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#0219『親密すぎるうちあけ話』パトリス・ルコント監督 2004年フランス


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久しぶりのフランス映画で【親密すぎるうちあけ話】。”橋の上の娘”に痛く感心したのはいつだろうと調べてみると2007年の7月でした。大好きなパトリス・ルコント監督なのに、その後3年以上もなぜか一本も見てなかったということです。

パリのアパルトマンで開業する堅物税理士ウィリアムのところに、同じフロアのカウンセラーのオフィスと間違えて、ちょっと影のあるアンナがやってくるところから始まります。いきなり夫婦関係の悩みを口にするアンナに、自分は精神分析医ではないと言いそびれたウィリアム。さらに、二度目の”カウンセリング”でも本当のことを話すことができず、赤裸々な悩みの告白に戸惑いつつも彼女の魅力に惹かれていきます。結局、ウィリアムの嘘はすぐにアンナの知るところとなり、一度は怒りをぶちまけてオフィスを去っていったアンナ。しかし、彼女はまたウィリアムの前に現れ、偽物カウンセラーと正体不明の患者の関係が続きます。。。

「寝るか、見捨てるか」ウィリアムの元妻が吐くセリフが、自分の今までの女性との付き合い方をありのままに指摘されたようでちょっと少なからずドキッとしました。一度好きになった女性との付き合い方は肉体関係を伴う恋愛関係か、それとも永遠のさよならか。

この映画を見ていると、そういう二者択一の関係しか取れないのってすごく寂しい生き方だなと思えてきます。「寝る」と「見捨てる」の間に芳醇なる男女関係がある。。。っていうのが頭でも身体でも理解できるには、年齢と人生経験の積み重ねが必要なんだろうなぁ、きっと。この映画は主人公が20代では成り立たないような気がする。ウィリアムとアンナの年齢は明らかにはされていませんが、役者の実年齢で行くと、サンドリーヌ・ボネールが37歳、ファブリス・ルキーニが53歳。こういう微妙なバランスの男女関係を紡ぎ出すには、そのくらいの熟成は必要なのかもしれません。

この映画で、アンナと並んで重要な女性登場人物の元妻ジャンヌ(アンヌ・ブロシェ、38歳。ちょっと年取って見えるけど笑顔がすごく素敵)。ウィリアムがアンナと出会ったのは、ジャンヌと離婚してまだ未練を断ちがたい時期。割り切ったドライな男女関係が信条と見えるジャンヌとの関係と、触れられそうで触れられないもどかしいようなアンヌとの関係。ジャンヌの世界からアンヌの世界に移ろいゆき、本当にくつろげる幸せな恋愛関係にたどり着くウィリアムが本当に羨ましいと感じました。

また、そういう50男を演じるファブリス・ルキーニが絶妙にうまい。ちょっと固そうで怯えたような目線と、きっちりネクタイをしめたスーツ姿が忘れ難いキャラです。

とはいえ、熟成してても、伝えたいことを言えなかったり、嫉妬心に身悶えしてみたり、わざと冷たくしてみたり、男も女も達観できないところが面白いところで、フランス映画見てるとこういう機微がとてもよく伝わります。やっぱり国民性なんだねぇ。ちなみにこの映画見て、フランス語の勉強はじめましたw。

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<スタッフ&キャスト>
監督:パトリス・ルコント
製作:アラン・サルド
製作総指揮:クリスティーヌ・ゴズラン
脚本:ジェローム・トネール
撮影:エドゥアルド・セラ
美術:イヴァン・モシオン
衣装:サンドリーヌ・ケルネール
編集:ジョエル・アッシュ
音楽:パスカル・エステーヴ

出演
サンドリーヌ・ボネール:アンナ
ファブリス・ルキーニ:ウィリアム
ミシェル・デュショーソワ:モニエ医師
アンヌ・ブロシェ:ジャンヌ
ジルベール・メルキ:マルク
イザベル・プティ=ジャック


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さすがジュテームの国

ちわー.ツイッターから着ましたぞ★
館長はヨーロッパ圏の作品をたくさんご覧になってますよね.
自分が観ないタイプの映画が多いので、いつもレビューツイートを「ほぅ~」と思いながら見てました。
がっちり体型らしからぬ繊細な文章が魅力(笑)
★引っ越しました!★
お越しいただいた皆様、ありがとうございます。 新しくシネマぞろ★を始めました。下のリンクよりぜひお立ち寄り下さい!
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