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#0154『桜桃の味』アッバス・キアロスタミ監督 1997年イラン

桜桃の味
(画像がないんですよね。。。)

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イランの名監督アッバス・キアロスタミの作品は今回が初めて。というよりも、イラン映画自体見るのは初めてです。この作品、カンヌ映画祭のグランプリを獲得したらしい。

が、わっからーん・・。

主人公の男は、自殺の手伝いをしてくれる者を探して車を走らせている。画面はひたすら運転する主人公の男と助手席に乗る自殺幇助の候補者たちを写し、物語は運転席と助手席の会話に終始。そして車はゆっくりとイランの未舗装路を走り続ける。

主人公は車を流しながら、これと思った男を車に乗せ、取り留めのない話をしながら機を見て自殺の手伝いを申し入れる。その方法もまた少し変わっていて、翌朝荒地の穴に眠る自分を起こしにきて声をかけ、返事をしたら穴から出る手助けをする、返事がなければシャベルで土をかけると言うもの。

若い兵士に逃げられ、見習いの神学生に断られて、男は博物館で剥製作りをしている老人ゲバリに出会う。老人は子供の病気治療のために金が必要で、彼の申し出を引き受ける。しかし、車の中で彼は、自分が若いころ桑の実に救われて死を思いとどまったことを話し、男のことを友達だと言い、もう一度美しい夕日を見たくないのかと問う。そして、男の心理が徐々に変わっていく。

1時間40分のうち、ストーリの転機となるゲバリ老人が登場するのが1時間目あたり。それまでは、ひたすら荒地を車がトロトロと走りその中で会話が行われるだけ。襲い来る睡魔と闘いながらも、見る側にはじっくりじっくりと男の心情が蓄積されていきます。そして、ゲバリ老人の語りは一つ一つが心を打つ説得力があり、前半一時間をかけて染み込んだ心情に響いてきます。

でも、この男はなぜ自殺したいんだろうか。男と老人の交流はあまりに短すぎてそれだけで男の心理が劇的に変化するものなのだろうか。深夜雷と雨の中、荒地の穴に身を横たえた男はどうなるんだろうか?ゲバリ老人との再会にはどんなドラマがあるんだろうか・・・

ところが、じわっと積み重なった、こちら側の理解とか同調とか心構えとか予想とか、ラストシーンはそんな諸々のものを全部ぶっちぎってしまう。しばし唖然。

監督はこのラストシーンに何を込めたんだろう?それがまったくわからないのです。他のレビューを見るとこのラストシーンを含めて絶賛する向きが多いようですが、私の星は3つ。3つ星はとくに良くも悪くもない普通の作品につけるのですが、この作品はそうではありません。うかつに良いとも悪いとも言えない、そんな謎と変わった後味を持った映画ということで。
★★★☆☆

<スタッフ&キャスト>
監督:アッバス・キアロスタミ
製作:アッバス・キアロスタミ
脚本:アッバス・キアロスタミ
撮影:ホマユン・パイヴァール
 
出演:ホマユン・エルシャディ
   アブドルホセイン・バゲリ
   アフシン・バクタリ

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