スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#0162『白い恐怖』アルフレッド・ヒッチコック監督 1945年アメリカ

白い恐怖
”SPELLBOUND” にほんブログ村 映画ブログへ

優秀な精神科医コンスタンス(イングリッド・バーグマン)が努める精神病院に新しい院長エドワーズ博士(グレゴリー・ペック)が赴任してきます。一目で恋に落ちるコンスタンスですがエドワーズ博士にはどうも不審な点が。コンスタンスの追求により、彼はエドワーズ博士ではなくその患者で自分をエドワーズだと信じ込んでいることが判明します。しかも、どうも博士は殺されてしまっているらしいのですが、彼は精神を病み記憶をなくしてしまっており真相は謎。彼を愛してしまったコンスタンスは無罪を信じ、警察からの逃亡を助けつつ真相を究明していくのですが・・・。

1945年製作のサイコスリラー。「定本映画術」でチェックしてみるとヒッチコック自身はこの映画のについてあまり語っていませんが、聞き手のトリュフォーはずいぶん気にいらないようです。その理由は、「ヒッチコック作品にしては狂気がなく、まともで理屈っぽくイマジネーションの遊びが少ない」ことと「グレゴリー・ペックが弱い」ということのようです。「精神病に関する映画をおとなしく撮りたかった」とヒッチコックも語るとおり、バーグマンはかなり”固い”感じがしますし、精神医療に関する記述も多く少し難しい感じがするようです。でも、個人的にはこの作品はかなり好印象。ちょっとねちねちサイコな感じのサスペンスには目がないのですよ。

精神科医と精神病患者の逃避行。しかも患者のほうは人殺しの可能性有り。彼女に対してもいつ凶行に及ぶかもしれないというハラハラ感がサスペンスですよね。この不安な関係の中で、コンスタンスは彼の無罪を信じて、精神に隠された真相を解明しようとするのですが、医者としての理性と男を愛する女性としての感性の間で葛藤するコンスタンスの心理がよく描かれています。

グレゴリー・ペックは、この作品の当時は29歳でデビュー三作目。グレゴリー・ペックと言えば私の記憶に残っているのは、まずは『ローマの休日』。それから『オーメン』。それぞれ37歳、60歳のときの作品ですから、私の中ではグレゴリー・ペック=渋い中年のイメージが出来上がっています。それからすると、本作のペックは線が細いのですが、トリュフォーの言うように”弱い”と言う感じでもないかも。自信のなさそうな目つきや挙動がむしろ役柄にぴったりはまってると思います。

今回の作品で興味津々だったのは、実は小道具。クライマックスでバーグマンを狙う銃と手。ぴったり狙いをつける銃口を、構えている本人の視線から撮っています。画面をクリアに映すために実物の4倍の大きさ(!)の銃と手を作ったという話を聞いていたので、実際見るのを楽しみにしていました。ついに真犯人を前にしたバーグマン迫真の演技が、ばかばかしいほど巨大な銃と手の前で行われていることを想像すると結構笑えます。この手法、『バルカン超特急』のブランデー・グラスなどでも使われていたようで、ヒッチコックお気に入りのテクニックだということです。

コンスタンスが恩師に「卵入りのコーヒーを入れます」と言ってますが・・卵入りコーヒーって何??★★★★☆

<スタッフ&キャスト>
監督: アルフレッド・ヒッチコック
製作: デヴィッド・O・セルズニック
原作: フランシス・ビーディング
脚本: ベン・ヘクト/アンガス・マクファイル
撮影: ジョージ・バーンズ
音楽: ミクロス・ローザ/グレゴリー・ペック
    レオ・G・キャロル/ジョン・エメリー
    ウォーレス・フォード/ロンダ・フレミング
    マイケル・チェコフ

↓↓最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひ、ワンクリックお願いいたします^^
にほんブログ村 映画ブログへ

ブログパーツ

白い恐怖白い恐怖
(2006/12/14)
レオ・G・キャロル、イングリッド・バーグマン 他

商品詳細を見る

テーマ : クラシック映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

★引っ越しました!★
お越しいただいた皆様、ありがとうございます。 新しくシネマぞろ★を始めました。下のリンクよりぜひお立ち寄り下さい!
場内ご案内
はじめてご来場のお客様は
こちらから
上映作品を探す

【上映作品INDEX】
⇒タイトル別/あ行-さ行
⇒タイトル別/た行-わ行
⇒製作年別/1910年代-1940年代
⇒製作年別/1950年代-2000年代
⇒ファーストインプレッションリスト
【特集INDEX】
⇒サイレント映画特集
⇒ヒッチコック特集
⇒フィルム・ノワール特集
【500円DVD INDEX】
⇒500円DVDリスト(07/12/09更新)
 全358タイトル

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

ブログ内検索
カスタム検索
最近の記事を読む
コメント御礼!
トラックバック感謝!
上映作品ランキング


ご来場感謝!!
Google
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

文芸座館主

Author:文芸座館主

Blogranking.net

RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

お気に入り!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。