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#0026 キーストン時代のチャップリン短編映画-3(1914年)

笑ひガス
『笑ひガス』

監督も始めたチャップリンですが、最初の頃は以前の作品に似たプロットのものも散見されるようです。またメーベル・ノーマンドの作品では徹底した悪役を演ずる彼が、自作ではそこまでワルに徹しきっていないところも興味深い。まだまだ作品スタイルは試行錯誤ながら、今までの悪役イメージを脱皮したいと思っていたのでしょうか。監督8作目の『笑ひのガス』あたりになると演出の冴えが見え始めます。

『にわか雨』(とんだ災難)Caught in the Rain 1914年5月4日 チャールズ・チャップリン監督
チャップリンが人妻にちょっかいを出すおなじみのパターン。ストーリー自体は可もなく不可もなく、最後のドタバタも派手ではありません。他の出演者とのカラミよりも、ホテルの階段で滑って転んでや寝る前の服を脱ぐシーンなど、チャップリンの一人芸が面白い。チャップリンの例の衣装はどうなっているのか知ることが出来ます。チャップリンの作品では警官が良く登場しますが、5人組みの『キーストン・コップス』は初めてかな?。ストーリーは、ヘンリー・レアマンが書いた『メーベルの奇妙な苦境』に良く似ています。

『忙しい一日』A Busy Day 1914年5月7日 チャールズ・チャップリン監督
チャップリンの初女装作品。なりきってますね。浮気者の夫(マック・スウェイン)、警官との乱闘が見もの。途中チャップリンが報道カメラに写りたがるシーンがありますが、これは出演第二作の『ヴェニスにおける子供自動車競走』(ヘンリー・レアマン台本)にそっくり。監督やり始めのチャップリン、ちょっとこの時期以前の作品をパクリ気味?

『ノックアウト』The Knockout 1914年6月11日 チャールズ・アヴェリー監督
もともとロスコー・アーバックル主役の作品なので、チャップリン監督ではありません。賞金目当てでボクシングの草試合に出る力自慢のでぶ君。相手は、昼飯食いたさにチャンピオンの名を語って出場したチンピラ。でぶ君の怪力ぶりを恐れて八百長を申し入れる。楽勝ムードのでぶ君だが、いつの間にか相手は本物のチャンピオンと入れ替わり・・・・。そして、チャップリンは、試合のレフェリーとして三分間だけ登場。アーバックルあの巨体で見せるアクションはかなりハイレベルだと思うのですが、チャップリンが絡みだしたとたんにアーバックル含めて他の役者はすべて食われてしまいました。ボクサーとの絶妙のカラミも体術の差を見せ付けていますが、ボクサーの前に出て勝手に演技するところもあり、ここでもチャップリンの”何が何でも目立つ”という姿勢が見られます。

『メーベルの忙しい一日』Mabel's Busy Day 1914年6月13日 メーベル・ノーマンド監督
メーベル監督作品では、やはりチャップリンは札付きの悪党役になるようです。自動車レース(このシチュエーションも多い)会場でホットドックを売るメーベルとホットドックをかっぱらうチャップリン。おなじみの警官もからんで大乱闘になります。チャップリンとメーベルの蹴りがどんどん達者になってきていますね・笑

『メーベルの結婚生活』Mabel's Married Life 1914年6月20日 チャールズ・チャップリン監督
新婚さんのチャップリンとメーベル。女たらしのマック・スウェインにちょっかいを出され四苦八苦したメーベルは、チャップリンを鍛えるべくトレーニング用のノックアウト人形(倒れても戻ってくるやつね)を購入してホテルの部屋で彼の帰りを待ちます。一方のチャップリンは、バーで酔っ払ってマック・スウェインたちと大乱闘。全員張り倒して、泥酔状態でホテルに戻ってきます。で、後はご想像の通りノックアウト人形を相手にチャップリンの一人舞台。メーベルも絡んで大いに笑わせてくれます。この頃のチャップリンの体術はもう絶品の域ですが、メーベル・ノーマンドも全く負けてませんね。見所です。

『笑ひのガス』Laughing Gas 1914年7月9日 チャールズ・チャップリン監督
今回の舞台は歯科医院。チャップリンは歯医者のフリをしたがる雑用係。ひとしきり来院患者や歯科技工士とドタバタを繰り広げたころ、歯科医が麻酔ガスと間違えて笑いガスを吸わせてしまい、患者の目が覚めなくなってしまう。薬を買いに出たチャップリンは外でも揉め事を起こし、その相手もみんなは医者にやってきて最後のドタバタとなります。同じような展開ばかりのキーストンコメディですが、登場人物の絡み方とテンポの良さで、この作品はかなり良く出来ていますね。。チャップリンが薬を買いに行くシーンでは、歯医者・歯医者の奥さん・チャップリンと3つに場面が分かれますが、そこからすべてが歯科医院に集約されてくるくだりが見ていて大変面白い。チャップリンの演出の才能を感じることが出来る作品でした。

(参考文献:「チャップリンのために」 大野裕之編集 とっても便利出版部発行より)

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