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#0012『巴里の女性』チャールズ・チャップリン監督 1923年アメリカ

巴里の女性


”A WOMAN OF PARIS”にほんブログ村 映画ブログへ

監督・製作・脚本:チャールズ・チャップリン
撮影:ロリー・トザロー/ジャック・ウイルソン
出演:エドナ・パーヴィアンス/カール・ミラー
   アドルフ・マンジュー/クラレンス・ゲルタード
   リディア・ノット/チャールズ・フレンチ
   ベティ・モリシー

詳しい作品情報はこちら
    ⇒巴里の女性(1923) - goo 映画
    ⇒巴里の女性@映画生活
    ⇒IMDb(英語)


『キッド』で大成功を収めたチャップリンが、監督・脚本・製作を担当して作った若い男女のすれ違いを描く悲劇。映画の最初に、チャップリン自身は出演しない旨のことわり書きが掲載されています。当時の喜劇役者チャップリンの人気の程がうかえますね。

パリ郊外に住むジャン(カール・ミラー)とマリー(エドナ・パーヴィアンス)は、マリーの父の激しい反対が原因でパリに駆け落ちすることを決意する。駅に彼女を待たせて身支度に帰ったジャンだが、折り悪く父親が急死。出かけることが出来なくなる。心配したマリーからの電話で事情を話そうとするジャンだが、わずかなすれちがいで理由を説明することが出来ず、マリーはジャンが心変わりしたものと思い込み一人パリに去っていく。一年後、マリーはパリ一番の金持ちと言われるピエール(アドルフ・マンジュー)の愛人として、華やかな社交界に住む身となっている。ある日、マリーはパーティー会場と間違えて訪れたアトリエで、画家の卵としてパリに来ていたジャンと再開する。にほんブログ村 映画ブログへ

主役は、『キッド』にも出演したエドナ・パーヴィアンス。彼女はチャップリンの映画にしか出演していません。一時チャップリンと恋仲にあったようですが、彼女に愛人が出来たことが原因でチャップリンと別れます。

淀川長治氏の「映画は語る」に、氏が1953年にハリウッドを訪れた時に、チャップリンの秘書をしていた高野氏の紹介でエドナ・パーヴィアンスの自宅を訪れたことが記されています。エドナはこの『巴里の女性』を最後に映画の正解から引退しその後も一人で暮らしていたようです。淀川氏がチャップリンのことを聞くと涙を流して、「私は、あの人の映画以外は出ない、一生。あの人と映画に出たことを私は一生の思い出として心に思っていたい」の語ったそうです。チャップリンと別れても彼のことを大事に思う心持に、チャップリンも応え、『巴里の女性』の権利を彼女に贈り、一生彼女が困らないように気を配っていたそうです。

この映画は、喜劇王チャップリンに珍しい純粋な悲劇作品ですが、ちょうどこのころチャップリンとエドナの間にもいろいろな出来事があったのだろうな、などと思いは巡ります。にほんブログ村 映画ブログへ

作品自体は地味な秀作という感じで、ピエールとジャンの間でゆれるマリーの心模様と、余裕綽々の色男を演じたアドルフ・マンジューが印象的でした。

チャップリンは喜劇の中にもちょっとホロッとするような要素があって、そのあたりが他の喜劇役者と違うところかと思います。笑わせることに長けていたのではなく、人間の喜怒哀楽をよく理解していたのでしょうね。マリーのその後を描くラストシーンに、チャップリンの懐の深さを感じることが出来ました。★★★★☆

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巴里の女性
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グリーンベイさん、おはようございます。

チャップリンの女性関係については情報不足ですが、見る限りではオショさんもおっしゃっているように”ロリコン”と言われても仕方がないんでしょうね。なにかこう、女性関係について無邪気なものを感じます。子供のようにやりたいようにやって結果に振り回されていると言うか・・(そういうのを無邪気とは言いませんかね・笑)
仕事については著名な映画人が口をそろえて彼の完璧主義を賞賛していますが、その反動で女性関係は子供っぽかったのでしょうか(などと考えると面白いなぁ)

オショさん、こんばんは。

以前キートンの映画(荒武者キートン)を見て、最近ロイドの要心無用も見終わってるんですけど、この三人の中でチャップリンのとっぴつすべき点は”情”の部分なんでしょうね。おかしいおかしいで大笑いしている影に悲しみが隠れているところがなんとも言えない。そんなチャップリンだからこういう悲劇をとってもきちんとまとまるんだなぁと改めて思いました。しかしこういう女性とだけ縁がないなんて、いやはやなんとも・・。それもチャップリンらしいんでしょうかね。

「巴里の女性」に思う・・・。

 FROSTさん・・・今日は。
うーーーん。終にチャップリンときましたか。でもこの「巴里の女性」(23)はチャップリンにとって色んな意味で画期的な作品でしたね・・・。
淀川長治先生のチャップリンに対する思い入れの程は周知の事実だが・・・天才チャップリンの私生活から見えてくる際立った才能?を映画少年の独断と偏見で考えてみた・・・。
チャップリンの結婚・離婚・スキャンダルの数々は余りにも有名。この事を映画フアンはどの様に考えていたのだろう・・・。
最初の結婚相手は女優のミルドレッド・ハリス嬢(16歳・2年後に離婚)・・・そしてリタ・グレイ嬢(16歳・3年後に離婚)・・・次の相手ポーレット・ゴダード嬢(31歳・彼47歳6年後に別れる)・・・そして翌年、かのユージン・オニールの娘18歳のウーナ嬢と結ばれ晩年まで・・・。こうして結婚・離婚を繰り返した一方・・・この「巴里の女性」で主人公に起用したエドナ・パーヴイアンス嬢は生涯の恋人だった様ですね・・・。こうしたチャップリンを一般人の感覚ではダラシガナイと思っているでしょうね・・・。しかし、この映画界では気にもならない日常茶飯事であったわけで・・・男と女の関係はスポーツ感覚にも思える・・・これは全くの私見です。映画少年は・・・こうしたチャップリンの女性遍歴は・・・彼の多面的な才能の証だろうと考えている。それは誰もが持ち得ない繊細な気配りと優しさの凄さであり・・・特に若い女性をも惹きつける雰囲気と感性を兼ね備えた稀有な男性だったと云うことであり・・・憧れます。(笑)
欧州貴族に見る社交界の「粋」な男女の戯れを扱った映画は数え切れない・・・「たそがれの維納」(34)などは・・・映画少年グリーンベイの推す、男女の「粋」な内容の映画としては最高峰だと思っているのだが・・・。

エドナ・パーヴィアンスがえらく太っていたのが印象的な映画でした。
エドナはず~っとチャップリンを愛していましたね。初期の映画では、彼女が全てヒロインでした。チャップリンも彼女を愛していたんでしょう。しかしチャップリンってロリコンだったから、いつのまにか恋愛の対象から外れてしまったのかな?それとも、「ハリウッド・バビロン」にも書かれていたように、ウィリアム・デズモンド・テイラー監督殺害に(まぁ、少しにしても)関わってしまったのが、チャップリンの気持ちが引いてしまったのかな?
でもチャップリンはエドナを見捨てなかった。彼女が死ぬまで、給料を払い続けていた。なんて美しい心を打つ話なんでしょう。
「黄金狂時代」でも、この作品でもそうですが、彼の作る映画は情緒面では古びてはいませんね。
そこが天才なるゆえんでしょうかねぇ…。
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