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#0180『都会の牙』ルドルフ・マテ監督 1949年アメリカ

都会の牙
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ネタバレですよ

ルドルフ・マテ監督のフィルム・ノワール『都会の牙』。ルドルフ・マテ?なんとなく聞いたことが・・check・check・・、おお、『海外特派員』とか『美女ありき』の撮影監督を務めた人ですね。この作品が監督デビュー作とのことです。

原題の「D.O.A.」はDead on arrivalの略で、”到着時死亡”という意味の警察用語。つまりは、”死体で担ぎ込まれた”ということ。

物語は会計士フランク・ビグロ(エドモンド・オブライエン)がロス市警に”自分の足で”駆け込むところからはじまります。ある殺人事件について話したいというビグロ。「殺されたのは誰か?」という刑事の質問に、放心した様子で「自分だ・・・」と答えます。いったいなぜ?

オープニングから、このシーンまでぽんぽんとテンポよく来て、ビグロの回想シーンに入ります(回想シーンの導入にグルグル渦巻きが!)。ビグロは、やきもち焼きの恋人ポーラ(パメラ・ブリットン)の詮索を振り切って、男の自由な時間を愉しむため、一人でバケーションに出かけますが、行き先のホテル近くのバーで毒を盛られてしまいます。解毒の術もないこの毒薬、体内に入るとしばらくして全身衰弱して死に至る。その期間は、1日か2日か1週間・・・・(ずいぶん誤差大きいですね)。

とにかくわかっているのは間違いなく死ぬということ。ビグロに死の宣告をする医者が、毒薬のサンプルを試験管に入れて持ってきます。名づけて”ルミナス毒”。

医者:「ほら、暗くすると光るっ!」って、・・・・なぜ、光る???・・・

とりあえず光ることには何の意味もないようですが、そういうツッコミは(満載なので)置いといて、とにかく暗いところで光る猛毒にやられてしまったビグロ。

変な毒薬に犯されていると知った瞬間から、ビグロは走ります。全速力で街中を駆け抜け、なんとか真相を究明しようとサンフランシスコからロスに飛び、わずかな手がかりを手繰って警察顔負けの大捜査を展開。ついに犯人を追い詰めます。元気な人間でも滅多にできない大活躍!。

この作品、B級ということでいいんですよね。B級の定義もいろいろあるとは思いますけど、別にネガティブな意味ではありません。この”ルミナス毒”を筆頭に、犯人が着ている「お客さんるお客さん、俺が犯人だからよーく覚えといてよっ!」と念押ししているごとくに派手なコートとか、おかしなキレ方の悪役チェスターとか、なんかこう洗練されてない、駄菓子みたいな素朴な味わい深さを感じるんですよね、この映画(あー、グルグル渦巻きも)。

服毒後一定時間後に死ぬというのは、MI:2に出てきた新型ウィルス”キメラ”と同じ様なもんです。『MI:2』は正確に残り時間がわかっていてカウントダウンしていきますが、こちらは余命1日から1週間までの間にいつ死ぬかわからない。なんという安直な設定。結局主人公ビグロが、やるべきことを全部やってしまうのに必要十分なだけのぴったりな時間があって。。。このご都合主義ぶりがまた、いかにもでいいじゃないですか。これぞB級テイスト。

エンドマーク後に、わざわざ

「この映画は医学的な真実に基づいています。ルミナス毒は実在します。」

なんて字幕を挿入したり、徹底しているというか、遊び心があるというのか、とにかく肩肘張らず気軽に見れて面白い、よくできた娯楽ノワール作品でした。
●★●

<スタッフ&キャスト>
監督:ルドルフ・マテ
製作:レオ・C・ポプキン
原作・脚本:ラッセル・ローズ/クラレンス・グリーン
撮影:アーネスト・ラズロ
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演:エドモンド・オブライエン/パメラ・ブリットン
   ルーサー・アドラー/ネヴィル・ブランド
   ヘンリー・ハート/ヴァージニア・リー
   ビヴァリー・キャンベル


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