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#0048『ファミリー・プロット』アルフレッド・ヒッチコック監督 1976年アメリカ

ファミリープロット

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監督:アルフレッド・ヒッチコック
原作:ヴィクター・カニング
脚本:アーネスト・レーマン/エルモア・レナード
撮影:レナード・J・サウス
特殊効果:アルバート・ホイットロック
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:カレン・ブラック/ブルース・ダーン
    バーバラ・ハリス/ウィリアム・ディヴェイン
    エド・ローター/キャスリーン・ネスビット
    チャールズ・タイナー/キャサリン・ヘルモンド
    エリザベス・ブルックス

   詳しい作品情報はこちら
    ⇒allcinema
    ⇒IMDb(英語)


ネタバレですよ

50作を超える映画を撮ったヒッチコック最後の劇場用長編。監督76歳の作品であり、亡くなる4年前ということになる。

1976年といえば、中学三年生のころ。結構、映画館にも足を運び出していた頃で、この作品はロードショーを観た記憶がある。今から考えると、ヒッチコック監督の作品をひとつでもリアルタイム観れたというのは幸せなことである。だが、内容はというと、中学生に満足に理解できる作品でもなく、シャンデリアに貼り付けたダイヤモンドと黒尽くめのカレン・ブラックが記憶に残っているくらいのもの。

この映画は二組の男女の物語だ。

一組は、インチキ霊媒師ブランチ(バーバラ・ハリス)とその恋人でタクシー運転手ジョージ(ブルース・ダーン)。金持ち相手のインチキ霊媒で小金を稼いでいるチンピラカップルである。 ジョージはインチキのための情報収集役を務めている。

もう一組は、表向きは宝石商ながら裏では誘拐を生業としているアーサー(ウィリアム・ディヴェイン)とその愛人フラン(カレン・ブラック)。 こちらは、筋金入りの大悪党だ。

実はある大富豪の老婆が遺産相続人として、昔手放した息子であるアーサーを探している。ブランチが1万ドルの謝礼目当てに人探しを請け負っているのだ。ところが、アーサーコンビは実業家や司教を誘拐し、身代金として高価な宝石をせしめている真っ最中。 当然、自分たちをかぎまわるジョージとブランチは邪魔であり、危険を感じる。

観客は両方のカップルを同様に見ているが実際に二組が直接関係を持つのは後半、ほとんど映画も終わりにかかる頃。ブランチとアーサーが直接合間見えると、一気にドラマは盛り上がる。このあたり、実にテンポが良い。

この作品、ラストシーンは、かなり変わっている。あれれ?ヒッチコック監督にしては露骨にご都合主義?という感じだし、ブランチがカメラ目線でウィンクまでする。 しかし、このウィンクを見て初めて気がついた・・・

この作品って、コメディ・・・なのね。

「ずいぶんとコメディ”タッチ”の作品だなあ」と思いながら観ていたのだが、”タッチ”ではなくこれはコメディそのものだ。
「ヒッチコックのコメディ」というつながりが頭の中になかったため、ラストシーンを見るまで気がつかなかったとは、先入観は怖い。。。というより単なる大間抜けだ。すみません。(改めて、IMDbみるとちゃんとComedyって書いてあった・泣)

そういえば、コメディ要素がいっぱいじゃないか。

そもそも、インチキ霊媒コンビのチンピラぶりと誘拐犯コンビのシリアスな大悪党ぶりのコントラストがかなりおかしい。たかだか、1万ドルのために必死に追いすがるインチキ霊媒コンビを、誘拐犯コンビが追っ手と勘違いしてこれまた必死で始末しようとするというシチュエーションも抜群。緊迫したカーアクションの最中もしっかりとドタバタアクションで笑わせてくれるし、ブランチとジョージの会話はちょっとセクシーで粋なやり取りが満載だ。

そうすると、ラストカットのウィンクは

「どうだケッサクだっただろ?」

というヒッチコック自身からのメッセージだな。

これが最後と本人が考えていたかどうかは知らないが、ウィンクひとつ残して我々の前から去っていくなんて、いかにもヒッチコックらしくて素敵ではないか。

今夜はスタンディング・オベーションだぜ!★★★★★

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もっと作ってほしかった・・・

おっしゃるとおりで、この作品の脱力ぶりは天下一品ですよね。『フレンジー』の後だけに余計そう感じました。当時私はジョン・フリン監督の『組織』と言う映画に出ていたカレン・ブラックを知っていたので、そちらを楽しみに観にいったのですが、バーバラ・ハリスとブルース・ダーンのコンビが大いに気に入った覚えがあります。

遺作でしたね

遺作にしてこの完成度はすごいですね!
このころは美男美女も出てこなくなりましたが、
その分、力が抜けた感じでのんびりした楽しさがありますよね。バーバラ・ハリスが印象に残ってます。
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