりを含めて皮肉なおかしさがあると言えるかもしれませんが。それにしても・・・ですね。
入間さんのレビューを読んでなるほどと思うところが多々あり、非常に楽しませていただきました。また寄らせていただきます(コメントとかはブログに書けばいいんですね)。こちらにもまたぜひお越しください^^

やはりそうですか

入間ですが、やはりそうですか。私のホームページでもアクセスが急に増えて原因は何かなと思ってもよく分からないというようなことが何度かありました。

因みに、ついでと言えば何ですが簡単にこの作品に対する個人的なコメントを書いておきましょう。ラストシーンに関しては誰でもあれと思うでしょうね。アイラ・レヴィンの原作もそうであるのかは読んだことがないので分かりませんが、個人的には製作者の意図はストーリー自体の二重化にあるのではないかと考えています。すなわち、このストーリーはヘルガという劇作家が書いた劇中劇という入れ子構造を持っているのか、それとも普通に考えられるように生き残ったヘルガがその体験を下に劇を書いた、すなわちストーリー自体は単にフラットなものに過ぎないのかが曖昧化されているのではないかということです。個人的な趣味としては前者の解釈を取りたいと思っていますが、私の推測では、製作者の意図はそのどちらでもなく、見る人によってどちらにも取れるようにした、すなわち2つの解釈の可能性をわざと残したのではないかと考えています。ただ正直言えば、このような細工をせずとも、すなわち展開と会話の妙だけでもこの作品は十分に面白かったであろうとも思っていて、確かに面白い趣向であるとはいえラストシーンは余計な混乱をもたらす結果になったと評されても文句は言えないだろうと思っています。

因みにこの作品については自分のホームページでも書きましたので、暇な時に読んで見て下さい。但し7年ほど前に書いた記事なので、今読むと自分でも???という箇所もありますが、大筋では見解が大きく変わっていることはありません。以下のURLをクリックすると私のホームページに飛びますが、そこで左側ペインの総合インデックスをクリックするとレビュー全作品の一覧が表示されますので、その中の「デストラップ」をクリックすればOKです。ということで失礼しました。

入間洋さん、いらっしゃいませ^^

そう、なんですよ。左のアクセスランキングはその記事のURLをクリックしていただいた時に一票入るものですが、結論から申しますと、なぜ『デストラップ』が大差でトップにいるのかはわからないのです。
1週間前くらいに2日ほどで50回以上のアクセスがあったのですが、その時のアクセス解析を除いてみると、複数の検索経由のアクセスがありました。ネットで何か話題になったのかと思いましたが該当なし。知り合いのブログに問い合わせてみましたが、そちらでは特にアクセスが集中するような現象はなし(検索経由ならそちらのアクセスも伸びていてよさそうなのですが)。
ちょっと不思議な気持ちで毎日眺めております。

質問です

入間洋と言います。初めまして。少し不思議だったのでちょっと書き込ませて貰いました。それは左側のアクセスランキングでこの作品がその下にある数多のポピュラーな作品を押しのけて圧倒的にトップにきていますがこれは何か理由があるのでしょうか。それともアクセスランキングの意味を、私が取り違えているのでしょうか。個人的には「デストラップ」は80年代映画の中では好きな作品であり、並み居るルメットの作品の中でも5本の指の中には加えますがそれにしてもという気がしますので。

ラストシーン

豆酢さんは、これの原作読んだり芝居観たりされてるんでしょうか。私は映画作品だけなので、ラストシーンの理解に限界があるのかなと思ってもいるんですよね。ラストシーンまでがかなりテンポ良かったので肩透かし感がちょっと・・。

ダイアン・キャノン評価されませんでしたか。途中で死んじゃったしね。男優二人が良すぎだし。でも、スクリーム過多には一票入れます・笑

そうなんです

FROSTさん、拙宅の紹介までしてくださって恐縮です。ありがとうございました。こちらからもTBさせていただきますね。

そう、ラスト!せっかく素晴らしいテンポで進んでいた流れが、あのラストでちょっと拍子抜けしてしまいますよね。まあわざとああいうラストにしたのかもしれませんが…。なんとも微妙です。

ダイアン・キャノンさん、この作品の演技はあまり評価されなかったみたいですねv-13。スクリーミングしすぎたからでしょうか。
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