スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#0068『アニー・ホール』ウディ・アレン監督 1977年アメリカ

Annie Hall
”ANNIE HALL”にほんブログ村 映画ブログへ

監督:ウディ・アレン
製作:チャールズ・H・ジョフィ/ジャック・ロリンズ
製作総指揮:ロバート・グリーンハット
脚本:ウディ・アレン/マーシャル・ブリックマン
撮影:ゴードン・ウィリス
衣装デザイン:ラルフ・ローレン

出演:ウディ・アレン/ダイアン・キートン
    トニー・ロバーツ/ポール・サイモン
    キャロル・ケイン/シェリー・デュヴァル
    クリストファー・ウォーケン/コリーン・デューハースト
    ジャネット・マーゴリン/ビヴァリー・ダンジェロ
    シェリー・ハック/シガーニー・ウィーヴァー
    ジェフ・ゴールドブラム

1977年のウディ・アレン自身が”転機”になったと語る作品らしい。クラシック作品を中心に観ている立場からすると、斬新な編集方法に時代の移り変わりを感じる。やっぱり、映画はどんどん新しくなっていくのだ(当たり前)。

現在のストーリーとフラッシュ・バックによる過去の話を同じテンションで描いて時間と場所を入れ替えるというような手法は、これ以前の作品にもあった。しかし、登場人物がストーリーの中から観客に話しかけてきたり、本音を別字幕で見せてみたり、画面を二つに割って全然違うシーンを流しながら、それぞれの登場人物が会話を始めたり。かなり突拍子のないことをあたかもフツーのように見せてくる。セックスの最中にアニー(ダイアン・キートン)の魂が退屈そうに抜け出してきて、その魂とアルヴィ(ウディ・アレン)が会話するなんてのもあった。

さらに、もう少し手の込んだところでは、画面の奥のほうにいる主人公たちの会話にいかにも最前面にいるかのようなレベルで音声をつけてみたり(当然手前には全然関係のない人がいる)、逆に後ろにいる赤の他人の会話を前面に持ってきたり。画面の中の別のところに観客の注意をひきつけておいて、他のところからアクションを出してくるなんていうのもある。

こういう、いたずらのような楽しい演出上の細工は、挙げだすときりがなくて目を引くが、実はこの作品ベースになる物語もすごくはっきりとしている。

アカデミー賞の主演男優賞女優賞両方にノミネートされて、ダイアン・キートンが女優賞を獲得しているが、助演男女優賞にはノミネートもされていない。というのは当然で、この作品にはしっかりとした助演という役まわりはなくて、すべてが二人だけの物語である。その二人だけの物語を、各シーンで二人の恋のいきさつ・すれ違い・気持ちの変化など実に細やかに、丁寧に描いてくれる。二人の会話が驚くほどリアルで、会話を重ねることで一種独特のタッチが生まれてくる(こういう味わいは、古い映画にはなかなかないかもしれないなぁ)。

逆にシーンのつなぎはとても大胆。話はジャンプにジャンプを重ねて、一見不親切なほどだが、各シーンの描写が丁寧なので全体のストーリーはぶれることがない。ジャンプするつなぎの部分がかえってイメージを膨らませ、シーン間にあんなことがあったのかな、こんなことがあったのかなといろいろと想像させてくれる。

ベースがしっかりしているから、演出上の小細工も絶妙のスパイスになって、これはとっても”観心地”がいい映画だ。見終わる頃には、アニーとアルヴィがとても愛しく感じられる。いや、楽しませてもらいました。★★★★★

↓↓最後まで読んでいただいてありがとうございました。ぜひワンクリックお願いします^^
にほんブログ村 映画ブログへ



ブログパーツ

コメントの投稿

非公開コメント

良い映画でしたね。

初めまして。
この映画を観る時の参考にさせてもらいました。
30年も前にこんな斬新な演出をしていたのか!と観ていてかなり驚きました。

リンク&トラバさせてもらいましたのでよろしくお願いします。

麗子さん、こんばんは。

麗子さんも同じですか・笑。ますます見てみないといけませんねぇ。しかし、バカバカしさ全開(オショさん談)のコメディには少し引いてしまう傾向もあるので、どう反応するかは不明です(けして、根が暗いわけではないんですよ)。

オショさん、どうも^^

あれ?オショさん、ウディ・アレン全般苦手って言ってましたっけ?
私は、インテリ・・・というわけではなく、小理屈好きなところがあるので、これ以降のアレン作品も好きです。で、例のごとくその前のアレン作品は観たことが無いのですが、手元には『バナナ』と『誰でも知りたがっているくせに~』があるのでちょっと見てみましょうと。
(最近アップした『アメリカン・スプレンダー』も全然関係ないけどウディ・アレンちっくで良かったす)

あ、わたしも同じです。
個人的には『泥棒野郎』とか『ボギー、俺も男だ』とかの頃の方が好きでした。

実は「アニー・ホール」以前の作品のほうが好きな私です。
「アニー・ホール」以降はなんだか、“インテリ臭”が感じる作品が多くなっていくので、バカバカしさ全開っていう作品が懐かしい…。
★引っ越しました!★
お越しいただいた皆様、ありがとうございます。 新しくシネマぞろ★を始めました。下のリンクよりぜひお立ち寄り下さい!
場内ご案内
はじめてご来場のお客様は
こちらから
上映作品を探す

【上映作品INDEX】
⇒タイトル別/あ行-さ行
⇒タイトル別/た行-わ行
⇒製作年別/1910年代-1940年代
⇒製作年別/1950年代-2000年代
⇒ファーストインプレッションリスト
【特集INDEX】
⇒サイレント映画特集
⇒ヒッチコック特集
⇒フィルム・ノワール特集
【500円DVD INDEX】
⇒500円DVDリスト(07/12/09更新)
 全358タイトル

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

ブログ内検索
カスタム検索
最近の記事を読む
コメント御礼!
トラックバック感謝!
上映作品ランキング


ご来場感謝!!
Google
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

文芸座館主

Author:文芸座館主

Blogranking.net

RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

お気に入り!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。