スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#0070『カサブランカ』マイケル・カーティス監督 1942年アメリカ

Casablanca

”Casablanca”にほんブログ村 映画ブログへ

監督: マイケル・カーティス
製作: ハル・B・ウォリス
原作: マーレイ・バーネット /ジョアン・アリソン
脚本: ジュリアス・J・エプスタイン/フィリップ・G・エプスタイン/ハワード・コッチ
撮影: アーサー・エディソン
音楽: マックス・スタイナー
 
出演:ハンフリー・ボガート/イングリッド・バーグマン
    ポール・ヘンリード/クロード・レインズ
    コンラート・ファイト/ピーター・ローレ
    シドニー・グリーンストリート/ドゥーリイ・ウィルソン
    モンテ・ブルー/マルセル・ダリオ


(オールド・ムービー・パラダイス!よりの転載記事です)


「君は皮肉屋のようで人情にもろいからな」

第二次世界大戦のさなかフランスはドイツ軍に占領され、アメリカ亡命を図る人々は出国ビザを求めて仏領モロッコのカサブランカに流れてきます。そのカサブランカで"Rick's Cafe American"というバーを経営するのがハンフリー・ボガート扮するリック。ドイツ嫌いは徹底しているが、かといってフランスのために戦うでもないリックですが、実は昔パリで受けた失恋の痛手を引きずり半ば世を捨てたように現在のみを生きています。言いすがる女性を拒絶するときにリックが言う名セリフ「そんな昔のことは覚えていない。そんな先のことはわからない」は、まさに彼のそんな心境を言い現してもいます。

そのカサブランカに、レジスタンス運動の大物ヴィクター・ラズロー(ポール・ヘンリード)が妻と一緒に逃れてきます。その妻こそが、パリでリックの元から去っていったイルザ(バーグマン)。ラズローとイルザがアメリカに亡命するためにはリックの持っている通行証が必要なのですが・・・。ドイツ軍将校シュトラッサー(コンラート・ファイト)に追い詰められ絶体絶命のラズロー。再びリックへの愛に素直になろうとするイルザ。ラストシーンで見せるリックの男意気が心に染みる永遠の名作。古い映画に興味がなくても、この作品は観たことがあるという方も大勢いらっしゃると思います。

改めて見るとリックってかなり女々しい。まあ、うじうじねちねちと。今時の若い女性には、ウザイ・暗いと一蹴されてしまいそうです。カサブランカというと「なんといってもボギーがダンディでかっこいい」というイメージがまず浮かびますが、ただ格好の良いだけの役柄ではありませんでした。

ただ、中盤のイルザに対して恨みつらみをぶちまける、ぐでぐでの姿があるから最後のリックの決断がかっこいいんですよね。人並み以上に弱い一面を持ちながらそれをぐっとこらえて男の優しさを示すボギーの姿は、やっぱり男としてしびれます。女性が観てもしびれると思うんですが(どうなんでしょう)。有名なセリフ満載のこの映画の中であえてその有名どころを避けて冒頭のセリフを選ばせていただきました。ハードボイルドなボギーではなく、悩める人情家のボギーがこの作品の最大の魅力だと思います。ちなみに、この映画の撮影はかなりきついスケジュールで行われたらしく、ラストシーンの撮影直前までイルザがラズローと一緒になるのかリックと一緒になるのかわからなかったそうです。もし、リックと残るシナリオが採用されていたら、これだけの名作として歴史に名を残すことはなかっただろうと思いますね。

さて、リックをぐでぐでにするヒロイン、イルザに扮するイングリッド・バーグマンですが1939年にセルズニックに招かれて渡米。同じ年にレスリー・ハワードとの共演で”別離”に出演したものの大ヒットには及ばず、42年のカサブランカ製作当時はリック役をオファーされたジョージ・ラフトに、「無名のスウェーデン女優とは共演できない」と断られてしまうほどでした。

しかし、本作での彼女の美貌は輝くばかり。リックの店に現れてサム(黒人ピアニスト)が弾き語る”As Time Goes By"を聴く姿は、思わずDVDを一時停止して見とれてしまうほどの美しさです。数あるハリウッド女優の中でも、この美しさに対抗できるのは”ローマの休日”の時のヘップバーンくらいですね。最近の女優さんでは残念ながら思い浮かびません。本作以降の活躍は良く知られているとおりですが、彼女のキャリアはこの作品からはじまったと言ってもいいのかも知れません。

監督はマイケル・カーティス。ハンフリー・ボガートとはこれ以外にもいくつか組んでいるようですが、記憶に残っている作品てあんまりないんですよね。『俺たちは天使じゃない』('55)”くらいでしょうか。と思ってフィルモグラフィを探っていると面白い作品を発見しました。1933年の『肉の蝋人形』。最近公開された”蝋人形の館”のオリジナル版ですね。人間で蝋人形をつくるというホラー作品と永遠の愛の名作といわれる『カサブランカ』が同じ監督の作品というのもかなり意外です。

ところで、もうずいぶん昔ですが、六本木にRick's Cafe Americanの内装を模した"ボギーズ・バー"というカフェがあったんですよね。良く通ったことを思い出しました^ ^★★★★★

↓↓最後まで読んでいただいてありがとうございました。ぜひワンクリックお願いします^^
にほんブログ村 映画ブログへ

Trailer(予告編)はこちらから



ブログパーツ

テーマ : クラシック映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

★引っ越しました!★
お越しいただいた皆様、ありがとうございます。 新しくシネマぞろ★を始めました。下のリンクよりぜひお立ち寄り下さい!
場内ご案内
はじめてご来場のお客様は
こちらから
上映作品を探す

【上映作品INDEX】
⇒タイトル別/あ行-さ行
⇒タイトル別/た行-わ行
⇒製作年別/1910年代-1940年代
⇒製作年別/1950年代-2000年代
⇒ファーストインプレッションリスト
【特集INDEX】
⇒サイレント映画特集
⇒ヒッチコック特集
⇒フィルム・ノワール特集
【500円DVD INDEX】
⇒500円DVDリスト(07/12/09更新)
 全358タイトル

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

ブログ内検索
カスタム検索
最近の記事を読む
コメント御礼!
トラックバック感謝!
上映作品ランキング


ご来場感謝!!
Google
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

文芸座館主

Author:文芸座館主

Blogranking.net

RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

お気に入り!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。