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#0110『間諜X27』ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督 1931年アメリカ

間諜X27
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ネタバレ注意!

前回の『モロッコ』に引き続き、簡単な記事ではありますが、もう一本マレーネ・ディートリッヒの作品を転載します。2005年10月にアップした記事で『間諜X27』。こちらのディートリッヒはさらに愛に対してストレートで、頑なで、ストイックなカッコ良さを見せてくれます。vHSしかなかったのですが、最近TSUTAYA DISCASに入ったので再見したいと思います。


以下、転載文


「私は生きることを恐れていないわ。死ぬことも同じ。」

第一次大戦さなかのウイーン。マレーネ・ディートリッヒ扮する娼婦は冒頭こうつぶやきます。軍人であった夫を亡くし、娼婦に身を落としながらも国に対する忠誠心はなくしていません。その忠誠心を買われて、オーストリアのスパイX27となったディートリッヒは一流の腕を発揮し、オーストリア軍内部の裏切り者を摘発。彼が通じていたロシア軍の大物スパイH14を追うことになります。

激しいスパイ合戦の末、一度はH14に捕らえられ窮地に立たされますが、土壇場の機転で立場は逆転。彼女はロシア軍の重要機密を持ち帰ることに成功し、その情報を元にロシア軍は敗走。H14は捕らえられ、スパイとして処刑が確定します。

しかし、戦いの中で彼を愛してしまったX27は尋問中に彼の逃亡を助けたことにより、軍法会議で反逆罪に問われ、死刑を言い渡されます。

スタンバーグ監督が ”ディートリッヒのためだけに作った映画” といわれている作品。冒頭のずれたストッキングを直すしぐさから最後に銃口の前で口紅を塗りなおすシーンまで、ディートリッヒの魅力は、いやー、すごい。本作品では、いつものクール&ビューティな姿だけではなく、使用人に変装したスッピンに近いディートリッヒも見ることができます。

ストーリーも陳腐なわけではなく、ヴィクター・マクラグレン扮するロシアの情報将校H14との丁々発止のスパイ合戦はサスペンスとして十分楽しめます。楽しめますが、やはりこの作品はディートリッヒその人を愛でる作品。女として愛に殉ずる一途さ、激しさ、潔さ。

彼を逃がしたあとの彼女のサバサバした態度を見ていると、彼女にとっては愛のために死ぬことなどなんでもないことなのだということがわかります。彼女がスパイとなったのも、祖国に対する忠誠心からではないかもしれない。国への忠誠のために死んだ、亡き夫への愛が彼女を国のために働かせた理由だったのではないかと思います。敵国ロシアの将校を愛してしまった以上、当然任務より愛を優先するのは彼女にとっては当たり前の行為だったのでしょう。

「なんか、H14を愛するようになる過程が唐突で安易よねぇ」などと、斜に構えてはいけません。愛に対する信念を貫いた潔い女、そういう存在としてのディートリッヒの生き様・死に様をとくと観賞することにいたしましょう。★★★★☆

<スタッフ&キャスト>
監督:ジョセフ・フォン・スタンバーグJosefvonSternberg
脚本:ダニエル・N・ルービンDanielN.Rubin
ジョセフ・フォン・スタンバーグJosefvonSternberg
撮影:リー・ガームスLeeGarmes

出演:マレーネ・ディートリッヒMarleneDietrich
   グスタフ・フォン・セイファーティッツGustavVonSeyffertittz
   バリー・ノートンBarryNorton
   ヴィクター・マクラグレンVictorMcLaglen
   ワーナー・オーランドWarnerOland


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