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#0105『いぬ』ジャン=ピエール・メルヴィル監督 1963年フランス

いぬ
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ようやく本業のプロジェクトも水平飛行に入ってきて、心と時間の余裕が出来てきました。大体において、ひとつのことしか頭に入らない単気筒型なんですけど、それでも、こう、「書くか書かないか」って言うのはよくありませんね。記事が短かろうがなんだろうが継続的にアップすることを心がけたいと思います。

さて、

以前、フィルム・ノワール特集と称して30本ほどの記事をアップしました。その時はハリウッド作品に限定していたのですが、いわゆるフレンチ・ノワールにも素晴らしい作品がたくさんあります。今回の記事はそんな作品の中から、ジャン・ピエール・メルヴィル監督による傑作の誉高い『いぬ』。

『いぬ』と言えば、やはりジャン・ポール・ベルモンドの魅力。大方のレビューで語りつくされているようですので省きますが、素直にこれは認めざるをえないほどの”かっこよさ”。謎めいた前半、キャラクタの人間的魅力が最大限に現れる後半。ベルモンドを魅せるための構成と言っていいかも。

多少わざとらしいかと思わせるほど前後半の対比を効かせていて、特に後半の説明くさい部分は見せ方によっては大きく減点になりそうなものです。が、ジャズピアノに乗せて回想するやり方や、ベルモンド初めレジアニやマーチなどの主要な役者の魅力、そしてベルモンド扮するシリアンの粋な男ぶりが、そんな心配を吹き飛ばすほどの名場面を見せてくれます。

それと、やはりノワール作品は、それらしいシーンへのこだわりを見せてくれなきゃいけません。その点でも、冒頭、ポール・ミスラキの音楽をバックに、高架下の歩道をモーリス(セルジュ・レジアニ)が歩くカットだけですでに満足気味。彼の姿を少し見上げるように移動撮影するカメラがまたすばらしい。オープニングとして5本の指に入るほどの出来。鏡を見る、靴を拭くなどのディテール感も良いんだなぁ。

シリアン(ベルモンド)が、愛撫するような優しい表情でモーリスの情婦テレーズを殴り倒すシーンも出色。(メルヴィル監督が大のお気に入りの警察署での長回しは・・・・えーと、、あんまり印象に残りませんでしたが。。。)

やっぱり、こういうサスペンス好きだなぁ。と再認識した満足の一本でした。★★★★★

<スタッフ&キャスト>
監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
製作:カルロ・ポンティ
原作:ピエール・ルズー
脚本:ジャン=ピエール・メルヴィル
撮影:ニコラ・エイエ
音楽:ポール・ミスラキ

出演:ジャン=ポール・ベルモンド
    セルジュ・レジアニ
    ミシェル・ピッコリ
    ジャン・ドザイー

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いぬいぬ
(2003/03/25)
ジャン・ポール・ベルモンド、セルジュ・レジアニ 他

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テーマ : DVDで見た映画
ジャンル : 映画

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今日、京橋フィルムセンターで「いぬ」を観てきたところです。これで3度目か4度目。「サムライ」もそうですが、2回見てやっと話がわかる、いや、話がわからなくても、かっこよさにしびれる映画ですよね。
アテネフランセあたりでのみ上映された「神父レオン・モラン」も、神は実在するか、みたいなアラン・レネ映画になりそうなところを、ベルモンドのおちゃめが救っているという作品でした。メルヴィルファンは、近日発売のDVD「リスボン特急」を買うべし!

豆酢さん、ご無沙汰ですm(_ _)m。コメントありがとうございます。どうも、昨年後半からブログの方が波に乗れなくていけませんが、まあ気楽にやればいいかと新しい境地に入りつつあります・笑。
ベルモンドの顔が苦手と言うのは、わかるような気がする・・。”いい男と言え!”とにじり寄られているような気がしなくもない。で、にもかかわらず『いぬ』のベルモンドは例外と言うのもよくわかりますねぇ。あまりにシリアンの造形がかっこよすぎる気もしなくはないものの、それをいやみなく完璧にこなしてしまうあたりさすがですな。
ちょこちょこと更新していきますので、懲りずにこれからもよろしく^^/

お久しぶりです!

おお、FROSTさんが復活されました(嬉)!

実はわたくし、ベルモンドの顔が苦手でございまして(笑)。彼の出演作品は、どんな名画でも観るのに勇気がいるのです。
しかーし!これは大好きな作品です!ベルモンドのくどい顔が気にならないぐらい(笑)、魅力的に撮られていましたもの。私も、役者さんたちの演技、テレーズぶん殴りシーンの衝撃、細部の描写の粋などに、フランスらしさを感じてしまいました。
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