■結局、この映画にとっては、ドラマなどどうでもいいのだ。この映画に必要なのは、SFXだけである。特撮さえあればいい。
■これは観客を揺さぶり興奮させるローラーコースターと同じものだ。
■なるほどローラーコースターは楽しい。だけど、それは映画ではない。映画館でやっていたとしても、映画ではない別のものだ。
■そんな代物を作ってしまう連中が、ヒットメーカーとして君臨するのが今のハリウッドなのである。
(柳下毅一郎著「シネマ・ハント ハリウッドがつまらなくなった101の理由」より)
※全く同感です。SFXだけで映画が成り立つはずもないのは、言わずもがな。映画はやはりドラマなのだと思います。映像を駆使してドラマを引き立てるのであって、ドラマの裏付けのない映像は、単なる思わせぶりな映像にすぎません。
確かに極上のエンターテイメントに哲学やドラマをのせてインパクトたっぷりに描いてしまう映画こそ名作映画ですね。
わたくしは『ツイスター』もそうですが、CGを活用するのは問題ないと思います。CGは美術と同じで、世界観を創りだすものですし、CGが表現ではないので、問題は別にあると思いますね。
セットを建てたり、ロケーションで自由に撮っていいように、CGも使ってよろしいと思うのですが、演出やカメラワーク、ショットによる純粋な映画的表現を失うことが問題だと思うのです。
CGでモンスターや自然災害やらを描いたことに狂喜し、演出や映画的な表現を怠っては駄作が生まれるばかり(『ライラの冒険』のように)。CGを多用していても、巧みな演出で彩れば、名作となります(『ジュラシック・パーク』のように!!!)
一方でCGは『ロード・オブ・ザ・リング』や『トランスフォーマー』など、さらなる表現の幅や描ける世界を創造し、アナログにはない興奮と感動を生み出す役割を放ったと思うのです。
映画は歴史を掘り返せば、もともと観客をただ楽しませるだけの娯楽であったので、何も観客をただ楽しませる『ツイスター』が映画ではないというのはいささか行き過ぎだと感じました。
娯楽性が高い作品であろうが、ドラマのある作品であろうが、それらの映画を良くも悪くするも演出と監督などによる製作者側の表現力(いかに観客に非日常を感じさせるか)なのだと思います!
そして名作を創りだすのは、映画を観た観客です。これからも皆様で映画を深く考察しましょう!!なんて勝手に出しゃばる未熟者のヒッチでした(・U・)
確かにアトラクション的な映画もあってしかるべきですが、それが大勢を占める
というのはやはり、違うと思います。
仰るように、そこにドラマがなければ味気ないものです。
心に残る映画は名作と言われ後世に見ても何の遜色もありません。
一時の」こけおどしのような映画はその時だけの刹那的な楽しみに終わってしまうようです。もっと力のある、昔のような映画が見たいのです。
そうです。ツイスター。私映画館で見てるんですけど、確かに派手な竜巻の映像しか覚えてません(牛が飛んでるとこ)。最近、疲れきってるときの純粋娯楽映画の楽しさにもちょっと目覚めてしまってはいるので、完全否定はできないんですけどね・笑。
この本面白いですよね。見開き2ページの短い文章の鋭い切れ味がなんともすばらしい。こんなレビューが書けたらなぁと、つくづく思います。
この本持ってます。"ツイスター"のくだりですね。
私も牛が飛ばされるシーンしか覚えていません(笑)
タイトルとは逆に褒めてる作品もありましたが、面白い本でした。最近は単館系の作品の方が人気があったりすることもあるようなので、観るほうも変わってきたのかな?と思います。たまにはローラーコースターもいいですけど
確かに”アトラクション”も面白いんですけどね。そればっかり前面に出て来て、質の良い監督さんとか作品が隅っこに追いやられるようじゃちょっと寂しいですね。
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