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#0052『断崖』アルフレッド・ヒッチコック監督 1941年アメリカ

断崖
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監督: アルフレッド・ヒッチコック
製作: デヴィッド・O・セルズニック
原作: フランシス・アイルズ
脚本: サムソン・ラファエルソン/アルマ・レヴィル/ジョーン・ハリソン
撮影: ハリー・ストラドリングr.
音楽: フランツ・ワックスマン
 
出演: ジョーン・フォンテイン/ケーリー・グラント
    ナイジェル・ブルース/セドリック・ハードウィック
    レオ・G・キャロル

※オールド・ムービー・パラダイス!よりの転載記事です。

列車の中で知り合ったジョン(ケーリー・グラント)と結婚したリナ(ジョーン・フォンテイン)は、早々にジョンのとんでもない浪費癖に気がつく。妻にはでまかせの嘘をつき続けながらギャンブル三昧のジョン。ジョンが親戚の好意で職を得た不動産会社の金を横領したことを知ったリナは次第に疑心暗鬼に陥っていくが・・・

主人公リナ(ジョーン・フォンティン)の疑心暗鬼ぶりとジョン(ケイリー・グラント)のダメ男ぶり。ジョーン・フォンティンは”レベッカ”のときもそう感じたのですが、主演女優としては微妙に影が薄いと思えてしまうのです。強烈な印象を残すことが多いこの時期のハリウッド女優(しかもオスカー女優)の中で、どんな顔立ちだったかなかなか思い出せない。しかし、この作品では常識欠如男ケーリー・グラントを疑い、身の危険を感じながらも、結局はひきずられてしまう主体性のなさがリナの大きな特徴でもあり、私の中ではジョーン・フォンテインのイメージぴったりはまっていると言えます。

一方のケーリー・グラントはヒッチコック映画の看板男優。ハリウッドにおいて1940年時点ですでに超大物。契約していたパラマウントから独立して自由に作品を選べる立場になっていました。で、このジョンの役ですがキリッと引き締まった表情と身なりの良さはいつも通りながら、金銭感覚のかけらもないダメ男。うそをつく、金をせびる、言い訳をする、挙句に横領と二枚目イメージから程遠い。見た目が完璧な二枚目なだけにそのギャップでとんでもないダメ男に見えます。。私生活まですべてを計算して俳優のブランドイメージをコントロールしていた当時のハリウッドで、良くこの役を引き受けたと感心させられます。

物語的には、ジョンの嘘がだんだんエスカレートして、リナの命の危険を感じさせるところまで深刻化していく件が、心理劇として非常に楽しめます。その行き着く先として例のラストシーンがあるのですが、この作品をどう捉えるかは、このあいまいなラストシーンをどう解釈するかで大きく変わりますね。天下の二枚目が汚れ役をやるということが狙いの一つだったとすると、若干シナリオに徹底しきれないところも感じられます。当時のもろもろの事情に負けたのか、キレという意味ではヒッチコックらしさがありません。終盤までの心理劇が秀逸で自分好みなだけに、個人的にはラストシーンが残念でした。★★★☆☆

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わざわざ

電球入れて光らせた牛乳ですよね。1年ほど前に掲載した記事なので、最近ほど理屈っぽくもなく素朴な感想を書いてます・笑。

光る牛乳!

ああ、なつかしいですねぇ。
ヒッチさんとしては、英国の頃ということも
あるのでしょうか、かなりシリアスでしたが、
意地の悪い!演出が、全開でおもしろかったですね。
観た率直な感想は、おっしゃられるように
“よくケーリー・グラントがこの役を受けたなぁ”ですが、それだけ、ヒッチさんとウマが合うというか、信頼関係があったんでしょうねぇ。
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