スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#0103『どろろ』塩田明彦監督 2007年日本

dororo.jpg

”どろろ” にほんブログ村 映画ブログへ


案の定『ロスト・ハイウェイ』の記事はさっぱり書けず、気分転換のつもりでこれを見始めたら、意外と面白かったので記事にすることにしました。

手塚治虫原作の漫画『どろろ』は、私が7歳か8歳の頃に漫画雑誌に連載されており、年齢的にはもう少し上の子どもたちが読んでいましたね。ストーリーなどはあまり覚えていません。しかし、もちろん、絵や登場人物像などはリアルタイムで見た覚えがあり、特に百鬼丸の両手に剣を仕込んだ姿はインパクトがありました。また、妖怪を倒し、両目を取り戻した時に、目玉が飛び出してきた絵が記憶に焼きついています。

さて映画版ですが、そのようなことで詳しく原作を知っているわけではないので、原作との違いでよく指摘される舞台設定の相違やどろろの人物像はほとんど気になりませんでした。百鬼丸の再生能力など都合の良い部分も鼻につくことなく、案外全体的には好印象でした。

原作に忠実とは言えない作品ですが、観客は原作を知らない若い人たちの方が圧倒的に多いでしょうし、手塚原作を下敷き程度に使った作品という理解でよいのかもしれません。

そもそも、最近の邦画はあまり見ないのです。なんか、どいつもこいつもメッセージを強調したがっているように見えて面白くないんですよね。どうでも良いようなメッセージを盛り込んで逆につまらなくしてるような。でなきゃ無理やり泣かせにくるし。何がしかのメッセージに共感するとか、何がしかに感動して泣くとか、それが映画の最も大切な機能かと言えば、まったくそんなことはない。

この作品でも、"憎んでも憎みきれない親子の情”とかなんとか、そんなもんがドドっと出てくるのかなと気が気でなく、ラストも、ありがちな予定調和的改心劇だったのですが、致命的にならない程度で収まった感じ。それよりも、妻夫木クンが結構百鬼丸として禍々しい感じでかっこよく(声帯を取り戻したあたりからはいまいちだけど)、原作とは全然ちがうどろろの柴咲コウもかわいかった(眉毛が変とかいうなっ!)ので、この二人に目が行ってニコニコしてたということです。

いろいろ作品レビューを見ると、全体的に評価は高くないようで、よくコメントされるのがCGがチャチだという話。個人的に観ていてあんまり気にならなかったので意外だったのですが、考えてみると私が普段見る映画は、CGなんてろくに無いような原始的特撮がほとんどですから、それと比べると違和感などあろうはずがないのです。

確かに、今年最高のCG作品の部類に入るだろう『トランスフォーマー』なんかと比べれば、月とスッポンながら作品の面白さも月とスッポンかといえば、実はそうでもない。個人的には、こちらの方が面白かったと思います。逆に言うと、70年以上も前に作られた『キングコング』の特撮は、『どろろ』のCGなんかと比べたら幼稚園のお遊戯程度のものだけれども、映画としては遙かに面白かった。

それで改めて思ったのは、最近の映画を見慣れている人はCGに対して目が肥えてるんだなあということ。見せれば見せるほど、見た方のレベルが上がって要求レベルも高くなり、それに応えるためにはさらにコストがかかる・・CGって大変だ。

興行的にはヒットしたらしく、続編も計画中ということですが、続編になると妻夫木@百鬼丸と柴咲@どろろをカラマせないといけなくなるんじゃないかと・・・それだけが心配。★★★☆☆

<スタッフ&キャスト>
監督:塩田明彦
アクション監督:チン・シウトン
アクション指導:下村勇二
プロデューサー:平野隆
原作:手塚治虫
脚本:NAKA雅MURA/塩田明彦
撮影:柴主高秀
美術監督:丸尾知行
編集:深野俊英
音楽:安川午朗
福岡ユタカ
音楽プロデューサー:桑波田景信
VFXディレクター:鹿住朗生
VFXプロデューサー:浅野秀二
コンセプトデザイン:正子公也
スクリプター:杉山昌子
衣裳デザイン:黒澤和子
共同プロデューサー:下田淳行
照明:豊見山明長
特殊造型:百武朋
録音:井家眞紀夫
助監督:李相國

出演:妻夫木聡/柴咲コウ/瑛太
杉本哲太/土屋アンナ/麻生久美子
菅田俊/劇団ひとり/きたろう
寺門ジモン/山谷初男/でんでん
春木みさよ/インスタントジョンソン
中村嘉葎雄/原田芳雄
原田美枝子/中井貴一

↓↓最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひ、ワンクリックお願いいたします^^
にほんブログ村 映画ブログへ

ブログパーツ
どろろ(通常版)どろろ(通常版)
(2007/07/13)
柴咲コウ、瑛太 他

商品詳細を見る

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

オカピーさん、ありがとうございます。後ほどTB&コメントにうかがいます。TBの件毎度すみません。

私は主題歌を全然記憶してないんですよね、確かにアニメもやっていた覚えはあるんですが。

最近のメジャー邦画は、大体テレビ局がらみですから、テレビ的な発送なのかもしれませんね<メッセージ。そういうものを押し付けられてなるほどと感心するような純真な時代はとうに過ぎてしまいました・笑。しかし、最近の邦画を食わず嫌いしているのも確かですので、いろいろと観てみようとは思います。

クリスマスとは言え、今年は仕事ばっかりですが(^^;)、オカピーさんも良いクリスマスを過ごされますように(ちと遅い・・)。

Yamaさん、こんばんは。そうなんですよ。左脳派映画ファンの癖にリンチなんか観るから、解釈できずに苦しんでます・笑。サイコジェニック・フーガの件は知っていましたが、O.J.シンプソン事件に影響されているとは知りませんでした。しかし、面白い作品なので適当な思いつきより、いろいろと調べてじっくり書こうかなと思います。

忍びの術第1弾

やはりTBできません。今回はURL欄に記事のアドレスを忍ばせておきます(忍びの術と申します)ので、ご紹介には及びません。

FROSTさんより僅かに年上の世代ですが、TVアニメは余り憶えていません。但し、主題歌(一休さんでお馴染みの藤田淑子が歌う)は完璧に憶えております。

全く同感で結構面白く、主演の二人も漫画的な風貌ですから適役ですね。CGについては批判すればできますが、それだけを指摘しても映画評にならず!

>どいつもこいつもメッセージ
仰る通り。寧ろそれで映画を安っぽくしている。
あるいはあざとい感動的場面を入れて感動させようとしている。現在日本のメジャー映画は皆これです。余りに程度が低すぎますね。

それでは、メリー・クリスマス!

FROSTさん、こんにちは。
『ロスト・ハイウェイ』にてこずっているんですね。

FROSTさんなら既にご存知かもしれませんが、リンチはこの映画を心因性記憶喪失=サイコジェニック・フーガという言葉で語っています。直接インスパイアを受けたのが、O・J・シンプソン事件だったようです。ご参考までに。

『どろろ』と全く関係のないコメントですいません。
★引っ越しました!★
お越しいただいた皆様、ありがとうございます。 新しくシネマぞろ★を始めました。下のリンクよりぜひお立ち寄り下さい!
場内ご案内
はじめてご来場のお客様は
こちらから
上映作品を探す

【上映作品INDEX】
⇒タイトル別/あ行-さ行
⇒タイトル別/た行-わ行
⇒製作年別/1910年代-1940年代
⇒製作年別/1950年代-2000年代
⇒ファーストインプレッションリスト
【特集INDEX】
⇒サイレント映画特集
⇒ヒッチコック特集
⇒フィルム・ノワール特集
【500円DVD INDEX】
⇒500円DVDリスト(07/12/09更新)
 全358タイトル

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

ブログ内検索
カスタム検索
最近の記事を読む
コメント御礼!
トラックバック感謝!
上映作品ランキング


ご来場感謝!!
Google
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

文芸座館主

Author:文芸座館主

Blogranking.net

RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

お気に入り!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。