
”THE BIG COUNTRY”
ジム・マッケー(グレゴリー・ペック)は、船乗りをやめ牧場主の娘パット・テリル(キャロル・ベイカー)と結婚するために西部の町にやってきた。そこは、町の大物マラガンが遺した豊かな水源ビッグ・マディをめぐってテリル家とヘネシー家が争っていた。暴力を嫌うマッケーは荒っぽい西部の男たちから臆病者と嘲られ、パットにも愛想をつかされる。そんな時ビッグ・マディの持ち主であり、マラガンの孫娘ジュリー(ジーン・シモンズ)がヘネシー一家に連れ去られる。一触即発の両家の対峙。マッケーはジュリーを救うため、単身ヘネシー一家に乗り込んだ。

↑やっぱりこれです。地平線まで続く大平原を見るとなんともいえない幸せな気分になります(田舎育ちのせいですけどね)。
それだけで結構気に入ってしまうこの作品ですが、家同士の因縁の対決とそこにやってくるぜんぜん世界の違う男、しかもその男が実はスーパーヒーローというこの上なくわかりやすいストーリーが、これだけの大自然の中で繰り広げられると、とっても魅力的に見えてきて楽しいですね。
ヘネシーの息子バック(チャック・コナーズ:漫画みたいな顔でGOOD)やテリルの牧童頭スティーブ(チャールトン・ヘストン・若っ)などの粗暴なキャラクターもちゃんと配置されていて主人公に絡んできます。この二人との大立ち回りに十分時間をかけてアクション面も押さえていますね。
父と娘の仲がべたべたに良い上品で金持ちのテリル親子と、親父が息子に「いつか殺してやる」と吼えるようなハードな親子関係の粗暴な貧乏人ヘネシー親子。ところが、頭首である親父だけを比較するとヘネシーの暴力親父のほうが人間としてまちがいなく格上。このあたりのキャラ設定のおかげで、両家の争いを単純な善悪の戦いにしていないあたりも大変興味深い。ロケーション設定、ストーリー、キャラクタ、ばっちりかみ合ってると思いますよ。あとは、あれですよ。音楽最高。
グレゴリー・ペックは線が細いのか芸達者なのか。そりゃあ、これだけの大役者ですからね、線の細さも演技のうちだとわかっちゃいますが、グレゴリー・ペックの演技の幅ってどのくらいあるんだろう??っていうのが観てみたいわけです。
ということでこの作品ですが、目泳いでないですね。よかったです。非暴力主義ゆえ臆病者かとも思わせるところが笑えます。優男(やさおとこ)系であることは間違いないので、グレゴリー・ペックの
キャラクターをうまく生かしたキャスティングですね。線の細さばかりではないということはわかってきましたが、もっといろいろな役柄のグレゴリー・ペックを見てみたい。
個人的に不思議なのはこの映画、興行的には失敗。ハリウッドメジャーから独立したグレゴリー・ペックをかなり苦しめたらしい(確かにこれと”白鯨”が連発でこけたら大ショックではありましょう)のですが、なんででしょう。面白いのに。ラストがやっぱりちょっとだめなのかなぁ。★★★★☆
<スタッフ&キャスト>
監督: ウィリアム・ワイラー
製作: ウィリアム・ワイラー
原作: ドナルド・ハミルトン
脚本: ジェームズ・R・ウェッブ/サイ・バートレット/ロバート・ワイラー
撮影: フランツ・F・プラナー
音楽: ジェローム・モロス
タイトルデザイン: ソウル・バス
出演: グレゴリー・ペック/チャールトン・ヘストン
ジーン・シモンズ/キャロル・ベイカー
バール・アイヴス/チャールズ・ビックフォード
チャック・コナーズ/アルフォンソ・ベドヤ
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ヒーローモノじゃないって意味なんですかね?そういう意味では確かに違うかも・笑。
私は、三重県のド田舎の川っぺりで子供時代をすごした河童でして、やっぱりこの大平原に水っていう組み合わせがしびれるほど魅力的でした。ああ、田舎に行きたい・笑
少しばたついてしまって、落ち着いてお返事が出来ないのですが、この作品については、とにかく広大な西部の風景が印象に残ってます。二つの家族の人間関係も面白かったですねぇ。そろそろ、再掲載シリーズも終わるので、西部劇の記事ものせて行きたいと思います。
なんて申しておりましたが、苦笑
私も、九州の山猿(笑)ですので、壮大な大平原・勇壮な音楽それだけで
大満足でした。^^ チャックコナーズ。。この“ライフルマン”のお父ちゃんも
実は大好きなんですよね〜♪ ポチです。
うーーーん。傑作西部劇をアップされてはレスせずにはおられない・・・。(笑)
淀川先生も彼の西部劇10撰に入れていますが・・・グリーンベイも同様に我が西部劇10撰に入れている作品です・・・。
筋立て、映像、音楽、キャスト等あらゆる角度から見ても優れた作品と評価している・・・。
考えてみれば、この作品は西部劇の枠を超えた壮大な人間ドラマに他ならない・・・。全てのおいて・・・まさしく BIG COUNTRY ですね・・・。双葉十三郎先生の一口評は・・・「消え行く、古い西部への悲歌」・・・と。作品にも高得点を入れている・・・。
グリーンベイもラストには物足りなさを禁じえないのだが・・・。





