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#0028『花様年華』ウォン・カーウァイ監督 2000年香港

花様年華
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監督・製作・脚本:ウォン・カーウァイ
撮影:クリストファー・ドイル/リー・ピンビン
出演:トニー・レオン/マギー・チャン
    スー・ピンラン/レベッカ・パン
    ライ・チン

<作品関連情報>
    ⇒IMDb(英語)

果たして夢か幻か?

漂泊感が独特の魅力を感じさせてくれる作品。ラストシーンの台詞でなるほどと思いましたが、この映画はチャウ(トニー・レオン)の昔の恋の記憶を”そのまま”映像にしようとしていると考えても面白そうですよね。何年も後になって彼の心の中にしまいこまれている忘れられない想いと、懐かしさと、後悔の念と、記憶の輪郭すらぼやけてきている、そんなものを”そのまま”映像化しようとしているのではと。ラストで木にほった穴に密かな想いを告白する、その数分間にチャウの頭の中にめぐった映像。

チャン夫人(マギー・チャン)自身のことと彼女と一緒に過ごした思い出以外はほとんどがはっきりと描かれない。二人以外の登場人物にこれといった主体性はないし、二人の妻や夫にいたっては姿すらほとんど見せない。たびたび登場するスローモーションやミラーイメージ、物の影から覗く限られたイメージを多用して、明確な映像感を与えない。ストーリーもジャンプを重ねて、時間感覚や前後のつながりがあいまいになる。屋台に続く路地の階段でのすれ違い、雨宿り、タクシー、お互いの部屋のドアの前での会話など、同じようなシチュエーションが繰り返し映し出され、その繰り返しの中で二人の関係が少しずつ変わっていく。やはり何度も出てくる食事のシーン(皿に残るチマキの皮やジャーからずるずる出てくる麺など)がいくらかの現実感を残している。そしてあの音楽ですねぇ。

全ては、いまや定かでなくなった昔の記憶を覗き込むような、幻のような感覚を観客に与えるために作られている。もとより、大人同士のはかないラブストーリーも素敵だと思いますが、それも含めて雰囲気を味わうヴィジュアル系の映画。まさに、Im the mood for love.にほんブログ村 映画ブログへ


チャン夫人のイメージは、知的で、美しくて、エロティックで・・・。チャイナドレスは彼女のためにあると言っても過言ではないでしょう(過言ですか?)。シーンごとに違うドレスで登場して全部で46着になったそうです。引越しが終わって、マージャンをする夫にキャメルを届け、椅子の肘掛に腰掛けるシーンが。。。。。多分一生忘れないですわ。その直後に邪魔な女が場面に入り込んでくるなと思ったら、これはチャウの奥さんなんですね(どうでもいいですが)。

チャン夫人を演じているマギー・チャンはジャッキー・チェンの『ポリス・ストーリー』("85)のヒロインを演じていた。確か、黄色っぽいジャケットに白いパンツ姿で悪役に蹴り飛ばされて階段から転げ落ちてませんでしたっけ?あの、きゃーきゃーうるさかった小娘(失礼!)が、15年を経てこんなに情感溢れる女優さんになるとは・・・。やはり正しく時間を積み重ねることは大切(かつ偉大)ですね。

ウォン・カーウァイ監督とクリストファー・ドイルが仕掛けてくるこの雰囲気はかなり確信犯的な胡散臭さを感じなくもないので、そこら辺に敏感な人にとっては嫌な作品でしょうね。私は好きです。

★★★★☆

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トニー・レオン ウォン・カーウァイ マギー・チャン

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